ポリマークレイ&聖なる植物ジュエリーVishnupriya 

ポリマークレイ&聖なる植物ジュエリーVishnupriya 

ポリマークレイ(樹脂粘土)と、インドで聖なる植物として大切にされているルドラークシャを使ったジュエリーの制作日記です。
※記事は追記・修正している事があります。

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ヴィシュヌプリヤです、読んで下さってありがとうございます(╹◡╹)♡。

 

明日から5月ですね、ヒバリが高い声で鳴きツバメの巣からは雛たちのさえずりが賑やかに聞こえてきます。春の花々も次々に咲いていっていますが、今は木香薔薇が満開で、散歩をしているとあちこちの家の庭に淡い黄色の可愛い花がたくさん見られて幸せな気分になります。

 

ここしばらくポリマークレイで天然石のような印象を出す方法を試しています。天然石や宝石が好きで以前はたくさん集めていました。ひとつひとつ異なった輝きや色、模様の石は見飽きることが無く、好みの石を眺めているのが好きでした。

 

ポリマークレイは色々な表現が可能な素材です。ネットで検索するとポリマークレイで作るフェイクストーンやフェイクレザー、フェイクウッドなどがたくさん出てくるのですが、フェイク○○なのがいつも気持ちに引っかかっていました。

 

石や革や木のそっくりさんにしてしまうと、どうしてもその素材より下の位置に来てしまうため、ポリマークレイ独自の表現ができたらいいなと思っています。

 

そんな事をあれこれ考えつつ、私が天然石から受ける印象、見ていて心地良い色や模様、柔らかな輝きを感じられる作品を作ってみようと思いシンプルなハニカムモチーフのブローチを制作してみました。

 

 

 

トランスルーセント(半透明)クレイにオイルパステルで色づけして深い青色を出しました。ラピスラズリのようなイメージです。

 

ピンク寄りの紫も好きな色なので、トランスルーセントクレイに紫とピンクのアルコールインクで色付けしてアメトリンの雰囲気のブローチも作りました。

 

 

アルコールインクで色付けしたクレイは加熱温度によって発色が違ってくるものがあります。私の使っているコピックインクは紫系やピンク系のインクが特にそうで、低温だと淡い色調、高温だと鮮やかな色になります。上画像の作品は高温で加熱して濃色にしました。

 

  

 

ホワイトオパールのピンク系とグリーン系ブローチも制作。ピンク、紫、緑と水色はアルコールインク、黄色は岩絵の具で着色しています。淡い色合いにしたかったため、こちらは低温で加熱しました。

 

上画像左側のホワイトオパールピンク系作品は以下の様な材料で作りました。

 

 

トランスルーセントクレイにアルコールインクや岩絵の具、グラマーダストで色付けしたものを用意し、細かく砕いて混ぜ合わせます。

 

アクリル絵の具のパール色を少量付け、筒状にまとめてスライサーで5mm厚程度にカットし薄く伸ばします。

 

今回は六角形のパーツを組み合わせますので伸ばしたクレイに六角形に切った紙型を乗せてスライサーでカットし、オーブンで加熱しました。

 

 

六角形パーツを6枚組み合わせてクレイで裏張りをし、加熱→ブローチ金具の取り付け→加熱を繰り返して完成です。

 

一つ上側の画像にイヤリングやピアスパーツが載っているのは、六角形の小さなスタッドピアスを作ろうと思ったのですが、結局この色では淡すぎてピアスには合わなかったため、以下のような明るい青色で制作しました。

 

  

 

小さなサイズの作品は色がはっきりしていたり単純な模様の方がバランスが良いのだということに最近気づきました( ˙-˙ )。

 

天然石のような雰囲気が出せる技法はこれから色々な展開ができそうで楽しみです♪♪

  

 

 

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春爛漫ですね。昨日は仕事の用事があって上野まで出かけたのですが、久しぶりの上野だったので明日4/7(日)まで東京都美術館で開催の「奇想の系譜」展も観てきました。

 

以前から友人に勧められていたのですが何とか会期中に行くことが出来ました。白隠禅師の「達磨図(赤達磨)」や大好きな「乞食大燈図」が展示されていて嬉しくてテンションが上がりました。

 

ミュージーアムショップでは白隠達磨のクッキー型が販売されていたようなのですが、売り切れていてとても残念。渋い達磨さんのごまクッキーを焼いてみたかったです。

 

帰りは上野公園を通り抜けて最寄り駅まで歩いてみました。公園は満開の桜で、風が強かったため桜吹雪の中を歩くかたちとなりとても風情がありました。

 

 

先日お客さまより、ネットのハンドメイドサイトに出品している鳩のブローチのオリジナルカラーでの制作ご依頼をいただきました。

 

自宅で飼っておられる鳥さんの色味で作って下さいとのことで、参考画像をお送りいただき制作しました。お客さまに了解をいただき、少し色味を変えた作品をネットショップでも販売させていただく事にしました。桃色の羽ばたく鳩のブローチです。

 

 

 

今回作品にはパルドクレイを使用しました。

 

最初に単純な模様の円筒形クレイを5個用意し、それぞれの筒を4等分に切り分け組み換えて模様を出していきます。

 

