Met>Cysのうるち米と比べても全粒粉のメチオニン量の方が多いのだが、含有量そのものだけでなく他の栄養素との割合も見ていく必要がある。
— メロメロピー77開業してないアロマセラピスト (@syodainekosuke) 2024年4月18日
栄養素は一つの栄養素だけで働いているわけではないからだ。
大事なのはバランスを取ること。 https://t.co/jafKIW7DpR
商店街の中に美味しい天然酵母のパン屋さんがあって、全粒小麦を使った天然酵母パンを買って朝食で摂らせていた。
中村丁次=監修『栄養成分バイブル』の「メチオニン」の項には、「体内では、ヒスタミンの血中濃度を下げる作用をします。ヒスタミンは体内にある化学物質で、ふだんは非活性ですが、けがをしたり薬に反応すると活性化し、血管を拡張させたり、かゆみや痛みをひきおこし、ひどい場合にはアレルギー症状となります」と記されていて、十数年前に娘のアトピー症状が激化した時に、メチオニンを多く含有するものを探していた。
その頃はまだアミノ酸について記載した成分表が出ていなかったので、本やネットで色々な情報を検索してメチオニンが多そうだと思うと試したりしていた。
雑穀の“きび”にメチオニンが多いと聞いてご飯にもちきびを混ぜていたこともあった。
今、成分表で確認すると、確かに他の穀類と比べても“きび”のメチオニン含量は多いようだ。しかし、遅延型アレルギー反応で問題になるアルギニンの量も多い。350mg。
遅延型アレルギーの場合に考えなくてはいけないのは、メチオニン量より、リジンとアルギニンの割合である。アルギニンよりもリジンが上回る物を摂らなくてはいけない。
強力粉(全粒粉)のアルギニン量は630mg。リジンの量が350mg。
昨日、一昨日位からクシャミが止まらない、と言う。アレルギー反応だ。
それで、何を食べたか振り返ってみた。先ず思い浮かぶのが、全粒小麦を使ったパンである。
しかし全粒粉でなくても、小麦製品はリジン<アルギニンだから、リジンを多く含有する肉・魚を摂らないでアルギニンの多い物ばかりを摂っていると悪化する。遅延型だから、気づくのが遅くなる。
そして、娘が夜になって「クシャミが止まらない」と言った日は、オートミールとチリメンジャコと小葱と梅干しの朝食だった。
オートミールのアルギニン量は910mg。そして穀類はほぼリジン<アルギニン。
またこの日は、エアコンの取り付け作業が入っていたので、私は一日外出せず、娘にお昼を買ってきて貰った。明日の朝食用にと私が頼んだ天然酵母の全粒粉のパンと、娘が買ってきたのは菓子パンとたこ焼き。
肉や魚はリジン>アルギニンだが、甲殻類や貝、烏賊、蛸などはリジン<アルギニンで、しかも含有量も高い。
タコ(真蛸)のアルギニン量は茹でたもので、1600mg。リジンが1300mgである。
同じ遅延型アレルギーでもクシャミや鼻水等の症状として出る場合とアトピーなど皮膚症状で出る場合の違いについては、まだ私の頭の中できっちりとは整理できていないのだが、コラーゲンを分解するマトリックスメタロプロテアーゼが作動した時には皮膚症状として出るのではないかと思われる。
VAを摂り過ぎてもクシャミや鼻水が多くなると思う。このところ毎朝、全粒粉のパンにVAの多いバターを塗って食べていた。
さて、今朝は予定していた全粒粉のパンを止めて、リジン<アルギニンだが含有量の低いご飯をもずくスープに入れて主食にし、魚ソーセージでリジンを摂取させることにした。