不発連合式バックドロップ

日記と余談です。

最近読んだ本を並べただけ

 一度読み出したらぐいぐいと読めるのが本というもので、何冊か立て続けに読み終えた。昔はいちいち読んだ本をメモし、感想も書いていたのだが、いまはその気力がわかない。書いた方がいいんだけどなと思いつつ何を読んだかだけ並べておきます。あえて言えば前田隆弘『死なれちゃったあとで』(中央公論新社)がよかったです、死なれちゃった人を思い出しながら。次は小説を読もう。

噛みごたえ

 雛鳥に比べて親鳥は熟成が進んでいるぶん旨みがあって噛みごたえもあると知ったのは『辺境酒場ぶらり飲み』という漫画でだった。酒も飲めんのに(いや飲めないからか)こういう漫画をよく読んでいるが、これで知って一度親鳥を食べてみたいと思っていたら、近所の鶏肉料理店がランチで親鳥の鉄板焼きを出していたので早速食べてみると個人的にはこっちの方が好きだった。噛みごたえがあるのがいい。その店は平日しかランチをやっていないのでたまにしか食べられないが、会社近所に新しくできたラーメン屋が親鳥からダシをとり、チャーシューも親鳥肉というので早速行ってみたが、やはりうまい。醤油ラーメンに合う。ラーメン自体は普通だが親鳥食べたさでまた行こうと思う。食べ物には噛みごたえが欲しい、「口の中に入れたら蕩ける」なんてものは、まぁあったっていいけれど、だからおいしいわけではない。我が家は嚙みごたえ重視なので、砂肝や豚のカシラがメインのおかずで出る時がある。顎が疲れるがうまい。食べるのが早めの私は、よく噛まねばならないから必然的に食べるのも遅くなる。いい事づくめだ。硬いものを喰おう、人生も噛み砕け、勢いで書いたが自分でも意味はよくわからん。

五月二六日、本を読む

 キリッとした蕎麦つゆを舌が欲したので最近カミさんがよく行く図書館の近くにあるという蕎麦屋へ行く。我々が入って満席になり、その後どんどん客が来るのでラッキーだった。カミさんは鴨南蛮、私は鴨せいろ、満足。タリーズコーヒーで駄弁ったり、ちょっと仕事の事を考えたりしていたらすぐさま疲れてしまったので、コーヒー豆と食材を買って帰る。昼寝、窓を開けておくと心地よい。起きたら読書、だらだらと本を読めるくらいまでは回復したがそれ以上にはならず。ならずだが読めるだけマシで、ここ数日で三冊くらい読めた。しかし本は読めても自分の内部が枯渇したままなのがわかる。振り返ればこの四年近く、と書き出すと愚痴っぽくなるので今日はやめておく。『光る君へ』を見て、夜の散歩。明日は会社に行けるだろうか、やっていけるだろうか、これからどう生きていこうか、なんて事を毎日考えている。暗いようだが、言うほど暗闇気分ではない、結局は選択・決断だ。

五月二五日、パーク

 どこか行きたいが体力的に遠くへは行けない、でも行きたい、開けたところがいいなと思っていたらネットで見かけたMUFG PARKがよさそうで、吉祥寺からバスで二十分なので早速行ってみた。武蔵野大学のすぐそばで、もともと三菱UFJの従業員向けの施設だったのを一般開放したという。こんな施設がある上に一般開放するのだから、大企業だなぁと感心する。園内には蔵書は全て寄付によるものだという「まちライブラリー」があり、一般的な図書館とは蔵書の種類や並びが違うのでおもしろい。家族連れが多いが観光名所というわけではないので、近所の知っている人達がぶらっと来たかのようなゆるい雰囲気。図書館の軒下にある椅子に座っていたら、日陰が心地よくうっかり寝てしまった。園内をぶらりと散歩したら、またバスで駅まで戻る。長い滞在ではなかったがいいリフレッシュになった、また行くかはわからんが。ルノワールで一休みしてから帰宅。夕飯後、Netflixで『三体』を見始める、E1は事が起こる前兆でしかないので何とも言えない。


エアコン、はじめました

 まだ五月で夏には程遠いけれど本格的に暑くなる前にちゃんと起動するか確かめた方がいいよな、と言い訳をしながら今シーズン初の冷房をつけた。そんな言い訳をしなくとも気温が三十度近いのだから問題ないとも思う。高校の寮生活では電気代を自分で払っていたのだが、初めて自室の冷房をつけたらメーターの周りっぷりがあまりに早いのに驚いてすぐさま消した事があった。それ以降、冷房は贅沢品だという思いがちょっとだけある。あるけれどそんな事は言っていられない昨今の暑さである。そうでなくとも亡き猫が熱中症になったトラウマから夏に外出する際は猫のために基本的にドアを開けたままの二階の冷房をつけっぱなしにするようになった。省エネは意識するが家族の健康も大事だ、温度をやや高めに設定しておけばいいし、家全体が冷えるので結果的には省エネだ。暑さには気をつけましょう、と五月に言うようになってしまった。エアコンは無事に動いた。

ストレスあるなし

 通常業務Aに別件業務Bが重なる仕事をしばらくこなしており、後者が五ヶ月かけた大仕事であったのだがその過程で気づいてしまった。Aは長年やってきた事もあり、また様々な要素が絡んでストレスが溜まる事が増えてきたのに対し、Bはほぼ一人での新しい仕事で楽しい内容この上ないものであった。どちらも忙しいのは同じなのだが、Aで疲労がたまると咳が一気に酷くなるのに対し、Bの作業を休みなくこなして疲労は嫌というほど蓄積されていったがストレスは全然なく、咳はある程度はぶり返したもののそれ以上悪化しなかった(まぁ溜まった疲労が咳の悪化くらい酷いものであるのはこの際置いておくとして)(いや、置いておかない方がいいのだが)。ここから考えられる可能性としては、私の咳は疲労そのものではなく(多少の影響はあるだろう)、ストレスが最大の原因なのではないかという事である。しかしそうなると、Bがほぼ終わったのに対してAは通常業務でこれからも続くわけであって、つまりまた悪化する可能性があるのではないか。この二つの気づきから導き出される答えとは……(言わずもがなかもしれない)。

やっぱりひたすら眠い

 昼寝をすると夜は眠れない、少なくとも寝つきが悪くなるタチなのだが、ここ数日はいつも眠くて、いつでも寝られる。今日も昼近くまで寝て、起きて昼食を食べるや眠くなったので昼寝をして、夕方過ぎに何とか起きて外出し、前からの約束の食事会に出てから(韓国料理、うまい)帰宅したら、すぐさま眠くなった。身体がひたすら休養を求めているのかもしれない、身体だけでなく心もだろうか。一応、明日は出社の予定だが、ちゃんと起きて、会社で眠らずに仕事ができるだろうか。