行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アカネスミレ、ニオイタチツボスミレ、マルバスミレ

2024-05-17 20:00:59 | 花,植物
4月2日、4日に写したスミレ3種、
アカネスミレ、ニオイタチツボスミレそしてマルバスミレを掲載します。


城山の山道にアカネスミレ(茜菫)が咲き出していました(4/2)。
昨年に比べて少し遅い花のお目見えです。


花色は紅紫色、それを茜色としたのがアカネスミレの名の由来となります。
花期は4~5月で、葉の間から花柄を伸ばして横向きに花を付けます。
花弁には紫色のすじ、側弁の基部には毛があり、
日当たりのよい山地や丘陵地に生育するスミレです。


まだ他の草がほとんど生えていない林間の日当たりに
今年もニオイタチツボスミレがポツンポツンと花を付けていました(4/2)。


花期は4~5月、
地上茎が伸びる前に根出する葉の間から花茎を伸ばし、
横向きから下向きに花をつけます。


タチツボスミレに似ていますが、
花色はタチツボスミレより濃色、紫色です。
また花弁は丸く、基部近くが白色となり、
花全体を見ると花の中心部が白く抜けたように感じます。


4月4日、雨上がりの長池公園にて。
雨に濡れ汚れて、マルバスミレの白い花が咲いていました。


花期の草丈は5~10cm、、
丸みのある葉と純白の花が特徴のスミレです。
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ムササシアブミ、ウラシマソウ

2024-05-16 20:00:16 | 花,植物
3月下旬~4月上旬に写した
ムサシアブミ、ウラシマソウ、ミミガタテンナンショウを並べて見ました。
いずれもサトイモ科テンナンショウ属、
マムシグサの仲間で仏炎苞が特徴です。


3月中旬の薬師池公園にて。
にょきにょきとタケノコのような筒がいくつも出ていました。
ムサシアブミの出芽です。
根元の土にある紅い物体は前年の種実、まだ残っていました。


3月下旬、
筒の中から葉が展開していました。
また、淡緑色と暗紫色のすじ模様の特徴的な仏炎苞も姿を現しています。


4月最初のムサシアブミ(武蔵鐙)。
葉茎が高く伸び、その半分ぐらいの高さで仏炎苞が鎌首を持ち上げています。
仏炎苞は花を包みこむ苞、この中に棒状の花序があります。
この仏炎苞が馬具の鐙に似ていて、
良質の鐙が武蔵の国でつくられていたところからムサシアブミの名が付けられました。


4月上旬の自宅近くの散歩道、
ウラシマソウ(浦島草)の葉がいつのまにか展開し、
名の由来である花序の先端の付属体が釣り糸状に長く伸長していました。


ウラシマソウはサトイモ科テンナンショウ属の宿根性の多年草。
たくさんの葉があるように見えますが、
これは小葉、葉は通常1枚で、成株では11~17枚の小葉がつきます。


道ばたに、まだ若いウラシマソウが生えていました。
成株に比べて小葉の数は少ないのですが、
しっかりと濃紫色の仏炎苞ができ、
その中の肉穂花序先端から浦島太郎の釣り糸にたとえられる付属体を伸ばしています。


4月上旬、
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)も姿を現していました。
仏炎包に耳たぶのような張り出しがあるのが特徴です。

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4月1日、昭和記念公園で黄色の花

2024-05-15 20:00:17 | スナップ
春休み中、
静岡から遊びに来ていた小学生の孫2人を連れて
昭和記念公園へ(4月1日)。


孫たちの希望もあり、
自転車を借りて、緑豊かな公園内を走ることにしました。
車のいない広い公園の自転車道、安心して走らせられ、運動にもなります。
兄妹、2人ともけっこうなスピードで走り、
こちらはついて行くのに必死です。


ポイント、ポイントでとまり、遊具で遊び、花景色を楽しみます。
菜の花が広場を黄色に染めていました。
今日から4月、例年でしたら桜が満開となる時期ですが、
今年は遅く、遠くから見て、木々にうっすらと色づきを感じる程度の開花です。


