夏さ、また。

日々のことを、だらだら書いてるだけです。

最近食べたもの呑んだもの、2024年1~2月

  ここ数週間、素敵な作品に触れることが多い。どれも今後の人生において、きっと忘れることがない大切な思い出になるだろう。それらのことをここに書くには、咀嚼して飲み込む時間と、そのカロリーを捻出する体力が必要だ。たまに思い出し、夢だったのかもしれないという不確かで素敵な思い出に、輪郭を与え言語化する作業は骨が折れる。

 

  そういうことは、長めの電車移動の時に限る。または、待ち合わせまでの時間つぶしのドトールが相応しい。なら、脳みそが疲れ果てた平日の帰路には何が適しているか。美味しかった食べ物を思い出すことだ。食欲最優先の人生、美味しいものは何度思い出しても味がするからだ。晩飯への気力も湧く。

 

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  いつも行く立ち飲み屋のホッピー。安くて沢山飲んでしまう。社長がキツイ人だから不買運動をしている友人もいるが、悔しいが飲んでしまう。そういえば、サントリー不買運動が親世代であったな。母親は味の素を終ぞ買わなかった。色々と許せない心情があるのだろう。


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  飲む機会は少ないが、日本酒が一番好きなお酒だ。これは茨城のお酒。日本酒の何がいいって、いつでも日本中を旅行したような気持ちになること。その土地の水と空気を濃縮しているからか旅先を思い出すのに適しているし、知らない土地に思いを馳せることも出来る。今のところ、私の中で尾瀬は極楽に最も近しい場所ということになっている。行ったことないけど。


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  メンチカツ!揚げ物界のレジェンド!!隣のドレッシングがスパイスが効いてて、インド屋さんの上位互換のような味がするのも好きだ!


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  友人の家の近くで買ったレモンケーキ。アイシングと柑橘系のコラボレーションは幸福の味。コーヒーではなく、紅茶が飲みたくなる。ずっしりとしっとりと、卵とバターがたっぷりな焼き菓子が好きだ。


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  友人におすすめされた、ジンを取り扱うお店。映画をモチーフにしたおつまみがあり、その映画を当てるのが楽しい。自分が映画を全く知らないことに気づく。親はよく映画を見ていたけど、自分は全く見ないもんな…。

 

  このお店に行ったあと、最低でも月一でAmazonプライムで映画を見るようになった。本と違って視覚的に色んな世界が見えて、どれも自分の生活と地続きの空間で行われているという実感が強い。逆に言えば、誰かの妄想として処理できない、逃げ場がない感じがする。


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  美味しかったジン。いや、ウイスキーか?好みを伝えるとぴったりなお酒を提供して頂けるし、色んな知識も教えて貰えるので楽しい。


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  古い映画館を改造した場所にあり、昔の喫茶店にありそうな大きなソファもあった。若いカップルから、お酒が好きなおじさんまで。レトロでオシャレで、1人でも入りやすそうな雰囲気。家の近所に欲しいなあ。


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  鳥貴族。久しぶりに行ったらメニューが減ってて悲しい。でも提供は早いし、タッチパネルだから楽なのがいい。この日はたまたま関ジャニ∞がSUPER EIGHTになった日で、妙な奇跡だねってジャニオタの友人と飲んでいた。大学生から好きだった関ジャニを推すことに区切りがついた日でもある。友人たちと東京ドームでライブを見たあと、鳥貴族に熱心に並んでまで飲んだな。楽しかったなあ。


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  締めのとんこつラーメン。ココ最近は豚骨ブームです。博多豚骨大好き。ファミマのカップ麺も美味しい。ここは、替え玉が無料なのもよかったな。机の高菜を入れすぎて辛くなりがち。


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  東京の上にある居酒屋で食べた肉豆腐。身内に不幸があった人を励ますために集まり、時間の無い中食べた。隣のカップルは楽しそうに未来の話をしているのに、我々は20代で親を亡くす。60歳の子供が80歳の親を介護することすら一般的なのに、何も悪いことなんてしていないのに。親の心配をせずに笑い合う同世代との差が浮き彫りになる。しかし、私たちより早い別れを経験している人だって沢山いるのだ。

 

  色んなことが不平等で、それを隠して一般のレールに乗っているフリをし続けないといけないのはきついよね。「いいなあ、親生きてるんだ」とは誰にも言えない。でもたまに、幸せに暮らす眩しい人を見ると、やけを起こしそうになる。叫びたいし、だだを捏ねたいし、被害者ヅラをしたい、いたわられたい。痛々しいからしないけど、それを大人になったからだとは言いたくない。

 

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  五反田に行く用事があったので、都内に住んでる人からおすすめされたおにやんまへ。五反田以外にも店舗はあるらしい。かしわ天がアツアツで美味しかった。これが立ち食いうどんのクオリティなのが、都内の怖いところ。美味しい。

 

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  入りにくい見た目をしているし、上からはしごが降りてきて店員が駆け上がっていくほどの狭い店内。それでも行列が尽きないのは、提供のスピード感と優しくて美味しい味のおかげだと思う。本当に美味しかった。また絶対いく。

 

  五反田に行ったのでちゃんとさらば青春の光の事務所を見たり、Tシャツを投げ込んだ目黒川沿いを散歩したりした。簡単な聖地巡礼


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  友人に誘われて行った。人生で屈指に美味しかった焼肉。都内の銘店として予約が中々取れないことで知られている鶯谷園だ。見てください!この霜降り肉を!!牛タンは柔らかいし、カルビは溶ける。良質な肉の脂は甘く、旅館の鉄板焼きでは楽しめない物量に脳みそが歓喜している。


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  これはハラミかな?食べ放題の焼肉の、肉の臭みや赤血をタレに漬け込んで霧散させたものしか食べたことがなかったので、こんなに肉の味が濃く柔らかい部位だということを初めて知った。


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  大学時代の友人から欠員が出たからと呼ばれた会だったが、誘ってくれてありがとうと心から叫びたい。初めましての人も同じ大学だったので、共通の話題も多くてありがたかった。いい人だったし、心の中で密かに盆栽先生と呼んでいる。初対面の際、互いの情報が錯綜してアンジャッシュのような勘違いを積み重ねてたのも面白かった。

 

  美味しい肉の前に人類はみな無力。ひれ伏すしかない。美味い肉を仲のいい友人と囲んで焼くことでしか得られない幸せはある。深夜のカラオケでしか分泌されないホルモンもある。ありがたいなあ。東京で同じ学校の人と美味い肉を囲む未来なんて、少し前だったら想像できなかった。

 

   中々予約が取れないらしいが、またどこかで行きたい。食べたことがない人に、この美味しい体験を味合わせたい。東京は人が多いけど、知らないだけでひっそりとした楽しみは無限にあるようだから、嬉しくて仕方ない。

京都(出張)

出張で京都に行った。事務職なので働いていてもほとんど出張はないのだが、何故か白羽の矢がたって、大阪と京都に1泊2日だ。人生初の東海道新幹線だ。東北と北陸にしか住んだことがないので、関西に行く時は夜行バスか飛行機だった。

