長編の会の活動について

　新しい長編の会の編集の書籍に関して、ここでお知らせします。

　2022年3月31日に『読むことを楽しむ言語活動プラン　100　小学校』が刊行されました。長編の会に参加しておられる方以外にも、多くの方々に執筆に加わっていただきました。ありがとうございます。かなり良い本ができあがったと思います。

　本の普及にもよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊写真は、新しい本の表紙です。

　さて、ご挨拶があります。

　長編の会は、これまで30年近く活動を続けてきました。

　基本的には、自由に国語教育の実践報告をする場として機能してきたと思います。その成果を多くの書物としてまとめる仕事も展開して参りました。上記の書物もそうした仕事の一環です。

　ところが近年は、実際の教室現場に現役で従事する先生方の参加が非常に少なくなってきています。とりわけコロナ禍で対面での活動ができなくなってからは、その傾向が顕著になって参りました。この会は、なによりも現場からの声がもっとも重要な原動力です。しかしそうした声がなかなか吸い上げにくくなってきたのも事実です。おりしも会の代表者である府川の教員生活の引退が重なります。

　そこで、この際「長編の会」は、いったん解散と言うことにしたいと考えました。別の形で続けてほしいという声もありますので、しばらくしたらまた何かのアクションがあるかもしれませんが、とりあえず月例会は、これで終了にいたします。ながらく続いてきたのも、みなさんのおかげです。深く感謝しております。

　御礼と感謝のご挨拶まで。

　　　　　　　　　　　　　　　2022年4月1日　　府川源一郎