まだ葉がほとんど見られないのでチョウセンレンギョウでしょうか、
レンギョウが盛り、菜の花に比べると濃い黄色です。


トサミズキも盛り、
株立ちした木にたくさんの花穂をぶら下げていました。
こちらは菜の花に比べて、淡い黄色の花です。


チューリップ畑に白いムスカリの花、
珍しいので、レンズを向けて見ました。
チューリップは咲いているのはまだほんのわずかでした。

この日は孫たちを追いかけるのにいそがしく、
気が付けば、花や虫はほとんど撮れていませんでした。

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今年は遅い開花のサクラたち

2024-05-14 20:00:23 | 花,植物
3月29日、
尾根幹線道路のヨウコウザクラがピンク色となっていました。
調べて見ると、去年に比べて、10日ほど遅い花です。


歩道橋に上がって、
車とヨウコウザクラのある景色を。
昨年は3月19日に同じような写真を撮っていました。
2月が暖かく、3月になって寒かった今年、
3月中下旬に咲く桜たちはどれも例年よりの遅い開花になりました。


歩道橋の真上から、桜咲く道路のカーブを写しました。
車で走っているときは気づきませんでしたが
心地よい曲線です。


幹からの小枝に咲いた花を、
濃いピンク色の花束となっていました。
ヨウコウザクラ、
アマギヨシノとカンヒザクラを交雑させて作出した栽培品種です。


幹の股にもサクラの花束。
木いっぱいに咲く色姿を遠くから観賞するのが素晴らしいサクラですが、
アップに写した花も美しく、レンズを向けたくなります。


これは3月24日の散歩道に写した幹に咲いたサクラの花束。
オオカンザクラと思われます。
3月中旬から下旬、ソメイヨシノより一足早く満開となり、
花は淡紅色でカワヅサクラより少し大きめ、
カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配種との記載があるオオカンザクラです。


3月30日の公園の散歩道、
ここ多摩地区でもソメイヨシノが咲き始めました。
温暖化がうたわれている近年ではかなり遅い開花です。
今年は昔のように、入学式や桜花賞が桜花の中でできそうです。


これも3月30日の地元の公園、オオシマザクラが花開いていました。
ソメイヨシノより少し早く開花するようです。
日本固有種で葉と花と同時に展開する白い桜、
ソメイヨシノなど多くの品種の片親となっています。
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スモモの花景色

2024-05-13 20:00:52 | 花,植物
里谷戸の畑地に並んだスモモが真っ白に咲き、
青空に溶け込んでいました(3/27)。


畑地に植えられた3本のスモモの木、
一斉に白い花を咲かせていました(3/27)。
上谷戸の散歩道から竹林を背景にして、その白い花を。


スモモ(李)はバラ科サクラ属の落葉小高木。
開花時期は3月下旬~4月、
葉の付け根に白い花を1~3個咲かせます。
夏には酸味のある果実をつけます。


谷戸の住宅と遠くの高層住宅を背景にして、
横に長く広がった枝いっぱいに真っ白な花がついています。


スモモの木の奥、
谷戸の小さな池では子供たちがザリガニ捕りをしていました。


この日は晴天の暖かい春日、
久しぶりの青空に白雲がきれいでした。


同日に写したベニバスモモの木、
こちらも枝いっぱいに花を付けていました。
スモモの鑑賞品種、桜(ソメイヨシノ)の少し前に桜に似た花を咲かせ、
名のように葉が紅褐色をしています。


青空と雲とコブシの花。
まだ盛りとばかりに咲いていました。
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3月下旬の散歩道で木の花

2024-05-12 20:00:50 | 花,植物
望遠レンズを片手に散歩道、
道ばたに春の花を探し、写しながら歩いていました(3/22、3/24)。


道の先からよい香りが漂ってきました。
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属ジンチョウゲの香りです。
常緑広葉低木、春早く咲く花は芳香があり、
庭木として親しまれています。
クチナシ、キンモクセイとともに日本の三大芳香木の一つに数えられています。