 

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朝の東京駅は人が沢山。改札に入ってしまうとやっているお店を見つけるのはちょっと大変。スタンダードベイカーという、おしゃれなパン屋に立ち寄って購入。朝7時からやってるのがありがたい。


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新幹線に乗り込む。改札が分からなくて迷子、ホーム近くに売店がなかったので、駅の構内でゴマ団子とチーズ風味のクッキーを購入。金で信頼が買えたら安いもんなので、いらないと思うけどお菓子を買っていってしまう。もちろん自腹。財布に痛い。


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駅にあったコーヒー。よく見かけるBECK’Sじゃなくて、ジオオーガニックというお店。JR西日本系列なのかなあ。


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コロッケかメンチカツサンド。紫キャベツがオシャレだ。朝から重いのは嫌だからと駅弁を回避したが、ふつうに食べごたえがある。コーヒーと飲むと、小さな座席が喫茶店のよう。


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シナモンロール。昔、サンリオのシナモンが流行った時に、当時親に買ってもらった小学○年生にシナモンロールの作り方が掲載されていて、見よう見まねで作ったことを思い出す。レーズンが入ってると、嬉しい気持ちになる。アイシングのシャリッとした砂糖が好き。


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都心を抜けると加速していく。ちょっとジェットコースターのようなGが身体にかかる。


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人生初の東海道新幹線ということは、富士山だって初めて見た。就活生の時に静岡に来た時は、夏だったからかガスでよく見えなかったしなあ。


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昔の人が信仰の対象にしたり、絵に書いたりしたのが分かる。連なる山ばかり見てきて育ったから山が三角なのは疑問だったのだけど、単独でぽっかりと空に浮かぶ山というものは、デザイン的にシンプルで美しい。

 

空の青、富士山の青、雲の白、雪の白。全部違うニュアンスの色で、全てが天然の配色なのが素敵。


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職場に静岡出身の人がいて、富士山はずっと見てきたから特別なものでは無いと言っていた。登るものでもないらしい。生活の一部で、風景の一部。贅沢だ。海が近いのもいい。そう思うと、ちょっと富山に似てる。立山連峰日本海、富士山と太平洋。同じ構成なのに印象が全く違う。


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京都を通過。京都タワーって駅から見えるビルの上にちょんって乗ってるのが面白い。プリンに乗ってるさくらんぼみたいなミスマッチ感。

 

このまま新大阪で降りて、私鉄もJRも分からなくて迷子になった。仕事をして、京都に移動して仕事をして。懇親会で沢山お酒を飲んだ。解散したのは20時30分。ここからが本番だ。明日の9時の新幹線まで遊ぶぞ。

 

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ライトアップされた京都タワー。京都は修学旅行できて、ガラス張りの駅舎に驚いたなあ。


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飲み屋を探して散歩する。駅から少し行ったところにあったリド飲食街。中を通ったが渋い中にも新しめなお店もあって楽しそうだった。京都駅の周りは飲み屋が少ないと勝手に思っていたが、こういうところもあるんだね。

 

近くの立ち飲み屋に入って飲んでいたんだが、小さな会社の社長みたいな人が、若い男女の社員にセクハラとパワハラを繰り返し、札束を広げていたのが下品だった。札束を出されても、立ち飲み屋なのだから財布の中身はたかが知れているのでは。

 

その人たちが帰ったあとげんなりとした顔で酒を飲んでたら、横の若いカップルの人達が「あの人たちやばかったですよね…!」と言ってくれて、怒りが鎮まった。あと少して、私の数年ぶりの京都が台無しになるところだった。感謝。

 

カールを買ってホテルに戻る。チューハイで乾杯して、就寝。


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 早朝。京都駅のこっち側は、あんまりお店がないんだね。


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バスに乗って安井金比羅宮に向かう。7年振りぐらいに来たが、こんなに周りにラブホが多かったっけ。住宅街とラブホと縁切り神社のミスマッチ感。

 

中を覗くと大学生たちが御札のトンネルを交互にくぐっていた。「こんなの、好きな人に見られたくないよねー」と言ってるが、私はこの後1人でくぐることになる。

 

数日前に酔って転倒してしまい、膝が腫れていたが仕方ない。宮司さんなのか、目の前で箒をはいている方がいらっしゃるが、切実なので仕方ない。嫌いな人の名前を書いて、前より太くなった腹回りを何とか押し込み、痛い膝に耐えて朝露に濡れた石の上を這いずり回った。

 

ついでに、嫌いな人とはこの時よりも疎遠になった。最高。神様ありがとう。

 

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バス通りまで歩こうかとうろうろ迷子になっていたら、祇園に出た。早朝なので誰もいない。私道は撮影禁止という看板も出ていた。朝の京都駅のバスもそうだが、コロナが落ち着いてから外国人観光客が激増しているのだろう。


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八坂神社。昔友人と一緒に行って、違う番号の大凶をそれぞれ引いたことがある。


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おみくじのリベンジをしたかったが、朝早くだったからか社務所はあいていなかった。通勤やランニング途中の人が、静かに頭を下げてお参りしている。ここも、誰かの生活の一部なのだろう。


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広い境内。写真も取り放題。人が少ないと、厳かでいいね。
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お参りをして、ホテルに戻る。帰りに乗った京都市バスの中で、制服を着た小学生たちの話が面白かった。市バスの番号に詳しく、あれは𓏸𓏸行きだよーっと話していた後、幼稚園バスを見つけて「○○先生いるかな?」「手を振れば気づくかな」と話していた。そうか、この子達はちょっ前まで幼稚園児だったのだから、記憶が新しいのだ。


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取りすぎた朝ごはんのバイキング。おばんざい系が美味しかった。久しぶりにライチを食べたのだが、食べ方が下手で種まで食べてしまい、渋さに轟沈した。

 

新幹線ギリギリの中、八ツ橋と千枚漬けを買う。お土産は多い方がいいので、週末に会う友人へのお土産も買った。後日談だが、人にあげすぎて、私の口に入るものはなかった。悲しい。


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帰りの新幹線で琵琶湖が見えた。学生時代近くは通ることはあれど、それは夜行バスなので真っ暗だった。殆ど凪いだ静かな海である。

 

そんな急な京都出張だった。時間があるならば、大阪でオリックスのグッズを買いたかった。いや、オリックスの試合がみたい。

 

駆け足でこの記事を書いたのは理由がある。私は今仕事終わりに電車に乗っているのだが、これからハイキューの映画を友人たちと見に行くのだ。見てしまったら、暫くはハイキューのことしか考えられないぐらいの衝撃があると噂を聞いている。楽しみだ!!

