小売り・サービス
小売り・サービスに関連する最新ニュース記事を掲載しています。小売流通業界の最新動向に加え、激変する経済が小売り市場にどのような変化をもたらすのかなど、独自の視点で解説します。
酒井大輔の欧州トレンド物語
イケア、ロンドン中心部に「ライブスタジオ」 Z世代をつかむ秘策
スウェーデンの家具大手イケアが、英ロンドン中心部に進出する。水面下で準備しているのが、「ライブスタジオ」と呼ぶプロジェクトだ。店内でZ世代のクリエーターたちとコラボし、店の外のスクリーンにライブ配信する。どんな狙いがあるのか。
小売りの未来
渋谷TSUTAYA再開業、アニメ軸に体験で稼ぐ 脱レンタルへ正念場
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は東京・渋谷駅前の旗艦店「SHIBUYA TSUTAYA」を再開業した。人気アニメの限定グッズを扱う書店やポケモンカードで遊べる専用スペースなど、知的財産(IP)を楽しめる空間で集客する。
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
あなたの街にもパワーファミリー 小田原駅前のタワマン完売 子育て環境求め、続々移住
4月上旬の週末、難攻不落で知られた小田原城は桜の時期を迎えた。「ここに住んで本当によかったね」。お堀沿いの桜並木をゆっくりと散策しながら、小木曽一馬さん(33歳)は1歳半の愛娘を抱く妻なつめさん(35歳)に語りかけた。
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
デフレからインフレへの転換点を迎え、安売りではなく付加価値で商売する時代がやってきた。だが物価高が続く中でも消費意欲が衰えず、経済の成長エンジンとなる顧客なんているのか。有望なのが、共働きで世帯年収1500万円以上を誇る現役世代。名付けて「パワーファミリー」だ。彼らは多忙でも趣味…
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
趣味・教育・家事には惜しまず 「時は金なり」に商機 生涯寄り添う顧客に
多忙なパワーファミリーは、時間を無駄にしないための出費を惜しまない。趣味・教育・家事を糸口に、先行企業は彼らの生活に寄り添うべく動き出した。手ごわい顧客だが、攻略すれば長期的な関係になり得る。腕の見せどころだ。
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
「投資に月5万円以上」が7割 未来の富裕層争奪戦 食い込むネット証券
金融業界では、資産運用に熱心なパワーファミリーの囲い込みが熱を帯びる。中でもネット証券が安い手数料で支持を拡大。対面の投資相談も強化する。パワーファミリーの資産拡大に伴い、投資先の裾野が広がる期待も出ている。
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
年収1500万円世帯の実態 堅実にメリハリ消費 残った生活費は投資
野村総研、スマートバンクの協力を得てパワーファミリーの消費者像を分析。子育て世帯が多く教育費がかさむため、高収入でも節約するところは節約する。手元に残ったお金は資産運用に回すなど、将来を見据えた堅実さが身上だ。
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
インフレ経済の成長エンジン 「分厚い中間層」の起点に
日本の消費は今、歴史的な転換点を迎えている。コンサルティング大手ローランド・ベルガーは4月17日、「小売ビジネスの未来」と題するリポートを発表した。その内容は、「近い将来にフォロワー層が消滅する」という衝撃的なものだ。
パワーファミリーの研究 年収1500万円世帯、消費の新主役
4世帯の家計分析 強い節約意識、4割貯蓄に
マネーフォワードの協力を得て、同社の家計簿アプリを使う4世帯(仮名)の家計や消費スタイルを大公開。共通するのは、ぜいたくしすぎず堅実な姿勢。4世帯とも月収の4割前後を貯金・投資に回し、将来に備える。
1分解説
新生Vポイントが出足つまずく発進 2日連続で障害発生
日本の共通ポイントの草分けで約20年の歴史を持つカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「Tポイント」と、三井住友フィナンシャルグループ(FG)の「Vポイント」が統合し、4月22日に新生「Vポイント」として再スタートした。先行する楽天グループの「楽天ポイント」やNTTドコモ…
東南アジアの現場を歩く
味の素、GDP3500ドル超えで台頭するフィリピン中間層に冷凍食品
人口の多数を占める低所得層にアプローチする「ベース・オブ・ピラミッド(BOP)」と呼ばれる途上国向けのマーケティング手法で東南アジアに根を下ろしてきた味の素。うま味調味料では圧倒的な支持を得ている。一方、足元では中間層が急速に台頭し、所得層別階層ピラミッドは大きく姿を変えている。…
経営教室
星野リゾート代表 ブランドづくりは理論とデータが鍵
市場調査で自社のブランド力を把握しながら、ブランディングの理論を実践してきた。マスターブランドの星野リゾートのほか、「界」「OMO」などサブブランドも強化する。また温泉旅館のスタイルで米国本土への進出を計画。世界展開を加速する。
ASEAN牙城再建 トヨタ・ホンダ・味の素の覚悟
日本企業が一大拠点を築いてきた東南アジア地域が変化の波に洗われている。日本が強い自動車でも、中国勢が電気自動車(EV)でゲームチェンジを仕掛ける。経済成長により、都市部のオフィスワーカーを中心とした新興富裕層も勃興。こうした層が新たな消費のけん引役となり、市場の形を大きく変え始め…