草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

今待望されているのは日本派保守の政治家だ

2024年04月25日 | 安全保障
 現在の保守は親米派、親中ロシア派、さらには日本派の三つに大きく部類されます。それぞれに言い分があるのは分かります、米国を始めとする欧米との関係を重視しなければ、日本は困難に直面するというのは、まさしくその通りです。隣国に中国があることは無視できないし、ロシアとの連携を強化すれば、我が国のメリットが大きいことは確かです。
 しかし、親米派は米国が国家として没落しつつあることを認識していません。それでも最後の砦がイスラエル擁護であり、その一点は今後も変わらないでしょうが、東アジアからは手を引こうとしています。もはや米国依存ではいられなくなっているのです。
 親中ロシア派の人たちは相手を信用し過ぎます。力に対して力で対抗しなければ、もはや日本は飲み込まれてしまいます。昨日の香港は、今日の台湾であり、明日の日本の姿なのです。
 残された選択肢は日本派保守しかありません。国土が戦場にならないためには、4カ月で可能ともいわれる核保有は、もはや避けては通れなくなっています。
 日本が自立した国家となり、混乱した世界の中で、自由と民主主義を守る国際的な役割を果たす時代が到来したのです。それは戦前への回帰ではありません。1億2千万人の日本国民の命を守ることなのです。
 エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、サミュエル・ハンチントン、ヘンリー・キッシンジャーなどの欧米の識者が指摘している通りなのです。
 今回の衆議院補選ではどこの政党もそうしたことを語ってはいません。せいぜい「裏カネ」といって自民党を批判しているだけです。
 日本派は高度な政治的判断をしなくてはなりません。日本保守党は素人集団であっては困ります。自民党、維新の会、国民民主党のなかの日本派の政治家を応援しなければなりません。世界を支配している者たちが誰であるかよりも、日本国民の命を守ってくれる力こそが求められているのです。お互いに罵倒しているときではないのです。
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岸田政治を終わらせるために保守派が結束すべきだ

2024年04月25日 | 政局
 このままでは立憲が衆議院補選で三勝してしまう。いつものように多くのマスコミはそれを望んでいるようだ。もはや自民党はガタガタである。
 その一方で、自民党に取って代わる政党はどこにもない。日本保守党や参政党も一大勢力になることは難しい。三小選挙区の選挙民は、誰に投票してよいのか、最後の最後まで迷うのではないだろうか。
 このようなことになった最大の責任は、自民党総裁の岸田文雄首相にある。安倍さん亡き後の自民党から、保守派を追い出そうとして、手段を選ばなかったからである。
 その一は核についての議論の封印である。安倍さんの危機意識を共有することなく、それを口にすることすら拒否した。ウクライナがロシアに攻められ。今まさに台湾有事が叫ばれているのは、いずれも核なき国家の悲劇である。それを認識せずして、いくら通常兵器を増やしても、それは戦争を阻止する抑止力にはならないのである。
 その二は旧統一協会への弾圧である。自分たちも含めて選挙で世話になっていたにもかかわらず、清和研(安倍派)を排除する口実に利用した。信仰の自由に干渉するようようなことを、あえて岸田首相は行った。マスコミの言いなりになって超えてはならない一線を超えてしまったのである。
 その三は政治資金規正法の不記載をめぐってである。清和研ばかりでなく、岸田首相が属する宏池会や、志帥会(二階派)でも行われていたのに、国民の批判を清和研に集中するように仕向けた。自民党以外の政党が同じようなことをしていても、それで反撃に転じることはなかった。それこそ自民党をぶち壊してしまったのだ。
 その四は財務省に物申せないことだ。消費税は上げなくても、保険料などを上げることで、岸田首相は国民に負担を強いてきており、景気に水を差すことばかり行っている。保守派が望むような積極財政ではなく、緊縮に舵を切って、国民生活を破壊しようとしている。
 これに対して、清和研は何一つ反撃をすることができなかった。大臣になりたくて唯々諾々と従ったのである。結束するエネルギーすら失ってしまった。
 今我々がすべきは、党派を超えた保守派の結集である。問題はどこがその受け皿になるかだ。日本保守党や参政党に期待したが、時間的にもはや間に合わない。今回の補選を受けて、自民党保守派は覚悟を決めるべきだろう。
 立ち上がれ日本や次世代の党のときとは状況が違っている。自民党内にとどまるべきか、飛び出して保守派の受け皿をつくるか、ここで決断すべきだろう。日本が日本であり続けるためには、国家として身構えなくてはならないのである。
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讀賣に続いて日経も飯山候補を取り上げず