競馬

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中山競馬場にいった。この前焼肉に行った時のメンバーで。出会って2回目の人もいるのに、同じ大学で共通の友人がいるという時の無敵感は半端ない。友人への信頼が、そのまま2回目の人への信頼として浸透していく。

 

なお、友人2人は遅刻したので、私は初めて行った中山競馬場で2回目の人と2人きりになった。それでも話しやすく速攻仲良くなって、人が来る前に試しに馬券を買うぐらいには仲良くなった。

 

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船橋法典駅から歩く場合、長い地下道を歩くことになる。
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中山競馬場といえば、有馬記念皐月賞なのだろう。歴代1位の馬の写真が並んでいて、それだけで結構楽しい。あと長いからか空港みたいな歩く通路もあった。でも乗ると写真が撮れない。もどかしい。


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早めに着いた時、現金を持っていくのを忘れてしまった。案内の人に聞いたら、場内にATMはないらしい。ついノリで大金をかけて負けて、破産をしてしまうのを防ぐためかな。途中退場の手続きをして、近くのファミマまで歩くことになったが中々遠い。お金を下ろしてから来ることをおすすめする。


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外から差し込む光に誘われて、ゲートをくぐると競馬場。快晴!広いなあ!!


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やりながら気づいたのだが、単勝複勝が当たっても配当金は少ない。やはり、かけたお金を増やすという点では、三連単三連複辺りをやっていくのがいいんだと思う。そう心がけてから全く当たらなかったので、全部は運です!


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春の嵐なのか風が強かったが、そのおかげで雲が吹き飛ばされて快晴だ。生ビールとフライドポテト、チキンを食べてのんびりする。友人が有料席を予約してくれたので快適だ。手元のモニターでレースも中継してくれる。競馬は広くて、巨大モニターの後ろから走ることが多く、レースの前半は肉眼では見えにくいからなのだろう。

 

就活の性格診断とか模試で使われそうなマークシートを塗って、 自動精算機で馬券を購入しようとしたらエラーになった。慌てていたら横の壁が開いて、ぬっと係員のお姉さんが顔を覗かせる。昔のJRの切符売り場みたいで、面食らった。お姉さんは優しくて無事馬券を購入できた。

 

初めてなことで驚くことが多い。馬が走ると芝がえぐれて、土が舞うこと。ダートでは内側の砂の部分、芝では外側の生い茂った芝を走り抜けること。芝は中々の長さがあり、野球場とは違うこと。競馬新聞は全国のレースが書いてあって、会場で買えること。食べ物屋が豊富で、至る所に点在してること。以外に、若いカップルから家族連れまでいること。


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沢山買って、小さくかけた。3000円ぐらい負けたのかな。それでも1日中楽しかった。悔しくて外れた馬券も読み込んだけど、当たりなしと表示された。悔しい!


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ビギナーズラックもない。隣の友人は競馬が初なのに兄弟からお金を預かってたらしく、かなり賭けてかなり負けていた。それでも楽しかったのか、どんどんのめり込んでいたので面白かった。屋内なのに、みんな声を上げてて楽しい。拍手も響くし、ファンファーレに心が踊る。パドックで毛艶を見たのも新鮮だった。

 

ひとつのレースに500円をかけて、みんなで推し馬を決めて応援する。パドックの状態のみで馬を決める人、ルメールと横山武ばかり信じる人、大きな配当金を狙い一番人気を信じない人と、手堅くお金を増やそうと謙虚な姿勢を見せる人。皆、等しく負ける。

 

ワンカップの熱燗を飲みながら、負けた金で美味しいもの買えたなって思ってしまって邪念を振り払った。私は熱中する時間を買ったのだ。カラオケのフリータイムより安いのだし。


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負けたので帰りに安い居酒屋で焼き鳥を食べて解散。充実した休みだった。大人になってから初めてのアミューズメントに行くのは、大学生みたいで楽しい。次は競輪か競艇か。上野公園にパンダを見に行きたいのもあるんだよな。関東都市圏って、行くところが多くて楽しい。退屈な休みなんて、フッ軽単独行動可人間にとってはないんじゃないか。

朗読劇と推し尊い話

推し活という言葉が尊ばれるようになって久しい。私はずっと、推し活というか何かを妄信的に好きになることは宗教みたいなもんだなと考える。「宗教」という単語を使うと過激に思えるが、いえば心の拠り所である。貧困や戦争に荒んだ心を、ここでは無いところに救いを求めて成り立たせる。

 

  紀元前も紀元後もそれは変わらず、たまたま現代では「キリスト教」「仏教」といった、国民の大多数が同じものを信仰する時代から変遷し、自分だけの「アイドル」や「ミュージシャン」や「2次元」を、生活苦やままならない現実からの逃避に用いてるのだと思う。信仰対象が多様化しただけで、心を動かす動悸は数百年前の人間と変わらないんじゃないかな。

 

  だから、推し活はお金を沢山使う人が偉いという風潮もちょっと解せないが、頭のどこかで歴史は繰り返すことに気づいてる。沢山お金を使ったら増える戒名の文字数、町の神社の石には寄進した金額の多い順に名前が並んでいる。豪華絢爛な欧州の教会だって、地元の領主の力添えで建てたりしている。活動を支える人は認知を受ける。檀家とかファンクラブでしょ。トップランカーはそれが自負になる。ウィンウィンの関係性。

 

  そこに、悪意は無いのだ。それでも資本主義の世界に生きている訳で、人間のちょっと汚い自己顕示欲や嫉妬は、清らかな推したちだけを見ていたい私にとって、現実に引き戻すには十分な理由になってしまう。それでも、繰り返す。大切なことは、人それぞれの応援スタイルを貶さず、そういう人もいるよねって気持ちだと思う。みんな同じ人が好きなんだから、仲良くしようよっていいたいけど、そうだったら宗教戦争なんて起きなかったから。難しい世の中だよね。

 

  色んなジャンルが好きになって、解散したり冷めたり、なんなら捕まったり嫌いになったコンテンツもある。お金を沢山使った媒体もあれば、思い出したようにたまに見るものだってある。お金と時間を使ったオタクが賞賛される世界だったら、生ぬるい気持ちで推してんじゃないよって引っ叩かれそうなものも多い。

 

  推し活に色々書いたが、つまり「𓏸𓏸が好き!!」と大声で言いにくい時代になってしまった。SNSが発達して、同じ推しに生活をかけてる人たちを見かけるようになると、まるで私はこの推しに時間もお金もかけていないし、なんならほかのコンテンツも好きだし……と引け目を感じてブログやTwitterに書きづらくなってしまった。

 

  色んなことが可視化され、自分の推すスタイルの生温さを恥じてしまう。人と比べることなんてないの、私がこの人を好きと大声で言ってしまったら、知らない人から笑われそう。グッズだって買ってないし、痛バとかも持っていない。出演作品も追っていない。熱量があるオタクの方が、絶対このコンテンツを支えている。

 

  でもずっと目で追ってたり、思い出したように検索しては好ましく思う。そんな、中途半端な覚悟で長年好きな推しがいる。いや、私が好きになった頃は、まだ「推し活」という言葉もなかった。中学生の頃、同級生を好きになるような思春期のタイミング。好きなラジオのゲストとしてやってきた声を聞き、動画を見て好きになった。ラジオでもイベントでも、進行役をやっていた。声優の安元洋貴さんである。

