更新終了

突然ではありますが、
ちょっとした事情により、
今後の更新を終了したいと思います。

短い間でしたが、読んで頂けた方、
どうもありがとうございました。

また、機会があったら、
何かを始める事はあるかもしれません。

でも、その時には別のURLで、
多分、HNも変えているでしょう。

ただHNは変えても、
別人を装うつもりはありません。
アイコンは変えないので、
それで分かるかと思います。
(アイコンはTwitterの方でご覧下さい)
再会が出来た折りには、
どうぞ宜しくお願いいたします。

愚者x2

私の勝手で始まり、私の我儘で終わる事になってしまったコラボ創作、愚者x2さんを始め読者の皆様に支えられてきた暖かさに感謝します。

いつも私の我儘を聞いてくれた
愚者x2さん、ここまでお付き合い下さり本当にありがとうございました。そして、欠かす事なく掲載や更新等して戴いた事についても感謝します。

こういう機会や場を設けてもらって、一緒に創作活動できた事は絶対に忘れません。

本当にありがとうございました。

それでは、お疲れ様でした。

御影

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変化

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荒んだ心を洗い流してくれる気がする雨の日が好きだった。

雨音に耳を傾けると

何故か心が落ち着いた。

あんなにも乱れていたのに。

今では雨の日は退屈で嫌い。

窓から雨を眺めると

どこか静かな街並みの物悲しさ滲む。

昔も今も僕は僕。

一人で過ごす事の至福も静寂の耳鳴りに遮られる。

寂しさに縛られて

あんなに邪魔だった過去の中に愛おしさが湧いてくる。

そして今の自分に無いものを見つけて

刻々と進む時間と共に動き出す。

常に時間は止まらない。

景色が立ち止まる事すら許してはくれない。

そして少しずつ変わってゆく。

色々な表情を出して行くかの様に。

果たして、それは必然なのか。

与えられた運命にぶら下がったままでいるより自ら切り開き進みたい。

そう思うと雨音に窮屈さを感じる。

踏み出そうとしなかった明日へ歩き出せば昨日とは違う雲がある。

次々と形を変えていく雲を眺めて

この不安定なぎこちなさを表しながら人も街もみんな生きているんだ。

少しずつ変わりゆく世界の片隅で。

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夕暮れ

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空から陽が落ち、空が燈に染まる時

切なさにも寂しさにも似た感情が胸を刺す事の懐かしい痛み。

もう幾らもしない内に世界は闇に包まれる。

静かに伸びた影が広がる速さに飲まれる前に今をしっかり見よう。

今、この瞬間の奇跡を胸に焼き付けよう。

何度も繰り返し大地を焼き付ける色は 何時しか この心にまで焼き付いていた。

それが未来の自分を装飾する。

そして、ふと 足を止めた時に今日へ戻って来るのだろう。

そこにある不思議な安心感。

きっと、この今も、いつかの夕日の中にある思い出の1コマ。

そうして積み重ねられたゆとりが人を豊かにもする。

僕を毎日この色で包むのは 帰りたくなるようにかも知れない。

そして焼き付けられた色が道標となるのだろう。

迷ったら教えてくれる 立ち止まる優しさ。

それを感じる事が出来る僅かな時間。

ほんの一握りの幸福と共にポケットの中にしまっておこう。

いつの日か、その小さな灯が大きな陽となる様に。

キラキラ光る水面は まるで宝石箱の中みたいで

見続けていたい思いと、そっと閉じてしまいたくなる衝動の狭間で揺れる。

鼻先をくすぐる暖かな香りで 我に返ると家路を辿る穏やかさ。

いつ、何処に居ても帰る事が出来る。

そんな嬉しい気持ちは 夜の訪れを忘れさせてくれた。

そして人は優しくなれる。

この夕焼けのように…

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