2024年04月24日 | 日本保守党
 日経新聞の本日付の記事では、讀賣新聞と同じように、日本保守党の飯山陽候補のことについては触れていない。そればかりか「独自候補を見送った自民の支持層は秋元氏に2割弱、金沢、酒井、須藤元気各氏にそれぞれ1割程度と分散している」と書いている。
 ネットでは異常な盛り上がりを見せているのに、実際どうなるかは全く分からない。主に取り上げているのは立憲の酒井菜摘、維新の金沢結衣、無所属の乙武洋匡の三候補である。
 マスコミが飯山候補を無視しているのか、それとも浮上しないで下位に付けているのだろうか。飯山候補が自民支持層の1割も集められないとすれば、保守層からもそっぽを向かれているのだろうか。
 ここまでくれば、安全保障や経済政策で、他の候補との違いを鮮明にすべきだ。核政策の転換や大規模な財政出動などを訴えて欲しい。
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長尾たかし氏の勇み足は批判されても仕方がない

2024年04月24日 | 日本保守党
 選挙運動において、真っ先にすべきは、各種の名簿を集めることである。そこから出発するのだ。しかし、個人情報を大切にするようになってからは、かつてのようにはいかなくなった。
 自民党員の長尾たかし前衆議院議員が、自らの後援会名簿を日本保守党に渡したというのは、断じて許されることではない。有本香事務局長に頼まれたのか、そうではなくて自発的であったかについては、長尾氏自身が明らかにすべきだろう。
 今回の衆議院東京15区の補選において日本保守党は、徹底的に自民党をこき下ろしていた。告示になる前には、自民党本部にまで押しかけていた。その政党と裏ではつながっていたと思われるのは、長尾氏にとってダメージが大きい。
 最大の問題は日本保守党の選挙戦術にある。自民党保守派しか味方がいないわけだから、それとの提携を公然と行えばよかったのだ。候補者を出さない自民党とも交渉できたはずだ。多数派を形成するのが政治の原則である。しかし、そんなことを忘れてしまい、言いたいことを口にして、自ら墓穴を掘ってしまったのではないか。
 真実のほどは定かではないが、有本事務局長は、これまでの人間関係もあって、裏では自民党の保守派に働きかけをしていたのではないか。だったらば、あのような過激な物言いは慎むべきだった。
 これによって自民党の保守派の立場は悪くなった。これから高市早苗ブームが起きつつあるときに、それに冷水を浴びせるようなことをしたのである。期待していただけに、ただただ残念でならない。ことの経過を長尾氏は正直に語るべきだろう。
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酒井候補のやや先行より金澤候補と飯山候補の差が気になる

2024年04月23日 | 選挙
 衆議院補選東京15区の朝日新聞と共同通信の世論調査の結果が出た。どちらも立民の酒井菜摘候補がやや先行し、それを維新の金澤結衣、日本保守党の飯山陽の両候補が追う展開になっているという。当初予想された通りで、酒井候補は立民と共産党だけで当選は揺るがないとみられていたが、ここにきて金澤と飯山の両候補が激しく追い上げているのだろう。
 金澤候補と飯山候補の現時点での差がどれだけあるかだ。すでにその数字を各陣営は掴んでいると思う。それが分からないので何とも言えないが、立憲の議席を与えたくない保守層は、金澤か飯山のうちの二位に付けている候補に票を入れるのではないだろうか。
 しかし、ここにきて岩田温氏などが飯山候補支持を明確に打ち出したのは、金澤候補と飯山候補との差がそれほどないからなのだろうか。維新の目玉政策である万博政策への批判はかなり強く、それが選戦に影響しているからだろう。
 選挙戦は実質的には終盤戦に入ってきている。日本保守党が特定野党と同じように、自民党批判を激しく繰り広げているが、それが結果的にどうなるのか。組織的な選挙戦というよりも、ユーチューバーの有名人に依存して、どぶ板とは無縁なやり方でどこまで通用するのか。勝敗だけでなくその点もまた注目される選挙区である。
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