 

  そこから16年。いや、もっとかもしれない。中高生の頃は、いわゆるリアコと評されるスタンスで、好きな学校の先生と結婚したいと笑う女子高生のような心持ちで、推しか推しのような人と結婚したいとよく行っていた。今思えば好きな男性のタイプが決まったのは、この推しのせいでは無いのだろうか。

 

  恋愛という事象に疎く臆病だった私は、半分推しのことが好きという盾を持ってして、自分が女で生まれたことを肯定したり否定したりと悩んでたり、他者からの恋愛関係の質問を避けることに利用していたと思う。自己肯定感が低い私にとっては、いい人を好きでいることは楽だったのだ。

 

  人を好きになって迷惑をかけたり、噂されたりブスのくせにと罵られるよりは、手の届かない人を好きといい、周りからの興味の視線を他の人に移したかったのだと思う。

 

  そんな思春期特有の理由があったとしても、ふつうに大好きだったのは変わりない。 推しの演じているキャラが最推しになることはあまり無かったのだが、推しの出てるアニメは好きだった。ヘタリアが好きだった私は、必死に受験勉強を乗り切った。鬼灯の冷徹は友達が漫画を持っていて、アニメ化した時ハイタッチで喜んだ。黒執事のイベントの動画が好きだった。

 

  大学生になって、一人暮らしの家事の時間に推しがやっていた天才軍師というラジオを聞くようになった。自転車で5km離れたTSUTAYAレンタルCDに、シュチュエーションボイスのCDがあると聞きつけて、友人たちと深夜に自転車を漕いで借りに行ったことをいまでも覚えている。

 

  人生初のイベントは天才軍師のイベントで、当時パーソナリティのお2人が好きな女性の服装と言っていたニットワンピを友人の付き添いの元購入し、夜行バスで上京したのを覚えている。

 

  どれも今でも親交がある友人たちとの大切な思い出で、覚えたての酒を買い漁っては、狭い下宿先の部屋に集まってみんなで推しについて語らっていた。それがそのまま、「楽しかった学生時代」の象徴になり、今でもあの頃に戻りたいと思ってしまう。

 

  社会人になって、激務で精神と体調に異常をきたしていた頃。友人にも連絡は取れないし、アニメも漫画も殆ど摂取できなくなっていた。通勤の間に聞く天才軍師が心の支えになっていた。サブスクで見たユーリ!!! on ICEとACCAしか見ていたアニメも思い出せないが、どちらにも出演されていた。昔より必死に追うことはできなくなったが、ずっと声は聞いていたのだと思う。

 

  その後人生色々あって、私は仕事をやめて上京した。この頃、同時期に上京した高校の同級生からオタク仲間を紹介された。その友人たちはそれぞれ推しの下の名前をあだ名にして呼びあっているのだが、「ひろきは恐れ多い」「ゆういちも恐れ多い」(私は中村悠一さんも好きだ)という結論に至り、そのくだりが面白かったのでたまにご飯を食べるのにお邪魔させて貰っていた。

 

  その友達から、好きな声優さんのファンクラブ先行でチケットが取れたから、一緒に朗読劇に行こうと連絡があった。朗読劇自体も初めてだし、声優さんの現場は6年ぶりなんじゃないかな。オリジナル作品の朗読劇で、脚本が去年単独ライブに行ったさらば青春の光という芸人コンビの森田さんだった。速攻、OKと返信した。

 

 

 

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  コメディ朗読劇CONTELLING「親の奢りで」という作品だった。上京してから、初めての推し活で現場。当日は都内なら30分ぐらいで着くと思ってたら以外にも遠くて、大手町の地下街で迷子になったりでてんやわんや、開演ギリギリに到着した。事前に友人からチケットを分配してもらっててよかった。

 

  季節外れの暑さで汗が滲む中、着席すると前の方。チケットをくれた友人からLINEが来る。「安元さんは下手側だよ」「目の前の席に座るよ」神席じゃないか。

 

  こういう時、アイドルの現場でもよくあるのだが凄くいい席の時に限って準備をしてなかったり、色々と足りないことが多い。昔は東京で何かを見るためだけに化粧品や服を購入してたけど、今はそんな気力はない。もっといいファンデーション買えばよかった、とりあえずメガ割でいい感じのヘアオイルが届いてよかった。いや走ったから髪の毛ボサボサだ。とにかくリップだけは塗り直せ。いや、なんか緊張してきたな、友人にLINEを送ろう。

 

  慌ただしく事を済ましていると、客入りで流れていたラデツキー行進曲が大きなっていく。手拍子の音も大きくなる。高校生の頃、部活で弾いたことがある。毎年入学式や卒業式近くに弾いてたから、ちょうどこの春の季節に音楽室で練習したな。ちょっと変則的なリズムになる小節だけ、手拍子が乱れるこの感覚。楽器を弾いてた頃、一番好きだった推しの声を生で聞けるというのは、何の因果か運命か。

 

  普通に楽しめばいいのだし、別に推しにとっては私は有象無象の1人なのだし、その線引きは守らないと面倒くさいやっかいオタクになる。分かる。それでも、推しの声と姿がとめどなく溢れる色んな思い出に付随している。私の一番楽しかった頃、学生時代に寄り添ってくれた概念として。勝手に思慕して、勝手に祈ってる。

 

  幕が上がって、声を聞いた。姿を見た。こんなに近くで見るのは初めてで、ブルーベリーアイ飲めばよかったとか、聴力と記憶力ってどうやって上げればいいんだっけかとか、網膜ってカメラにならないのかなとか後悔の雑念が渦巻くのを押しやって、コントに没頭する。

 

  一瞬を永遠に捉えてしまう。心のシャッターをコマ撮りで何回も押してしまう。全てはスローモーションになって、大切な思い出として色褪せないように頭の中で反芻する。気合いを入れろ、この舞台は私を一生支えてくれるような気がする。よく分からないけど、きっとずっと楽しい気持ちとともに思い出せるように覚えとくんだ。

 

  ネタバレになるしキャストも違うので、特に内容には触れません。さらば青春の光が好きな私は、エンドロールのスタッフにチーム森東の面々の名前があって嬉しかったし、森田さんはやっぱコントの天才だと思う。この現場は声優さんが好きな人が多いから、どんな感じになるんだろうと緊張してたけど、笑い声が耐えなかった。変な人が変なままブレずに通す笑いが好き。

 

  コントも沢山あるし、アドリブも面白かった。出番がない間、後ろの席で笑いを堪えている演者さんの姿を見て、やっぱ笑っちゃうよね私も笑ったよって共感したりして。本当に面白かった。詳しく書きたい!でも、これはネタバレなしで見た方が絶対面白い。まだ再演もあるので。大阪公演に行かれる方は楽しんでください。(そしてさらば青春の光YouTubeに彼らのコントもあるので是非)

 

