先日ダックスサイドタンク(初代)を入手しましたので、それに絡めて長々と。
振り返ればダックスに思いを馳せて随分時間が経ちます。
珊瑚のダックスを初めて見たのはナローモデラーの部屋だと思います。当時ろくに調べもせず「ダックス=このクラスの機関車の愛称」と誤認したままズルズルとしてしまいました。
「ダックスとはなんぞや」と本格的に動き出すのはダックス祭後のRMM誌にて、長者丸さんの作品説明の「元々ダックスはペルス·ピラポラ鉄道の機関車を〜」の一文から鉄道名を検索し、作業部日誌V3「ブラジル鉄道動画祭」に辿り着き、程なくまっ茶っ茶に酸化したダックステンダー(初代)を手にします。
当然まともに動くはずも無く、当時(中坊)ジャンク品の足回りを叩き直せるような腕も無か、オリジナルの足回りはゴミに成り果て、中村精密のC56の足回りで以てようやく走れるようになります。この2-6-0テンダー機を16号とさせたのも、ペルス鉄道の4-6-0 16号の影響を受けたものです。
長いこと車両は日本型一辺倒でテーマも点でバラバラ。子供が落書き帳に描いた汽車の絵のような車両を作り続けていましたが「Estrada de ferro1971 Perus-Pirapora Steam on 2ft.Lines Ⅲ」のページをめくり、それまで違う世界に居た機関車たちが1つの鉄道に集められて生きているような鉄道の情景に大きな衝撃を受けます。日本型に拘り過ぎるあまり、活き活きした鉄道の情景を逆に見失っていたように思います。
現在、ペルス鉄道をイメージした石灰石輸送鉄道の展開に向けて構想を練っています。まだ脳内段階ですが、コレドールの広大なヤードや、石灰石の積込みホッパーが再現できればと思っています。理想はレイアウトを囲み「ペルス鉄道に···」と唱和することです
私はメーカー見本のような綺麗な模型は作れませんが、蒸気機関車の生きる心象鉄道を模型で作ることは可能だと思っています。
また今回のダックス他、けむりプロの書籍等を通して鉄コレナローしか知らない世代に先人達の活躍を少しでも伝えられれば幸いです。
最後に、アメロコかぶれな仕掛品を書き連ねて〆とします。
7 2-8-0アルモデルDタンク+片ボギーテンダー
10 0-6-2ダックスサイド ←NewFace
15 2-4-4フォーニー(流山サドル改)
16 2-6-0ダックステンダー改
18 2-6-2 S.R&R.L. #18
19 0-6-0 OLCO#19レプリカ
24 4-6-0 S.R&R.L. #24改
1日も早く彼等を肴に談笑できる日が来ますように
要約→また仕掛品が増えた
あと鉄道名や会社名も考えないといけないネ