ジンチョウゲと同じような株立ち風の樹形で
ミツマタが黄色の花を付けていました。
ジンチョウゲほどの強さはありませんが、香ります。
ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉広葉低木です。
中国原産、コウゾと並び和紙の原料としてよく知られる存在です。


朱色の花のミツマタがありました。
園芸用に開発されたもので、赤花三椏(アカバナミツマタ)と呼ばれるようです。
ミツマタは枝が必ず三つに分かれるところからの名で、
三枝、三又とも書かれます。


アカバナミツマタの花序を大写しにして見ました。
小さな花がいくつも集まって半球形となっています。
この小さな花、花弁はなく、
花弁のように見えるのは萼の先端が4つに裂けて反り返ったものです。


トサミズキの木が多数の穂状花序を垂らして、黄色に染まっていました。
マンサク科トサミズキ属の落葉低木、
一つの花序に7~8個の黄色の花が縦につながります。


ヒュウガミズキ、
トサミズキとほぼ同じ時期、同じような黄色をつけます。
樹高も花もトサミズキより小さく、花穂の花数は1~3個です。
トサミズキもヒュウガミズキも自生はほとんどなく、
公園木としてよく使われています。


三沢川沿いの散歩道、
幹から直接ピンク色の花が咲いていました。
桜の品種は難しく自信がないのですが、
オオカンザクラ(大寒桜)でしょうか。

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アンズの花、クサボケの花

2024-05-11 20:00:07 | 花,植物
今年は3月24日、
公園のアンズが花を付けていました。
毎年、ソメイヨシノに少し先だって花が咲きます。


アンズ(杏子)、
バラ科サクラ属の落葉小高木です。
英名ではアプリコット。


桜(ソメイヨシノ)よりもやや早く、
葉の展開前に、淡紅色の一重の花を咲かせます。


花は直径2.5~3㎝の淡紅色の5弁花。
花弁の先は円形、雌しべが1個で雄しべは多数あります。


萼が鮮やかな紅色で、萼片は広惰円形で反り返ります。
円形の花弁はウメに似ていますが、
梅は萼片が反り返りません。


花柄は短い。
サクラは花柄が長く、アンズは短く、ウメはほとんどない。
花柄の長さで3者が見分けられます。


切通しの斜面にクサボケの朱色の花が咲いていました。
草の名がつきますが、バラ科ボケ属の樹木です。


ボケとの違いは、花色もありますが、
ボケは枝が上に伸びて高さも2mほどに成長しますが、
クサボケは枝が横に広がり、わずかに立ち上がります。
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ノジスミレ、ナガハノスミレサイシンなどスミレ

2024-05-10 20:00:10 | 花,植物
3月下旬の里山の散歩道、
スミレが何種類か咲き始めていました(3/22、27)。
今年は3月の気温が上がらなかったせいか、
ソメイヨシノと同じく、スミレ類の開花も遅かったように思います。


公園の山斜面にタチツボスミレではないスミレが咲いていました(3/22)。
花色は青紫色、ノジスミレです。


石階段の隙間にもノジスミレの花。
里山環境の野原によく見かける青っぽいスミレ、
花弁や葉の縁がやや波打つのが特徴です。


ナガバノスミレサイシン
春まだ早い時期に湿った林のふちや林内などに見られるスミレです。
毎年カタクリが咲く頃に、
カタクリの花の近くにこのスミレ見ているように記憶していますが、
今年はカタクリにずいぶん遅れて、やっと顔を出した花を見つけました(3/22)。


3月27日、葉も現れたナガバノスミレサイシン。
花に遅れて葉が展開するのが特徴、
花色は主に淡い紫色ですが、白いものもあります。。
花が終わると、葉はさらに大きくなり、長さ15センチほどに成長します。