  推しの話を。舞台が始まって本当に首を曲げることなく目の前にいる推しを肉眼で捉えた時、一生分の推しを摂取するのではないかと不安になった。致死量である。ずっと小さな画質の悪いタブレットで見ていた人が目の前にいた。喋った。ずっと聞いてきた声が震える喉から届くから、一緒の次元にいるどころか、同じ劇場内にいることを突きつけられる。

 

  当たり前なんだけど、生きてるんだよな。アイドルは生きてるって知ってたけど、声優さんだって同じ時代の人間なんだよね。当たり前なのは分かっているのだけれど、声ばかり聞いていたから、ひょっとしたら違う時代とか創作とかなんじゃないかと、浮世離れした感覚で見ていたからかそこに驚いていた。同じもの食べてるし、松屋だって行くもんな。期間限定を同じ時期に食べてるかもしれないし。

 

   好きな声の人が、好きな演技をしている。好きな見た目をしていて、好きな顔で笑っている。あれ、私は神様になってオーダーメイドで人間を作っただろうか。いや、この推しのことを好ましく感じた後に、好きな男性の条件に色々と追加したのだろうか。後者なのだと思う。己の情緒が成長する前から、ずっと目で追いかけていたのだと思う。

 

  好きだった時間が強さになる訳でもないのだけれど、なんか感慨深くなってしまった。ずっと笑ってるし、楽しかったし。ああ、好きな人間のパーツや声やイメージをそれぞれ具現化して合体させると、こんな形になるんだなあ。それが同じ時代に目の前に存在しているということ。奇跡だな。

 

  朗読劇の後、チケットを用意してくれた友人と合流して喫茶店でオタクの話を沢山した。もっぱら今やってるハイキューの映画の話に終始していたけど、すごく楽しかった。オタクと話すだけでドーパミンがドバドバ出るし、いつもは使わない脳の引き出しをガンガン開けて、話題が止まらない。

 

   同じコンテンツが好きという信頼感が、初めて2人きりで会った緊張や不安を吹き飛ばす。5年ぐらい友人をしていたか?というぐらいのスピードで心が開いていくのは、土地は違えど学生の頃に同じものを通った故の経験値が被っているからかもしれない。この会話も出会いも、この舞台がなかったらないわけで。今度特典が復活したら映画に行く約束をした。

 

  この後、夜にほかの友人の推しを見に渋谷のタワレコのフリーライブに行ったり、私の興奮を受け止めて貰うために瓶ビールを傾けながらもんじゃを食べたりした。その間も余韻が消えない。

 

  次の日もなんか肌ツヤがいい。ちょっとのことで動揺しない。思い出すと口角が自然と上がる。いつもやらないストレッチもした。いつもなんとなく気落ちする、月曜日の朝ですらそんなに辛くない。

 

  多幸感を充電したような感覚に陥る。人生クソだなとか、お金ないなとか、労働ってなんなんだよって苛立ちながら、納税だけはちゃんとして必死に生きている。そんな荒んだ心が鈍くなるように、推しと会ったあとは前向きになれる。いつも放置する仕事も早めにやってしまう。副産物が大きすぎる。余韻だけで生きてけそうになる。

 

  ありがたいなあ。昔から推してる人が、今も第一線で活躍しているありがたさ。本当にありがたい。感謝しかない。いつでも学生時代の記憶を思い出せるし、また新しい思い出も増えていく。こんな風に救われたり、友達ができている人間もいます。ずっと健康でいて欲しいし、ずっと健やかに暮らしていて欲しい。

 

  本当に行ってよかった。チケットを手配してくれた友人よありがとう。そして、今度は5月に違う朗読劇のチケットを手に入れまして、これもすごく楽しみになっている。今度の朗読劇は、中村悠一さんと杉田智和さんと安元洋貴さんが出演します。友人に「お前の人生の答え合わせ」(全員私が長らく好きな人達なので)と呼ばれているキャスティング。

 

致死量の推しを浴びて、5月には3人分の致死量の推しを浴びてくる。人生辛いことばっかじゃないな。5月まであと2ヶ月。絶対健康に生き抜かねばならない。絶対病気するなよ、事故にも巻き込まれるなよ、精神も健やかであれよ。

 

ずっと安元さんを好きでよかったし、これからも好きなんだと思う。春の良き日にこんなに素敵な気持ちになれるなんて、推しに会うって最高ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年賀状

  正月なんぞとっくに過ぎ去ったというのにこの話題で恐縮だが、毎年年賀状を書くのが好きだ。かといって、お返しの葉書が届くことはほとんど無いのだが、意地になって毎年送っている。一応、その後LINEやTwitterでは連絡は来る。

 

  そもそも送るタイミングが遅いのが悪い。毎年末、どうせお返しは数人しか帰ってこないよなあと拗ねているのに、地元の友達がいないことが災いして、実家で紅白を見る頃にはすっかり暇なのだ。暇だけど時間だけはあるので、なんやかんや嫌われてはいないだろうと年賀状を書いてしまう。今のところもう送ってくるなとは言われていないしな、と変な居直りを経て絵の具と画用紙を買いに行くのだ。返信はなくてもLINEが来ることもあるし。

 

  31日ともなると、葉書も殆ど売り切れている。郵便局も閉まっている。そのため、近所のスーパーやコンビニをハシゴして、無地の年賀状をかき集めるのだ。絵の具も準備していないので、毎年小学生用のぺんてるの水彩絵の具を買っている。絵を描く機会も年末しかないから、毎年忘れるのだ。これが風物詩になっている。

 

  そもそも友人たちが皆遠方に住んでいるのが原因だ。心の距離と物理的な距離は関係ないと若い人は言うが、ふつうに関係がある。電話もしずらいし、コロナのせいで何年も会ってない。友人たちは、この前もハイキューの映画をみんなで見に行ったらしい。乙女ゲームの攻略もしているらしい。その場に、遠く住んでいると呼ばれすらしない。寂しい。仕方ないのだけれど。

 

  それでも、友達だよねと縋るように年賀状を送ってしまう。私の臆病な人間関係の、免罪符みたいなものだ。友達でいていいよねと許可を得るように、まだ友達だよねと確かめるように。そんな重めの年賀状。毎年届いている人には申し訳ない。風物詩として許して欲しい。

 

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  2024年の年賀状。辰年だからごついぞ!?とビビりながら、極力描きやすいデフォルメを模索した。友人の中にはパソコンで絵を描いてくれる人もいて、大量生産できていいよと言われるのだけど、毎年水彩で描いている。不器用なのと暇だからだ。この年は、赤と黄色と青の3色の絵の具で塗った。


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 ハガキをなぞるように画用紙に枠を書く、その中に適当に下絵を書く。浮世絵のように、下書き→色作り→全部の絵の同じパーツを塗るという浮世絵擦り戦法で塗ると時間が短縮できることがわかった。色も無駄にならないし、同じような絵が出来上がる。今年の革命だった。


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最初は左のように色んなイラストを見ながら龍ってこんな感じかってちゃんと書くのに、6枚目にもなると右のように一発描き適当になる。毎年10枚くらい同じ絵を書くので、手が慣れてくる。 後半の方がデザイン的にいいので、当たりと呼んでいる。


