2024年4月
去年の年末に知った「奇幻動物森林 樋口裕子展」。
調べてみると、規模も大きく台湾限定のグッズもあり、行きたい!!!と思ったのだけど、だめだ、今、仕事忙しすぎて休めない…と、早々に諦めた(←土日だけの1泊2日や0泊2日で行くつもりはさらさらないため)。
でも、忙しくなればなるほど日に日に行きたい気持ちが強まる。
ただの現実逃避なんだけど。
ある日、ふと、年度末・年度初めのどさくさに紛れれば、1日くらい会社休んでも誰も気に留めないはず!と思い付く(というか箍が外れるというか振り切れるというか…)。
ということで、会期終了まであと数日というところで、「奇幻動物森林 樋口裕子展」へ行ってきた。
ランチの雙月食品社から歩いて中正紀念堂へ。
というのも、「奇幻動物森林 樋口裕子展」の会場は、中正紀念堂2、3展廳。
中正紀念堂にホールがあるのも知らなかった。というか、中正紀念堂に行くのは初めて台湾に行ったとき以来。
「中正紀念堂に来るの、たぶん35年ぶりだわ。一番最初の台湾にきたとき連れて来られたけど、そのあと用がなかったし」と言うと、Qちゃんは「國家音樂廳によく行く。向こう側に國家戲劇院もあって、そちらにもたまに行く」そう。
なんせ、35年前なので兩廳院を見た覚えがない。
「大中至正」と掲げられた大きな門と真っ白な壁と真っ青な屋根のこれまた大きな中華式な建物とだったっぴろい敷地に圧倒されたのと、国父記念館に比べてめちゃくちゃ立派だなぁと思ったことはよく覚えている。
話を戻して、奇幻動物森林 樋口裕子展。
東京で開催された展覧会はほぼ見に行ってはいるのだけど、今回は規模が大きそうなのと、台湾限定のグッズがほしかったので、すごく楽しみにしていた。
会期終了間際だからか、平日だけどすごく混雑していて、結構並んだ。
でね、並んでいる人が日本とはだいぶ違う。
本当に老若男女なの。
小学生くらいの子どもから、結構なおじいさんおばあさんまで。
日本では女性ファンの方が多いけど、男性も結構いる。
入る前に写真OKなゾーンの写真の撮り方の説明があって、それは日本とだいたい同じだったんだけど、
日本と決定的に違うのは、台湾人、絶対、写真に自分を入れる。
台湾人の写真好きをリサーチ済みなのか、イラストと人が一緒に撮れるようなレイアウト↓がすごく多い。
そしてみんな並んででも絶対にそこで撮る。
何ポーズも何枚も納得するまで撮るから、写真スポットはすごく混雑している。
斯く言う私も撮ったけれど。
どれかの展覧会では見たことはあるけれど、それが一堂に集められていると、見応え満点!
めちゃくちゃ充実していてお得な気分♡♡♡
そんな怒涛の作品群を見終えたあとは、お待ちかねのグッズ購入。
が、欲しかったものは何ひとつ残っていなかった(泣)。
入場しなくてもグッズを買うためだけにショップに入れたため、会期が始まってすぐにQちゃんに買ってもらえば良かった。
入場しなきゃ買えないもんだと思ってたから、頼まなかったの…。
確認しておけばよかったと心底後悔(泣)。
でもね、ショップに入った途端に、店員さんが豆皿のセットを持って、「◯◯元だった豆皿セットが今なら△△元!」とオススメしている。
えっ、ディスカウントありなの?と驚きつつ、何を買おうか見て回ると、「1個買ったら1個おまけ」とか「1個買ったら2個目半額」とかポップが貼ってある。
ブランディング的にいいのかなぁ?
会期終了間近に展覧会に行ったことがないので(というか、どちらかと言えばグッズ売り切れを懸念してなるべく初めの頃に行くので)、日本の展覧会でも、会期終了間近にはグッズの叩き売りディスカウントをしているのだろうか?
感覚的には日本では割引販売はしない気がする。
これが、買一送一になっていたお守り。
ガーゼハンカチ
小茶栽堂とコラボのティーバッグ
バインダー
絵本
入場券
お名前シール
(漢字も対応していたんだけど、何度書いても正しく認識してくれなくて、英語に切り替えた(泣))
***
上でちょこっと国父記念館の話を書いたので、備忘録。
捷運に乗っていて国父記念館駅に到着したとき、車内案内表示機の英語表記が「S.Y.S Memorial Hall」となっていた。
あれ?国父って孫文で孫中山だよね、ウェード式でも通用拼音でもS.Y.Sにはならないよね?
真ん中はCかJ(通用拼音はあやふやなので、間違ってるかも)だよね?
なんでY?
と思い、Qちゃんに聞いてみた。
「逸仙のYだよ。別號。」とのこと。
あー、逸仙という名前も言われれば記憶の彼方にあった。
言い訳がましくQちゃんには、「日本人は、孫文か孫中山しかぱっと出て来ないと思う」と言っておいた(←私だけか...)。
Qちゃんの説明を聞いたときは、S.Y.S Memorial Hallという車内の表示しか見てなくて、逸だからYなのねと納得していたんだけど、このブログを書くにあたって捷運の路線図を見ていたら、国父記念館駅の英語表記が「Sun Yat-sen Memorial Hall」となっていた。
逸仙がYat-sen?と思ったら、広東語のローマ字表記だって。
ああ、広東省出身でしたわ。
広東省にいたとき、やたらと中山〇〇があったっけ。
と、駅名から自分の無知を思い知る(恥)。