タチツボスミレ。
日本で、もっともよく見られるスミレです。
早いものは3月最初に見ていますが、
3月22日に形の良いものを写しました。


3月27日のタチツボスミレ、
色、形ともにしっかりした個体を選んで写しました。
野原から山林内までさまざまな環境で生育し、
市街地の道端、公園、郊外の雑木林などで広い範囲で見られるスミレ、
花色は多少の変異がありますが、薄紫色の花弁に濃紫色の筋が入ります。
丸い葉と立ち上がる茎が特徴です。


アカネスミレも咲き始めていました(3/27)。
林縁や造成地など日当たりのよいところに生えるスミレ、
葉、茎、距など全体に毛が多く、赤紫色の花が特徴のアカネスミレです。
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ヒメウズとニリンソウ

2024-05-09 20:00:52 | 花,植物
マクロレンズを持って公園の山道散歩、
ヒメウズ、ニリンソウ、ヒメリュウキンカと
咲きはじめのキンポウゲ科の花を写しました(3/22)。


林縁の道ばたに白い小さな花を見つけました。
調べて見ると、キンポウゲ科ヒメウズ(姫烏頭)、
関東より西に分布、道ばた、草地、石垣などによく見られる植物ですます。


花期は3~5月、
まばらに伸びた枝先に長さ5~6mmの白い小さな花をやや下向きにつけます。
外側の花弁のように見えるのは実は萼片で、
本当の花弁はその内側にあり、長さ2.5mmほどの筒状でやや黄色みを帯びています。


姫烏頭(ヒメウズ)の烏頭は中国名でトリカブトのこと、
葉がトリカブトに似ているからのようです。
しかし、トリカブト属ではなくキンポウゲ科ヒメウズ属、
1属1種の植物です。


林縁の日当たり、
早くもニリンソウ(二輪草)が一つ二つと花開いていました。
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草、
代表的な春の山野の花、スプリング・エフェメラルの一つです。


咲きはじめの花を下から、
蕊が新鮮、春の日に光輝いていました。
花茎の元にはもう二輪目の蕾ができています。


ニリンソウの近くにヒメリュウキンカ(姫立金花)の黄色の花が咲いていました。
ヨーロッパ原産のキンポウゲ属の多年草、
もともとは園芸植物として持ち込まれたものと思われます。
名も花もよく似るものにリュウキンカがありますが、
こちらはリュウキンカ属、
山地の水辺から高層湿原に生える山野草です。
花期も5~7月とヒメリュウキンカより遅いようです。


山の陰地にケキツネノボタン(毛狐の牡丹)がもう咲いていました。
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草、
花期は初夏、水田のあぜなどによく見られる雑草です。

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望遠ズームで花撮り鳥撮り

2024-05-08 20:00:42 | 花と小鳥
お彼岸の薬師池公園、
テレ端600mm望遠ズームで、
カタクリなどの花撮りと鳥撮りを楽しみました。


山道の入り口の斜面にカタクリが2株、
重なるように花を付けていました。
近くにカタクリの小さな群生があるので
そこから蟻により種が運ばれたようです。


日当たりがよく、早めに咲いたこの群生ですが、
まだ花が残っていました。
スプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ばれているカタクリ、
種子にはアリが好む物質が付いており、アリによって運ばれて生育地を広げます。
また、種子から花を咲かせるまでに7~9年ほどの歳月を要するそうです。


小さな流れにミズバショウ。
仏炎苞が後向きで花序が見えませんが白い仏炎苞に包まれて、
花が咲いています。


流れの岸辺にアヤメ科シャガ、
花が開き始めていました。


古民家のボケの花にメジロが吸蜜に来ていました。
木陰に隠れて600mmで近写、
トリミングなしで画面いっぱいにメジロが写りました。


山道に数羽のヤマガラ(山雀)が動きを回っていました。


春の暖かさに警戒心がうすれたか、
1羽が樹の枝に逃げずにとまっていてくれました。
近づいて、これもトリミングなしの一枚。


ヤマガラはシジュウカラ科、
大きさはスズメほどの小鳥、低山や平地の林に周年棲息しています。
オレンジ色の体とクリーム色と黒色の頭部が目を引きます。
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