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 同じような絵を描いて飽きるせいか、どんどん大きくなる。これを切ってハガキに貼る時、ちょっと絵が切れてしまうのが悲しい。余白にびっしりと文字を書いて、年賀状の完成です。

 

 この年は正月の正午に年賀状を投函したのだが、その後能登地震があった。私の友人の半数以上が北陸に住んでいるので、年賀状が届いたのは14日以降だったらしい。タイミングが最悪で、すぐにLINEで謝った。あけましておめでとうなんて言えない空気だった。避難した友人たちは皆無事でした。


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 年末に会った親友とプチブームになったカリスマの天童天彦。ボボンガリンガの曲にツボってしまって、朝まで遊んでいた時にずっと歌ってた。あれ以降聞いてないのも謎である。ちゃんと人間万歳って筆ペンで書いた。親友には普通の年賀状も送っているので、大喜利である。余念が無い。


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  パレットなんて無いので、毎年牛乳パックを開いたものを使っている。水を弾くし大きいので重宝している。たまに傾斜で色が混ざるけど。

 

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 2023年の年賀状。ウサギさんかな。ちょうど退職に向けて有給消化の時期だったので、暇だったのか手が込んでいる。てか、キャリーバックの上で書くな。


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  絵を描くのは好きだが下手なので、毎年何をやってんだろうと我に返る。この時は、画面がのっぺりして、慌てて線を赤い色でなぞったんだろうな。


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 なお、この年父親が亡くなっているので、本来なら喪中である。ただ、父親も亡くなったし、友人たちにも捨てられたらたまったもんじゃないなと年賀状を出した。心が弱い。忘れられたくないのだ。


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  2022年の年賀状。今までで一番のお気に入りだ。張り子の虎っぽくかけて満足だった。


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  相変わらず汚いパレット。こんな色のiPhoneケースとかあれば欲しい程度に、ビビットな色が好き。 


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  仕事が本当に嫌で、死んでしまおうかと悩んでいた時期でした。そのためか、文字を書くゾーンが広い。誰かに話を聞いて欲しかったんだと思う。コロナのせいでどこにも行けないし、社会も暗かったし。


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  浮世絵が好きなので、赤富士の絵を沢山見た気がする。赤と青のコントラストが好き。ヘタリアのイギリスがすぎだったからか、中学生の頃の財布がユニオンジャックだったのが影響されてるのかな。 

 


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  2021年の年賀状。社会人なりたてなのでまだ元気。そして当時は全力でオタクだったから、ちゃんとキャラを書いている。これは友人の推しのツイステのアーシェングロッドさん。友人たちは何故か友達の親戚みたいな距離感で、アーシェングロッドさんと呼んでいる。誰もアズールって呼ばないのがウケる。

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  丁度呪術廻戦の五条悟が流行った時だったんだと思う。ツイステも流行っていて、友人たちはまだあんスタにハマっていなかった。黒歴史に片足突っ込んでいる時期なので、恥ずかしさが勝つ。てかこれ、みんな実家暮らしだから親とか見てるんだよな。今まで気づかなかった、ごめんなさい。

 

  写真を見返したら、銀魂の銀さん、ポケモンのポップくん(ダンテが上手く書けなかったんだと思う)、羅小黒戦記の無限様、ハイキューの及川と岩ちゃん、エヴァ綾波を描いてたので、友人たちも含めてみんな熱心なオタクだったんだと思う。

 

  社会人になって会うことが無くなったせいか、同じジャンルにハマることも無くなってしまった。なので、2021年の年賀状が、推しを把握していた最後の年賀状なんだと思う。

 

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 全然オタクじゃない友人に送った年賀状。勝手に当時好きだったZOCの香椎かてぃちゃんを描いている。今も、断捨離彼氏とかたまに聞く。男女問わず、アイドルはキラキラしてて好きだ。

 

   この年の全ての年賀状に「二宮和也」って書いていたらしく、年末の嵐の休止直前のライブ映像を見て慌ててた様子が伺えます。私の推しは大野智さんだったはずなんですが?話は違いますが、Sugarの二宮さんがかっこいいので、心の琴線に触れてたのはそこかもしれない。

 

 2020年は卒業論文に追われて年賀状を書けなかったので、これでここ数年の年賀状の変遷は終わりである。年賀状じゃなくても、たまの便りは悪くないと思う。今年は教授に送ったら返事が届いて嬉しかった。

 

年賀状の他にお歳暮のやり取りもしている。今年は美味しい国産ワインとますの寿司とカニ寿司のセットが届いた。高浜虚子の句も添えられていた。何となく、師走に届くそれらを見ると、誰かの記憶に私はいるのだと思って嬉しくなる。

 

  友人と連絡も取りやすくなるし、近況報告にもなる。今はLINEや通話といった簡単に連絡が取れる手段はあるけれど、形が残って無遠慮に送れる年賀状というのはどうでしょうか。まあ、2月におすすめすることでもないのですが、年末頭の片隅にあれば是非。ただ、先週、お返しの葉書が来て嬉しかったのです。

 

 

国立歴史民俗博物館

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 平日に有給をとって、国立歴史民俗博物館に行ってきた。通称「歴博」。大阪の万博公園にあるのは国立民族学博物館で「民博」。大阪の方が世界中の民族を中心に扱うのに対して、歴博は主に歴史と民俗を扱う。

 

 場所は千葉県佐倉市にある。去年田舎から上京してきた私は関東の地理に疎い。千葉県ということだから関東であろうし、東京から簡単に行けると思っていた。国の施設なのだから、目の前に駅があったりして。

 

 期待は直ぐに裏切られる。最寄り駅の京成佐倉駅まで上野から1時間。家から上野までも遠いし、特急に乗れないとさらに遠い。スカイツリーが見えたから、これを超えたらすぐだろうと思ったら、そこからかなりかかった。おしりが痛くなって、何回か立ち上がった。

 

  市街地や住宅地を抜けていくと、突然地元のような田園風景が広がる。因幡沼が見えたら、あと少しだ。京成佐倉駅からはバスに乗る。このアクセスの大変さが悪いのか、館内は殆ど人がおらずひっそりとしていた。

 

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 お昼に京成佐倉駅についたので、近くのハンバーガー屋で昼食。シンプルな味付けにも関わらず、きっかりと肉の味がして美味しかった。駅前にはあまり飲食店がないので、目星をつけて向かった方がいい。


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  バスからおりるとお堀のようなものが見えた。ここから上まで徒歩で上がっていく。国立歴史民俗博物館は昔のお城の跡に作られているので、必然的に山登りになる。佐倉市が城下町として発展し、古い町並みも残っており観光名所になっているらしい。残念ながら時間が無くて回れなかった。

 

  駅伝で目にする順天堂の前身、佐倉順天堂があったことから、蘭学や医学の街として江戸時代に栄えてきたとの事。観光にはJR佐倉駅から向かった方がいいらしい。

 

