いつも月夜に本と酒

ライトノベルの感想を中心に興味のあることを日々つらつらと書き連ねるブログです。



クサくてもストレートが良い(今週のアニメ感想2)

姫様"拷問"の時間です 第12話

「初めての友達とスケート」「姫様風邪をひく」「まおう軍の人事異動」の三本です。+おまけ
風邪っぴきのうどん、沁みるよね。最後の飯テロがこれだけなのは寂しいが。
最終回らしい全員集合。って、なんで捕虜が外に出て人事異動の通知見てるんだよw
このおまけ要る? 普通にバスケした方が面白かったんじゃない?
タイトルに似合わず、ほんわかホームコメディアニメでいい癒し時間だった。最後まで作画が安定して、そういう面でもストレスがなかった。
ただ、後半はかなりネタ切れ感が強かったので5分アニメで一話一拷問がベターだった気もする。でも、そういえば最近ショートアニメってあまり見かけないな。


弱キャラ友崎くん 2nd STAGE Lv.13 魔法の扉の先にはきっと、欲しかったものが転がっている

最終回。演劇本番と告白。
劇はクラス単位の劇なら頑張ったと言えるいい感じのチープさがリアルで良かった。
まあ本題はその後ですがね。
みみみいい子過ぎるだろう。背中を押してくれたシーンも良かったけど、最後の「ばーか!」でも泣ける(´;ω;`)ブワッ 
ここまでだと菊池さんよりみみみの方がヒロイン力高いのは仕方がない。仕方がないんだ…←自分に言い聞かせるように
三期はどうかな。あっても日南がフューチャーされて重い話になりそう。


ダンジョン飯 第13話 『炎竜3/良薬』

ああ、ボンレスハムー!とか茶化したいのに、どシリアスで飯を楽しむ心の余裕が全くないという。
ダークエルフさん怖い人だった。言われてみれば絵の中に居たわ。人相が全然違うけど。
ファリンは復活させた時に何か混じったかね。
後半は「仲間とは」で葛藤するチルチャックの話。
前期最終話としていい話で終わったのは良かったが、今後もこんな空気なの? それだと視るのしんどいんだけど。

第96回選抜高等学校野球大会 第9日

第1試合
星稜(石川) 5-0 阿南光(徳島)

星稜背番号18戸田が2安打完封の快投! 星稜が主力投手を休ませ万全の状態で準決勝へ。
阿南光は守備の要の二遊間が体調不良で欠場という不運もあったが、それよりも先発投手だろう。
エース吉岡温存でこちらも背番号18大坂が先発だったが、これが完全に裏目。2回途中4失点でK.O.され、結局吉岡が8イニング投げることに。
決勝まで行けば4日で3試合の過密スケジュール。エースの負担を軽くしたいのは分かるが、秋の王者に対してエース温存策は愚策と言わざるを得ない。



第2試合
健大高崎(群馬) 6-1 山梨学院(山梨)

健大高崎の投打が噛み合って昨年王者に快勝。
健大高崎は3試合で1失点と、2年生Wエースが評判通りの実力を発揮している。但し、左腕の佐藤くんはいつも安定している反面、右腕の石垣くんは投げてみないとわからないタイプだが。
山梨学院は好投していた左腕津島が4回途中から指から出血するアクシデントが痛かったが、それ以上に4番の不調が痛かった。
4点先制された直後の6回に1アウト満塁のチャンスでダブルプレー。8回犠牲フライで1点返した後、続くチャンスで三振。戦犯とは言いたくないが、全国大会のベスト8で中心選手が活躍しなければ、それは勝てない。



第3試合
中央学院(千葉) 5-2 青森山田(青森)

中央学院が甲子園初勝利からの快進撃、逆転でベスト4へ。
中央学院は強さはそれほど感じないのだが、チャンスを逃さない、またはピンチを守り切る、ここぞの集中力が素晴らしい。
青森山田は相手を上回る11安打を打ちながらも要所を抑えられて2点止まり。敗因は2回の守備か。エラーのランナーを返されて同点、目測誤りポテンタイムリーヒットで逆転。ここで流れが変わってしまった感がある。
申し訳ないがこの試合は完全に予想外。青森山田が1回に幸先よく先制した時点ではワンサイドゲームも予想していた。名門校とはいえやっているのは高校生、一度歯車が狂うと修正するのは難しいか。



第4試合
大阪桐蔭(大阪) 1-4 報徳学園(兵庫)

報徳学園が秋のリベンジ、昨年春の返り討ちに成功。ベスト4へ。
投げては背番号10今朝丸が大阪桐蔭相手に1失点完投。打線はチャンスこそ少なかったが、スコアリングポディションに進めた1回と8回は相手のミスにも乗じてきっちり得点。それぞれに自分の仕事をやり切った。
一方、大阪桐蔭はらしくなくミスミスで自滅。投手陣はそれなりだが野手は打てないし守備はバタバタしているし、今日も3安打の1番境くん以外は良いところが見つからない。

第96回選抜高等学校野球大会 第8日

第1試合
中央学院(千葉) 7-6 宇治山田商(三重)

どうしてこうなった?その1
4回表終了時点で7-0。中央学院ワンサイドゲームで終わるかと思われた試合が、終わってみたら1点差。
中央学院は点は取れる時に取るを実践できたのが勝因か。最後は生きた心地がしなかっただろう。
宇治山田商は後半の粘りは見事だったが、3回の四球連発、4回のエラーで無駄な失点をしてしまったのが最後まで響いた。



