2024/05/08

簡単、苺のティラミス



出始めの苺は、嬉しくてつい買いたくなるのだけれど、そのまま食べても味が薄い事が多い。そういう苺をおいしく食べるための、我が家の定番。
何度か書いていると思うけれど、改めてご紹介。




苺を4等分くらいに切って、無糖のヨーグルトであえて、フィンガービスケットを敷いた容器に入れて、一晩冷蔵庫で寝かすだけ。
食べる1時間前には冷蔵庫から出しておくこと。




ざっくり混ぜながら食べます。ビスケットが水分を吸ってくれて、味が濃厚になるの。「フィンガービスケットだけで、砂糖も生クリームも使っていない」と種明かしすると、もの凄くびっくりされる。
ケーキよりも軽いので、デザートにいいよ。





2024/05/04

メーデー


この辺りでは、メーデーというのは労働の日というより、お祭り&遠足の日。

あと、色々ないたずらをしてもいい日なので、庭や玄関先の飾りが持って行かれてどこかの噴水の中で発見されるとか、原付のサドルの上に歯磨き粉を塗られるとか、まあ色々。だから4月30日の夜には全部しまっておいた方がいい。




まずは4月30日に、マイバウム(5月の木)を立てて、前夜祭。
(横のクレーンと通行止めは隣の工事現場でマイバウムとは無関係)

昔はマイバウムのお祭りが若者達の出会いの場になっていたとか。
意中の女の子の家の屋根の上に、こっそり小さな木を立てておくのが、求愛の宣言になる、というのは、今でも時々見かける。




豪快なステーキサンド、4.50ユーロ也。




当日の朝、村の音楽隊があちこちで演奏して歩く。




5月1日には散歩する習慣がある。散歩と言っても、10km以下は少数派と言う位、がしがし歩く。




沢山歩いた後は、村祭りのソーセージやケーキで腹ごしらえ♪





2024/04/29

暗い時代の始まり



うちの森を風力発電建設予定地から外して欲しいという提案は、町議会で9対12で却下されました。「一つの村だけ特別扱いする訳にはいかない」「抗議運動があったから外すというのは不平等」という、訳わからん理屈。

ライブストリームで議決を見たところ、座っている席できれいに二分していたので、これは与党で意見を固めていたに違いなく、政治的なものだったという事だろう。

傍聴席に溢れていた村人たちの怒りは更なる抗議運動につながるだろうし、実際に風車を建てる迄にはまだ色々と問題が山積みの筈なので、ポシャる事を祈るしかない。
折角皆様にもご協力頂いたのに実を結ばず、暗澹たる思い。

* * * * *

健康保険の家庭医報酬減額について、金曜日の晩にコーヒーをがぶ飲みしながら説明会に参加し、詳細がやっと解ってきた。

前年の同四半期(忙しい月、暇な月などあるので)の患者数から計算し、「あなたの稼ぎはこれが限界」と決めて頭打ちし、それ以上働いた分は殆ど支払わないよ、というやり方。
いやね、健康保険のお金に上限があるのは勿論解る。でも、開業医の中で家庭医と言うのは最低レベルの稼ぎで、しかも今は家庭医不足で、うちの州だけでも千人近く家庭医が不足しているのを喘ぎながら支えている訳で、そこを削るか?!
「それでも全体的に家庭医の平均収入は上がっています」と、コロナ前の数字を出されても、その期間の物価上昇率とか、スタッフの給料タリフ上昇率とか見ると、全くもって追いついていない。

そして、出来上がっている医院ならまだしも、これからまだ構築していきたい新しい医院には致命的。本当に開業したての医院は最初の一年間は考慮されるけれど、特別扱いは特例でも最大3年で打ち切り。
なので半年位前に、収入改善の方法を当番医バイトにシフトしたのは、取り敢えず大正解だった。とは言え、こんなやり方は一時凌ぎにしかならないので、次の対策を考えなければならない。

説明会の前からかなり鬱々としていたけれど、説明会の後は本格的にやられて、寝転んで悶々としては飛び起きて、「一体どうしたらええのー?!」と頭を抱えたり。
でも、疲れ切っていたからすぐ寝入ったし、その後も本気で落ち込んでいる暇もなく。

* * * * *

もっと酷い時代を経験済みなので、暗黒とは言わない。けれど、暫く暗い時代が続きそう。





めちゃくちゃ上手いな。特に最後。

* * * * *

でもね。不在票が入っていたので、夫に町の郵便局に行って貰ったら、
「郵便局の人は、ぼくを見るなり『医院の荷物ね』と出して来てくれるし、知らない人から声を掛けられて、君の事を称賛して『皆が有難味を解っていない』って憤慨していたよ」
とウキウキ帰って来て、ちょっと気持ちが上向きになったわ。

