シリーズ
鉄道の進路を読む
130回
JR東海、新幹線のワゴン販売終了から半年 駅ホームにも省人化の波
東京駅の東海道新幹線ホームに無人店舗「TOKYO BANANA express」がオープンした。車内のワゴン販売終了から半年になるが、新幹線の省人化の波は、駅ホームの物販にも押し寄せている。ただし、無人店舗が人手不足対策の最適解となるのかは未知数だ。
第4回
JR西日本、ローカル線「芸備線」の存廃協議開始 事なかれ主義は捨てた
赤字ローカル線問題など、不採算な地方との向き合い方が問われているJRグループ。一方で、鉄道会社として地域から逃れることはできない。最終回はJR西日本の蔵原潮・中国統括本部長に話を聞いた。
第3回
JR西日本、社員が挑む瀬戸内活性化 地域が頼る「ドラえもん」
ローカル線問題など、JRグループは不採算路線を抱える地方との向き合い方が問われている。不採算であっても、地域から逃れることはできないのが鉄道会社の宿命だ。3回目はJR西日本中国統括本部の取り組みを見る。
第2回
JR東日本、新潟に「こうばの窓口」 駅で町工場の商談仲介、水耕栽培も
赤字ローカル線問題など、不採算な地方との向き合い方が問われているJRグループ。一方で、地域から逃れることはできない。2回目はJR東日本新潟支社の新ビジネスを見る。
第1回
JR東、新潟に巨大駅ナカ開業 都市開発の陰で進まぬローカル線復旧
赤字ローカル線問題など、不採算な地方との向き合い方が問われているJRグループ。一方で、地域から逃れることはできない。1回目はJR東日本新潟支社の取り組みを見る。
NTT西、福井に「町まるごとホテル」 広がる北陸新幹線特需と残る課題
3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸開業する。首都圏と直結する好機を生かそうと、福井県内で自治体・民間双方の投資が進んでいる。ただ、マイカー社会で公共交通は乏しい。観光客の足をどう確保するかが課題だ。
北陸新幹線、敦賀駅乗り換え「ビル8階分移動」 解決は20年先
3月16日に北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸開業する。首都圏と直結される一方、関西・中京圏からは敦賀駅での乗り換えが新たに発生。JR西日本は割引切符の拡充で負担感を抑える戦略だが、課題は多い。
「のぞみ」増発、羽田事故から90分で決定 迅速JR東海の舞台裏
1月2日夕刻に起きた羽田空港での衝突事故。そのわずか約2時間後に、JR東海は臨時「のぞみ号」の運行を決定。東京~新大阪間の最終のぞみ号の後に走らせた。担当部署が奔走し、短時間での準備にこぎ着けた。
東急が1人100万円の豪華列車 四国遠征でJR3社とタッグ
東急が伊豆で走らせている豪華観光列車「THE ROYAL EXPRESS」を四国へ遠征させる。3泊4日で1人100万円と高価だが満席だ。JR四国、西日本に加え、JR貨物も協力して実現した。
東急・堀江社長「出社率は回復、渋谷のオフィス空室率は底打ち」
2023年6月に東急の社長に就任した堀江正博氏。鉄道の現場から沿線開発、海外ホテル、グループ経営、不動産投資信託(REIT)まで担当。多様な事業を通じて、東急沿線に再投資すると話す。
JR西日本、失敗上等「はよやろう」 正反対の社是で挑むデジタル戦略
JR西日本がデジタル人材を採用するために子会社・TRAILBLAZER(トレイルブレイザー、大阪市)を設立した。グループ内のDX(デジタルトランスフォーメーション)のみならず、異業種を巻き込んだ共通プラットフォームの構築で、IT大手に挑む。
ドクターイエローは役目終える? JR東海、営業列車で鉄道施設を監視
2024年に開業60周年を迎える東海道新幹線。人間では“還暦”だが、技術は進化を続けている。JR東海が技術革新の先に見据えるのは年間800億円のコスト削減。営業列車が線路や架線の状態を監視するシステムの開発を進めており、「ドクターイエロー」による検測は過去のものになろうとしている…
JR東海、新幹線を自動運転へ 技術革新で年800億円のコスト削減
2024年に開業60周年を迎える東海道新幹線。人間では“還暦”だが、技術は進化を続けている。JR東海が技術革新の先に見据えるのは年間800億円のコスト削減。自動運転とホームドア整備により、車掌が行ってきたドア開閉業務を運転士に担わせる。
JR東海、年末年始は全席指定 「のぞみ12本化」で付加価値戦略
2024年に開業60周年を迎える東海道新幹線。“還暦”を前に、大変革が進む。3回目は、東海道新幹線の単価アップを実現した「のぞみ12本ダイヤ」。新型コロナウイルス禍の前に立案した輸送力の増強が、結果的に多彩な付加価値サービスを生む土壌になった。
つながらない西九州新幹線 開業1周年、広域集客より地元需要に照準
開業1周年を迎えたJR九州の西九州新幹線(長崎~武雄温泉間)。他の新幹線とはつながっておらず、本州や福岡方面からは在来線特急との乗り継ぎが必要だ。このためJR九州は沿線住民の日常利用の掘り起こしに力を入れる。JR西日本が来春の開業を予定する北陸新幹線の金沢~敦賀間も、関西・名古屋…
赤字ローカル線の未来を見た バス転換したJR九州・日田彦山線BRT
10月から赤字ローカル線のあり方を廃線も含めて議論する「再構築協議会」制度が始まり、JR西日本が早速、芸備線の備中神代(岡山県新見市)~備後庄原(広島県庄原市)間について同協議会の設置を要請した。JR西はバス転換を目指すと見られるが、地元自治体の警戒感は強い。廃線を利便性向上につ…
JR東海、新幹線のEXサービス大刷新 脱「ビジネス客優遇」の本気度
2024年に開業60周年を迎える東海道新幹線。“還暦”を前に、大変革が進む同新幹線の裏側を取り上げる短期連載の2回目は、10月1日にサービス内容が一新されたインターネット予約サービス「EXサービス」だ。開始から20年を経て、開拓すべき顧客層をビジネス客からレジャー客へと大きく変え…
東海道新幹線、ワゴン販売終了の真相 「約3割の列車で人が足りない」
2024年に開業60周年を迎える東海道新幹線。23年7月、車内チャイムが20年ぶりに変わったのを皮切りに、10月にはインターネット予約「EXサービス」の内容が大きく変わる。11月からはワゴン販売がなくなり、年末年始からは混雑ピーク時ののぞみ号が全車指定席になる。“還暦”を前に、大…
ローカル線、存廃は広域で議論を 観光列車走らせても沿線に金落ちず
赤字が続く地方ローカル線など公共交通のあり方を議論し、再構築する「改正地域公共交通活性化再生法」が10月1日に施行される。これまでとの大きな違いは、鉄道事業者や沿線自治体からの要請があれば、存続ありきではなく、廃線も含めて議論する「再構築協議会」を国が組織できる点にある。沿線自治…
JR西日本、お手軽交通系ICカードシステムが快進撃 北海道でも採用
7月21日から、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」がある「北海道ボールパークFビレッジ」(北海道北広島市)発着の路線バスとシャトルバスで、Suica(スイカ)などの交通系ICカードが使えるようになった。システムを提供したのは北海道から遠く離れ…
フォローすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。