第2試合
広陵(広島) 5-6x 青森山田(青森)(延長10回タイブレーク

どうしてこうなった?その2
7回までゼロ行進、青森山田に至ってはヒットすらゼロ。
8回表に広陵が2点先制して、興味は広陵高尾のノーヒットノーランに移ったかに思われたが、そこからはそれまでの重苦しい空気が嘘のような点の取り合い。
8回裏に青森山田がついに高尾を捕えて同点にすると、広陵が3点勝ち越した9回も3点返して同点、その勢いのまま延長サヨナラ。まさかあそこからこんな度はド派手な試合になるなんて。後半に先制点が入ると試合が動き出すのはよくある事だが、ここまでのものは見た記憶がない。高校野球は本当に恐ろしい。
ただ、広陵の監督采配には大いに疑問が残る。投手交代なんて結果論の最たるものではあるが、、、



第3試合
神村学園(鹿児島) 2-4 大阪桐蔭(大阪)

大阪桐蔭が1番境の3安打1ランニングホームランの活躍で神村学園に競り勝つ。
どうしてこんなに接戦なんだろう。
大阪桐蔭が6回まで毎回ランナーを出して押せ押せで試合を進めているようなムードだったのに、終わってみれば4得点と物足りない結果に。バットの件もあるが、今年の大阪桐蔭打線は迫力不足。その分、投手陣は力のある投手が2試合で四投手も出てきているが。
神村学園は狙い通りの接戦、後半は小刻みな継投で大阪桐蔭打線を躱すことに成功する打線が正林個人軍では。4番正林は今日も素晴らしいバッティングで1人3安打と気を吐いたが、あとが続かなくては点は取れない。しかし正林くんは良いバッターだ。どっしりとしていて力強い、それでいて無駄のないスイング。惚れ惚れする。



第4試合
報徳学園(兵庫) 6-1 常総学院(茨城)

中盤に着実に得点を重ねた報徳学園が快勝。
どちらもつまらないミスの少ない名門校対決らしい試合。
それだけに報徳学園の方が純粋に投手力と打撃力が勝っていたという印象。
去年の準優勝校は今年も強い。決勝が去年と同じカードになる可能性は割と高いと思う。

第96回選抜高等学校野球大会 第7日

天候不良の為、午後1:30から二試合のみ実施。明日四試合日。
選手の調整も大変だけど、突然「明日の早朝です」と言われる応援団が大変だ。



第1試合
明豊(大分) 0-4 健大高崎(群馬)

健大高崎の2年生左右ダブルエースが本領発揮。快勝で3回戦へ。
特にリリーフした石垣は1回戦とは別人ような、力のあるストレートで押す小気味いいピッチングを見せてくれた。
でも、一番の勝因は出したランナーを足と小技で着実に三塁までランナー進めたこと。あとは犠牲フライでもいいし(1回)、ゴロゴーのギャンブルスタートも出来る(6回)、相手がエラーすることもある(7回)。飛ばないバットでなかなかヒットが出ない中でのお手本のような攻撃だった。
一方、明豊は打てず守れずで良いとこなし。1回戦も9回にようやく1点。打てないことを自覚していたからこそ先制点を取られて焦ってしまったのかも。



第2試合
創志学園(岡山) 0-4 山梨学院(山梨)

吉田監督(元清峰)と門馬監督(元東海大相模)、名将対決は山梨学院に軍配。
山梨学院が今年も強い。チームとしての完成度は頭一つ抜けている気がする。守備の要が負傷退場しても代わりの選手がきっちり活躍するし。
山梨学院は最近、秋の関東大会で異常に強いのだけど、チーム内の連携や決め事を新チームに浸透させるのが上手い監督さんなんだろうな。そういえば清峰での全国制覇も春だった。ただ、完成度が高くて伸びしろが少ない所為なのか、夏は県大会でコロッと負けるイメージもあるけど(^^;

「凜として弓を引く 初陣篇」碧野圭(講談社文庫)

凜として弓を引く 初陣篇 (講談社文庫)

発足したばかりの武蔵野西高校(通称ムサニ)弓道同好会は、女子三人男子三人で初めて試合に挑む。部長の矢口楓をはじめメンバーは調子の出ないまま試合を終える。悔しさをバネにそれぞれ課題をもって練習に臨み、次の試合へ。そして、ムサニ弓道の快進撃が始まる!?
青春“弓道”小説シリーズ!〈文庫書下ろし〉


いくつも大会に出たり昇段試験を受けたり、学校での部活本格始動なシリーズ第3弾。
主人公の楓が素直で真面目で控えめなタイプだからスポ根青春ものにはならないだろうと思っていたが、それにしても盛り上がらなかったなと。
大会の様子がここまで淡々とサラッと表現されるのは予想外。初段試験の時は本人の緊張感と場の張り詰めた空気が肌で感じられそうな臨場感があったので、初大会もそういう感じになるのかと。
学生の大会だとそこまで空気は張りつめていないのかな? 本人たちも予選を通るわけないと思っているというのもあるかもだけど。それとも場数を踏ませて最後の大会で活躍する為の下地を作りたかったのか。それにしても、弓道の大会ってそれなりあるんだね。
あと、部活が主体になっことで高校生らしく部内の恋愛関係もあったけど、案の定楓は傍観者。盛んに「アオハル」という単語を使って青春ものをアピールしてたけど、楓はそういうタイプじゃないような。
それでも、サッカーの弟と太極拳の母と体幹について話し合って自分に合った方法を模索したり、先生や弓道会の先輩のアドバイスを真摯に聞いて自分に取り入れていったり、楓の成長の物語としての側面はいつも通り面白く、共感できるところがいくつもあった。彼女の素直で真面目な長所を生かすには、同級生より大人の中で練習していた方がいいような気がする。
今回は微妙だった。
所作からなにからじっくり説明していた初期の頃と比べると弓道の描写が随分軽くなってしまっているのが残念なのと、主人公の性格とストーリーの方向性があっていないような気がしてならない。