アニメとおどるとは――このブログについて

 

アニメ視聴とは、例えるなら作品とペアになってダンスを踊るようなものです。
視聴するアニメがどんな風に踊りたがっているのか、そのためにどういう足運びをしているのか?
ダンサー1人1人が違うように作品の個性も様々であり、私達がそれを探りまた合わせなければ、足をぶつけて踊りはつまらないものになってしまいます。
しかし逆に言えば、私達がダンスパートナーとしての力を――作品を読み解く力を磨けば、一見強引に見えるものと軽やかに踊れることもあるでしょう。それは良し悪し好き嫌いを語る上でも大きな力になります。
 
このブログではアニメレビューを通し、作品とより素敵なダンスを踊ることを目指していきます。
 
<参考>
 

重なる領土――「ブルーアーカイブ The Animation」6話レビュー&感想

(C)NEXON Games / アビドス商店街

侵犯の「ブルーアーカイブ The Animation」。6話では3つの勢力が激突する。人が譲れないのは「領土」である。

 

 

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不協和音はどこで鳴る――「響け!ユーフォニアム3」6話レビュー&感想

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

奏でる「響け!ユーフォニアム3」。6話では副題通りディゾナンス=不協和音が鳴り響く。だが、それは吹奏楽部の中で鳴っているのではない。

 

 

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コードギアスを奪還せよ――「コードギアス 奪還のロゼ」第1幕レビュー&感想

(C)SUNRISE/PROJECT G-ROZE Character Design (C)2006-2024 CLAMP・ST

発表から4年、いよいよ公開の始まった「コードギアス 奪還のロゼ」。本作が本当に奪還しようとしているものは、いったいなんだろうか?

 

 

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混ざり物には福がある――「ダンジョン飯」19話レビュー&感想

©九井諒子KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

分割の「ダンジョン飯」。19話では新たな仲間と悪夢が描かれる。今回は2つの話の混ざり物である。

 

 

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壊れる敵味方――「ブルーアーカイブ The Animation」5話レビュー&感想

(C)NEXON Games / アビドス商店街

図式崩れる「ブルーアーカイブ The Animation」。5話ではシロコ達の返済している借金の行方が世界を揺るがせる。敵味方は壊れるものである。

 

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祝祭の薄明かり――「響け!ユーフォニアム3」5話レビュー&感想

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会2024

薄明かり覗く「響け!ユーフォニアム3」。5話、久美子達はあがた祭りの時期を迎える。祭りの灯り、それは久美子と麗奈が見るトワイライトである。

 

 

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幻術の中は口の中――「ダンジョン飯」18話レビュー&感想

©九井諒子KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

問いを問う「ダンジョン飯」。18話では幻術でパーティが分裂の危機に陥る。偽者が誰なのかは、今回の一番の問題ではない。

 

 

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