 

鳥の胴体にはパーフェクトジェルグルーでスワロフスキービーズの瞳を留め、胴体と翼、尾の貼り合わせにはリキッドスカルピーを、裏側にはウルトラ多用途SUクリヤーでブローチ金具を接着し120℃のオーブンで10分加熱して完成です。

 

ショップでの通常販売品には他にアクアマリンと桜ピンクのお色があります。

 

    

 

鳩のブローチはシンプルなお色が良いかな、と思っていたのですが、お客さまからご意見をいただくと自分では思いつかない新しい色合いの作品が生まれ、また様々な発見もありとても楽しく勉強になっています。

 

*追記:インスタグラムを始めました。

vishnupriya.clayjewelry です。よろしくお願い致します!

https://www.instagram.com/vishnupriya.clayjewelry/?hl=ja

 

 

 

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春分を過ぎて春本番ですね、早朝に鶯のさえずりで目が覚めたりするととても幸せな気持ちになります。

 

ミモザにコブシに沈丁花、私の住んでいる千葉ではソメイヨシノはまだつぼみですがこちらもそろそろ咲き始めそうです。

 

先日お客さまよりアゲハ蝶モチーフの帯留めの再販ご依頼をいただきました。グリーンとパープルのお色味でお作りしたのですが、今回帯留めと一緒に同じデザインでブローチも制作しました。

 

 

 

 

青紫色とピーチカラーでも制作。

 

  

 

クレイはパルドを使用しました。ピーチカラーの作品ではアートクレイプラチナ、アートクレイゴールド、アートクレイオレンジ、ジュエリークレイホワイト、ジュエリークレイレッドファイヤーオパールの5色を使っています。

 

アゲハ蝶の作品では最初に単純な模様の円筒形クレイを5個用意し、それぞれを細く伸ばしてスライサーで切り分けながらさらに模様を作っていきます。

 

 

切り分けたパーツをまとめて円筒形にし、3mm程度の厚みにスライスして翅の形に整え、レザー用刻印で模様入れをし120℃のオーブンで8分ほど加熱します。加熱後は作品の色味が一段濃くなります。

 

 

加熱後のクレイに金具を接着する際はウルトラ多用途SUクリヤーを、スワロフスキービーズの接着にはスコッチスーパー多用途2プレミアムゴールドを使用しました。

 

 

ブローチはどのお色もデニム生地のジャケットなどに良く合います。帯留めはピーチカラーが一番使い易いでしょうか。浴衣ですと強いお色味も良いですね。

 

色によって印象が変わる作品ですのでもっと色々な色の組み合わせで作ってみたいなと思いました。ゴールドとシルバーやゴールドとインディゴの組み合わせなども大人っぽくて良いかもしれません。また夏までに作れたらいいなと思います。

 

 

 

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立春を迎え空の色が柔らかに春めいてきています。大好きな春が近づいて来ると思うと、寒さが厳しい中でも心弾みます。

 

新年のご挨拶が大変遅くなりましたが本年もどうぞよろしくお願い致しますm(_ _)m。

 

ここしばらくネットショップで扱っている作品のリニューアルを進めています。作品に使用しているポリマークレイをオーブンクレイPardoという新しくドイツから入ってきた蜜蝋入りのクレイに変更していっているのですが(強度が高いためこちらのクレイをメインで使用する事にしました)、今まで使用していたクレイと発色の仕方が異なっているため、以前制作したことのあるデザインでも同じ色調に仕上げる事が難しく、リニューアルという形にさせていただいています。

 

今回は牡丹桜(八重桜)の帯留めを作りました。淡いオレンジとピンクのピーチカラーグラデーションでとても甘い雰囲気です。

 

 

 

帯留めの裏側上部に小さなスワロフスキービーズを留めて作品の上下が分かりやすいようにしています。

 

以前お客さまから帯留めを身に付ける際に上下確認をするのが手間になることがあるということを教えて頂いたため、上下が分かりづらい帯留めについてはこういった形で対応させていただくことにしました。

 

こういったことは制作する側は気づかなかったりするので教えていただけありがたかったです。

 

今回花びらを立体的にするため中央に浅い凹みを付けた型を使用しました。型はスクラップクレイ(余ったクレイをまとめたもの)で制作。花びらのフリルは金属棒で軽く押さえて付けました。

 

 

クレイに帯留め金具を接着する際はウルトラ多用途SUクリヤーを、スワロフスキービーズの接着にはスコッチスーパー多用途2プレミアムゴールドを使用しました。ポリマークレイへ他素材を接着する際、結構取れやすいため何種類かの接着剤を使い分けています。

 

八重桜モチーフの帯留めは毎年制作しているのですが、年ごとに少しずつデザインを変更していっています。今年は以下の2点を最初に作りました。

 

  

 

明るい蜜柑色と優しいピンク色です。花びらを二重にしてみました。他の色合いも作ろうと思っていたのですが、作っている途中で花びらに金属棒で凹みをつけてフリルにしても華やかな雰囲気になって良いかもしれないと思い、続いて作った青系ピンク、紫、ピーチカラーはフリルな花びらの作品にし、作品タイトルも八重桜から牡丹桜に変更しました。