何とか踏ん張って、ガンバロウ。
コメントのお返事、もう少しお待ち下さいませ。





2024/04/24

アパートメント、途中経過



夏に姪が初めて遊びに来るので、この機会にと、少しずつアパートメントの部屋作りをしている。完成したら、日本人用の週貸し単身アパートとしても使いたい。




ビフォー。冬まで私の物置部屋になっていた。
自宅には私の部屋というものは作ってないので、ここに物を持ち込んで広げては、きちんと整理し直すの。やりかけのまま時間切れになって中断しても、また続きができるまで誰も触らないし蹴とばして壊される事もない、安全できれいな場所。

・・・とは言え、ちょっと広げ過ぎやったね。




アフター。夫に棚や額を吊って貰った。アルザスで買ってきたポスター、やっとの事で飾れたー。
このベッドは下からもう一人分のベッドが引き出せるの。
自宅がまだできていなかった頃、週末ここに家族4人でギュギュッとお泊りするのが、ちょっとした旅行気分で、皆大好きだった。




机の前の焦げ茶色のはコルクボード。窓を開けると泉の音がいい感じ。
家具の殆どはお古の寄せ集めだけれど、一つ一つが私達には思い出のある物なので、ここに使えて嬉しい。まあ、余裕が出来たら少しずつ買い替えていくかな。




このランプシェードは私が昔、Serviettentechnikで作ったもの。




洗面所にも棚を二つ付けて貰った。もう少し何か飾りたいな。




鏡も♪

取り敢えずあとは、シャワーの仕切りと、ミニキッチンを完成させなくちゃ。
普段私があれこれ使っていて私物も置いてあるので、まだ他人様に貸せる状態ではないけれど、かなり整ってきて、わくわく嬉しい。





2024/04/22

仕切り直しの週末


本当は、私一人で遠方の友人宅に一泊で遊びに行こう!と死守してあった週末だったのだけれど、そして気晴らしを切に切に要していたのだけれど、仕事の後で出掛ける用事が続いた週で疲れが溜まっていて、体が心配だったので今回は見送る事にした。くーっ。




遅ればせながらの誕生祝い。
素敵な物に囲まれて暮らしている年上の人にあげられるようなプレゼントが思いつかず、以前シフォンケーキを一切れお裾分けしたら「こんなの食べた事ない!人生一のケーキ!」と大絶賛してくれたのを思い出して、これにした。本当は誕生日当日に届けたかったのだけれど、睡眠時間を削らない限りは無理だったので、諦めて週末に。

森の散歩の後、妹こぐまと一緒にハッピーバースデーを歌って、ティータイム。
「信じられないケーキ」「繊細な甘さ」「パッと見パサパサそうなのに、凄くしっとりしているのよね」「おいしいだけじゃなくて、この感触が楽しい!」と喜んで貰えて、よかった♪
一人暮らしで持て余すようなら残りは持って帰ろうと思っていたのだけれど、「朝ごはんにも食べるの、楽しみ!」「明日、息子の家にも持って行って一緒に食べるわ」「絶対にあっと言う間になくなっちゃう」と言うので、丸ごと置いてきた。ふふ。




ワタシにも何か貰える筈。




少し前に、夫に壁棚を取り付けて貰った。ソファーベッドに座って頭がぶつからない高さにしたのだけれど、実際に座ってみると、うーん、やっぱりもっと低い、手の届く位置の方がよかったかも。スマホとかカップとか、ちょっと置けるといいよね。
壁自体に歪みがあるのを、水平計も使ってあちこち計測しながら、時間を掛けて完璧に取り付けてくれたのに、「ちゃんと考えなかったの?」みたいな嫌味の一つも言わず、「ああ、そりゃそうだ!低い方がいいね!」と、全く嫌な顔をせずにやり直してくれるのは、夫の素晴らしいところ。
(但し腰は重く、何箇月何年と放置されるものが多いので、その辺を上手くのせるのが私の仕事。)




寒さが戻ってきて外に出せず、お天気が悪いので室内では陽光不足で、半分くらい力尽きてしまった。蒔き直しやー。




珍しく、降ったまま融けずに積もっていた雹やあられ。




寒いねーと言っていたら・・・




翌日は雪になった。
満開のりんごの木が可哀想。




仕方がないので、一人で気晴らし。ビールはノンアルコールだけれど、頂き物のおいしいサラミと柿の種があるもんねー。




さあ、気を取り直して、来週も頑張ろう。
白菜、人参、豆腐、豚挽き肉、平茸、葱の炒め煮。御飯は海苔を挟んで醤油を垂らし、上には梅干し。




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この通りやれば、失敗なし。

分厚い型で、焼き色が均一で美しく、きれいに抜ける。