  国立歴史民俗博物館が佐倉にある理由も書かれていた。戦前から美術系の博物館はあれど、歴史系の博物館はないことが問題になっていた。いざ建設となった時、当時陸軍佐倉連隊があった場所に建てたらしい。昔の駐屯地、公的な何かに転用されがちあるある。

 

  研究施設としての側面が強いので、展示室以外の建物も立ち並び、観覧者よりも多いであろう車も停まっていた。

 

  13時頃に向かったのだが、多すぎる展示に圧倒され、とにかく時間との戦いになった。そのため写真がほとんど無い。もし、今度行こうかなと思っている方がいらっしゃったら、午前中に到着することをおすすめする。冬期は16時半までしかやっていないので、それも堪える。

 

  日本史の授業であっさりとしか触れられなかった考古学ゾーンから始まるのだが、ここがとても面白い。当時の人間の生活を再現した蝋人形のようなものがあるのだが、それをどうやって作ったかという映像が展示され、ついつい足を止めてしまう。毛皮の服も当時のような作り方で作ったり、道具を握る手の角度は、今の職人の腕を再現する。これだけでかなりの時間が熔けてしまう。困った。

 

   三内丸山遺跡の復元ジオラマもある。ジオラマが多いのが、歴博の楽しいところだ。物見櫓かと思っていた柱群が、建物の一部になっていた。当時の呪いや、人間の一生の展示。人の墓の近くに埋められていたイヌ。段々と歩みを進めると上手くなっていく木造建築。正倉院の役人の生活なんかも面白い。

 

  気づいたら2時間が経つ。時間配分を完璧間違えた。

 

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  猫ちゃん。ネズミ返しの再現もあった。穀物倉なやってくるネズミを食べるから、猫ちゃんとお米はセットなのかな。


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  こちらは中世の展示の目玉、東三条殿の復元である。今年の大河ドラマでお馴染み平安時代の覇者、藤原道長のお父さんである藤原兼家の大豪邸だ。庭に川レベルの水が流れている。地方では粗末なあばら家に住んでいる民衆が殆どだと思うのだが、時の権力者への財の一極集中が強い。

 

  ここから早足になっているので、途端にこのブログの記述も少なくなる。もっとじっくりと見たかった。


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  中世の武家の家の再現。周りがお堀で囲まれている。近くに神社や畑があり、生活と密接していたんだと思われる。半農の人も多かっただろうなあ。

 

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  近世なんじゃないかな。町屋の再現。ジオラマが多すぎて、すぐ足を止めてしまう。洛中洛外図屏風坤輿万国全図もあった。宗教的思想や、地理的な観点から作られた様々な地図を見比べる展示が面白かった。伊能忠敬の地図を見る度に、正確さに驚く。間宮林蔵といい、みんな足腰が強すぎる。


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    この写真かどうか忘れたが、日本橋の再現ジオラマもあった。今の日本橋のイメージは、首都高の下をくぐり抜けたら三越があったり映画館があるイメージで、野菜とかお米とか物流って感じはしない。

 

  昔の日本は世界の主要都市より下水が発達していたって、なにかの本で読んだ気がする。潤沢な水資源と、稲作への飽くなき探究心の賜物なのかもしれない。用水路大事。坂が多く水の勢いも強いから、汚れもなんでも海に流れるのもよなったのかな。


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  旅籠屋の再現。お伊勢参りの際に泊まる旅館だったような気がする。昔は、江戸時代に行くこと自体が幸福なことであり、人生で一度は行きたいところだったと教科書で見た気がする。

 

   伊勢神宮は確か皇族のゆかりがある天照大御神を祀っているが、江戸時代の頃の民衆は天皇制への意識があったのだろうか。明治維新以降、天皇制の強化によって教育とともに全国に普及したのは知っていたが、それ以前は全国まで広まっていたのだろうか。京都に近かったり大名なら教育レベルも高いから理解ができるのだけど、どうなんだろう。

 

御札が降ったり、ありがたいって噂はありそうだから、それだけで伊勢神宮に行きたいとは思うよね。


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  ほかのジオラマと違い、中に入ることができた。写真を撮り忘れていたが、最後にあった現代の展示では昭和の団地の再現もあった。復元の見所は現代のゾーンにある同潤会アパートや浅草の街並みの再現らしいが、ここら一帯はリニューアル工事中だった。残念!2026年に再開予定です。

 

  寺子屋というコーナーがあり、崩し文字の体験ができる場所があった。ボランティアのおじさん達から、面白い話が沢山聞けた。くずし字、大学生の頃挫折したなあ。あてがう漢字はどの種類でも良くて、音が優先されること。あまりにあてがう漢字の種類が多かったため、明治になってひらがなに統一されたこと。知らないことばかりだ。 

 

  民俗のコーナーが一番面白かったくせに、写真が何一つない。悔しい。それもこれも、朝寝坊して昼に行った私が悪いのだけど。輪島のお祭りの映像があって、面白そうだった。曳舟という文化が地元にないのだが、西の地方は大きな山車を引くお祭りが多い気がする。そして、海に近いほど荒々しく逞しい。昔見た、魚津のたてもん祭の映像を思い出した。

 

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 至る所にアイヌの展示もあった。日本が平安室町と時代が流れるように、北海道にも続縄文時代や擦文文化といった時代の区切りがあることを知らなかった。人が生活するというのは、進歩していくということ。己の狭い視野を恥じた。

 

  アイヌの服の文様が好きだ。藍色のパキッとした色も好きだ。アイヌ文化や沖縄の文化の他に、離島や山村にも色んな文化がある。確かお葬式の展示もあったし、正月の展示もあった。生活を維持するための信仰があるのが、ささやかな幸せを祈るようで好きだ。気仙沼の漁師一家の家の仏間が再現されていた。

 

  商品のレプリカも多く展示されていた。昔の雑誌や化粧品コーナーで私ははしゃぎ、百貨店や料亭のおせちが壁一面に並んでいるのを見て、いつか食べたいなと想像した。お土産類や一般的な子ども部屋も展示されている。恋愛ハウトゥー本からゼクシィまで。同い年の友人と行っても楽しいが、親とかとまわったら会話が尽きないんじゃないかな。

 

  佐倉連隊があったところなので、戦時中の展示も充実していた。出征の旗や、闇市の復元もあった。うどんが3本しかない屋台があって、当時のひもじさが感じられる。

 


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  昭和の家。映画のセットということで、画面外には撮影カメラや椅子があった。私の親が生まれた頃は、この時代に近いのだと思う。昔の映画は名前は聞いたことがあるが、白黒なのも多くて見たことがない。黒澤明小津安二郎市川崑とか、名前は知ってるがどんなものを撮っているかは分からない。ゴジラの大きなフィギュアがあって、知ってるものを見つけて安心した。

 

  最後の方はもはや駆け足だったと思う。気がつけば閉館時間て、16時32分のバスに滑り込むように乗った。あまりの情報量に圧倒され、あまり細かく覚えられなかったのが残念だ。何度も書いているが、もし行かれる時は時間にゆとりを持って向かって欲しい。