 

  

 

私は淡い色が好きなので薄めの色に仕上げたいのですが、Pardoはカラークレイの力が強く、プラチナ色(品番:157-2905マイカプラチナ)で薄めてもなかなか淡色になってくれません。

 

焼成前後で多少色が異なってくることもあり(焼成後に少し濃くなるようです)、ちょっと薄すぎるかな?というくらいにした方が仕上がりの色が丁度良くなるような気がします。

 

 

Pardoクレイは色数が多く全部で83色あります。どのクレイを使うと好みの色になるのか、色を薄めるにはパール色を使うのかプラチナなのか半透明クレイを加えた方が良いのか、色々実験を繰り返しました。

 

数が多い中で色を作るのは結構大変に感じましたので、Pardoクレイの中で以下の18色を選び、これらのクレイを混色することで好みの色を作ることにしました。

 

オレンジ、黄色、プラチナ色については色調が異なる2種類ずつを使用しています。

 

 

色々試していると時間がいくらあっても足りませんが、私は実験するのが好きなため、あれこれ悩みながらもとても楽しい時間となっています。

 

 

 

※牡丹桜帯留めのピーチカラー(作品名:牡丹桜帯留め*ピーチメルバ*)は、本日2019年2月5日よりハンドメイド通販サイトCreemaのメルマガ【Creema公式SNSで話題になった作品19選】で取り上げていただいています、ありがとうございます♪♪

 

 

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今日は冬至ですね。千葉は小雨混じりの肌寒い天気です。

 

私は夕方の時間帯に散歩に出かけることが多いのですが、散歩道の途中にある野原も日ごとに冬枯れが進んで、ススキは穂が開きセイタカアワダチソウも綺麗な黄色から綿毛になっています。

 

夕暮れ時の色褪せたススキ野原にたくさんのスズメが群れ飛んでいる様子は味わいがあります。

 

日が落ちると急激に寒くなるのですが、散歩のゴール地点に大きな書店があり、冷えた体を暖めるためによく立ち寄っています。

 

書店の特集コーナーを覗いてみると古事記を取り上げていました。

 

私が学生の頃は古事記や日本書紀は習わなかったため日本の神様についての知識がほぼ無いのですが、可愛らしいイラストが付いていたり漫画になっている古事記もありとても読みやすく面白いです。

 

日本神話の神様の中にはアクセサリーのモチーフにさせていただけそうな方がたくさんおられます。いつか作ってみたいなと思っているのですが、今回はハンドメイドサイト用に作った新作の桜帯留めに木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)の名前をお借りしました。

 

木花咲耶姫は富士山の浅間神社に祀られている神様なのですね。

 

天照大神の孫ニニギノミコトの奥様だそうですが、身籠もった際、ニニギに他の神様との間の子どもでは無いかと疑われたため産屋に火を放って出産し潔白を証明したそうで、美しい上に激しい方で素敵です。

 

インドのラーマーヤナの中でもラーマの妃シーター様が同じように不義を疑われた際に火の中に入って無実を証明した話があるので(疑ったのはラーマでは無く国民ですが)、神話は国が違っていても似た部分があり面白いです。

 

私は今までにも桜のアクセサリーを色々作ってきているため、作品タイトルも、桜、さくら、サクラ、sakura、桜花、夜桜、寒緋桜と桜の名前をほぼ使い切ってしまいました。

 

古事記関連の本の中に、サクラの語源はコノハナサクヤヒメのサクヤだという記載があったため、今回の桜の帯留めを木花咲耶姫としました。

 

木花咲耶姫は激しい女性という印象でしたので最初に赤で作りました。

 

 

使用したのはPardoクレイです。クレイに強度があるため花びらの厚みは3mm程度にしました。

 

今までは破損を防ぐため5mm以上の厚みが出るようにしていたのですが、以前お客様より、帯留めは帯にぴたっと付くような薄手のものの方が見た目が良く使いやすいですと教えて頂いた事があり、その事がずっと心にかかっていたため、今回Pardoで薄く作れて本当に嬉しいです。

 

 

今回の作品では帯留め金具とスワロフスキービーズの本体への接着にはウルトラ多用途SUクリヤーを、まためしべにあたる金属(メタルフラワー)部分へのアクリルパールの接着にはレジン液を使いました。

 

 

淡いピンク色と黒紫でも制作。

 

  

 

黒紫はPardoのトランスルーセント(半透明)クレイをアルコールインク(コピックバリオスインク補充用)で色付けしました。

 

0.7mm厚に伸ばしたクレイに爪楊枝でインクを垂らして伸ばし、半日ほど置いて完全に乾いてからよく練って使います。

 

 

今回は120℃のオーブンで8分加熱しましたが、アルコールインクでクレイに着色した場合、150℃加熱だと色が濃く出たり鮮やかになったりするため作品によって加熱温度を変えています。

 

黒に近い紫はかなり渋い色調ですが、こういった色の方が着物にしっくり馴染んだりするため、帯留め作品は手持ちの小紋に合わせて色決めをしたりしています。

 

 

 

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