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  疲れた脳みそを酒に漬けないといけない。夜は焼肉を食べて英気を養うことにした。燃え盛っているが、とても美味しかった。

1/15の週の日記

1/15(月)

  職場で1か月前のミスを思い出したように怒られた。でもそれは、今その人が新しい業務を担当して余裕が無いから、誰かにマウントを取りたかったのかと察せられた。今までの仕事ができていた自分と矛盾を生み、自己を保てないんだと思う。

  M-1のアナザーストーリーを見た。ヤーレンズと令和ロマンの2人が大接戦だった今年のM-1ウエストランド井口さんのアナザーストーリーへの皮肉があったから、今年はやるのかと不安になったけと、とても面白かった。世代の違う盟友っていいなあ。

  そして終始穏やかな微笑みのトム・ブラウン。みんなトム・ブラウン大好き。私も好き。

  さや香の新山さんがメガネをかけるシーンにときめき、ずっと画像を保存してた。やばい。躊躇のないドライな視線を向けるくせに、絶対に懐に入れた人間に甘いタイプだ。好きな人を増やすな。

 


1/16(火)

  親友の誕生日なので、お祝いのメッセージを送る。明日は私が誕生日なので、何かしら連絡が来るだろう。このことを何年もずっと繰り返している。その度に、誰かが自分を気にかけているという幸福感に満ち足りる。

  帰りの電車で村上春樹の「女のいない男たち」を読み始めた。読まず嫌いをしている作家を読むというのが、今年のテーマだ。生き生きとした若者たちの、自意識からなる孤独を書くのが上手い。あまりに寂しくなり、1人の部屋に帰りたく無くなった。

  近所の気になっている飲み屋を覗くもやっていない。寂しさを抱えたまま、コンビニでロング缶を2本買い、適当な舞茸とベーコンのアヒージョを作った。寂しさを満腹感とアルコールで誤魔化す、最適だが太るやり方。何かやらないといけないと焦燥感に駆られ、近所の歯医者を予約した。

 


1/17(水)

  仕事で何故か怒られ、嫌になった。職場の人のスマホを誤って持って帰ってきてしまった。疲れている。立ち飲み屋で沢山飲んで、知らない人と仲良くなった。同い年で、同じような楽器をやったことがあって、無性に話が盛り上がったのが悪い。

  帰る途中に転んで足が痛い。なお、この数日間腫れ上がった模様。曲げるのもしんどくなるぐらいの打撲だった。

  彼氏との電話に泥酔で出てしまい、怒られた。しんどい。嫌われたくない。早く返信が欲しい。

 


1/18(木)

  二日酔いの中、朝の電車の中でひたすらアザラシの動画を送る。彼いわく、機嫌を取ろうとしてて面白かったらしい。職場の仲のいい人達から誕生日プレゼントを頂いて嬉しかった。

  仕事終わりにダッシュで家に帰り掃除をする。なんならシンクもピカピカに仕上げた。彼と駅で合流。そんなに怒ってなくて一安心。作り置きとスーパーで買ったお惣菜を食べて、お酒を飲んで寝た。

 


1/19(金)

  金曜日だが有給をとった。この有給も直前まで取り忘れていて、彼に咎められてようやく思い出したのだった。繁忙期じゃなくてよかった。国立歴史民俗博物館に向かうが凄く遠い。電車で2時間もかかる。そして、この前よって転んだせいか、左膝が曲がらないという試練。京成佐倉駅ハンバーガーを食べてお昼には着いた。

  国立歴史民俗博物館は現代の第5展示室がリニューアル工事中で見れなかったが、圧倒的な物量を誇る展示物に魅了されて、時間が足りなかった。最初の考古学のコーナーでゆっくりしすぎた。初めて行く人は朝から行った方がいい。あと人が少なすぎて、運営として大丈夫か不安になる。こんなに楽しい博物館はなかなかないのに!皆さんぜひ行ってみてください。

  JR佐倉と京成佐倉行きのバスがよく分からなかったら、善意のおじさんに助けられた。勝田台付近まで住宅地なのに、急に因幡沼辺りで地元のような田園風景が広がる。名前を聞いたことがあるユーカリが丘の駅も見れた。

  夜は近所の焼肉を爆食い。ホルモンが美味しかった。

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1/20(土)

  ネックレスの絡まりが取れなくて、悪戦苦闘してたら昼になった。慌てて横浜に向かう。彼氏が家族と来たことがあるスペイン料理のお店を、誕生日祝いで予約してくれたからだ。

  横浜について、五番街という喫茶店で軽めに食事。ツナチーズサンドとカツサンドを半分こした。噂の通り喫煙可のお店で、久しぶりに煙草を買った。隣に座ってる男女は終始敬語で旅行先の写真を見せあっており、マッチングアプリか大学の先輩後輩か疑問が残る、ラキストを吸っていた。

  アザラシのガチャガチャを探しに行く。無事見つけられた。

 

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  タマザラシのガチャガチャは見当たらず、ポケモンセンターに行こうとするも、そごうとOIOIを間違えた。ポケモンのグッズがもらえるとチケットを貰ったので、向かったらソフトバンクのPRで逃げるようにみなとみらいの方へ向かった。

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  赤レンガで酒と鍋の催事をやっており、誘惑に負けてもつ鍋を食べた。昨日も焼肉でホルモンを食べている。鍋島という日本酒が美味しかった。

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  夜に馬車道から歩いてスペイン料理のお店に行く。バイトの大学生らしい男の子が侮蔑的な言葉を呟いていてショックだったが、ご飯の味は美味しかった。店員さんの女性の方は優しかった。記念日に彼が思い出のお店を紹介してくれたのに、心から楽しめなくて申し訳なかった。記憶を消すために美味しいワインを沢山飲んだ。

 

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慰めるように、駅には横浜ベイスターズの写真が。牧選手がダンスしているのを見てから、セ・リーグの選手の中で1番好きです。
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メジャーへ行っても頑張って!今永選手!

 


1/20(日)

  沢山寝て遅くに起床。安く買えたスパークリングワインを美味しく飲むために買い出しに行く。クリームチーズを半分に分けて、片方はおろしたニンニクとレモン塩コショウにバジルを練りこんだなんちゃってブルサンをこしらえ、もう片方はアボカドとわさび醤油で和えた。リッツパーティーの完成である。

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  生ハムとアボカドといちご、ブリを醤油とみりんとすりごまで漬けにしたものも用意した。友人からお歳暮で貰ったますの寿司と蟹の押し寿司も美味しい。

  すごく美味しくて、すいすいとワインを飲み、酔いが回って昼寝をした。起きたら彼が帰る時間だったので、駅まで送った。

  上野駅で飲むハイボールが美味しかったが、毎回別れる時に飲むので寂しい味になる。次に会うのは2月だ。それまで生き延びないと。

  ヤーレンズのANN0を聞きながら、騒がしい会話に気力が湧くのを感じながら帰路に着いた。お喋りが面白いって凄いなあ。