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【天皇賞(春)予想】迷ったら内枠を重視 混戦のレースは枠番別成績に注目

  • 2024年04月23日(火) 12時00分

データが裏付ける内枠有利の傾向


 昨年、3年ぶりに京都競馬場に天皇賞(春)が帰ってきた。そして、勝ったのはジャスティンパレス。1枠1番の勝利に「そうだ、このレースは内枠が強いのだった」と思い出した方も多かったのではないだろうか。

 天皇賞春の1枠といえば2012年の天皇賞(春)も思い出される。単勝159.6倍での勝利だった。

 京都で行われた過去30回の天皇賞(春)(1991年以降)の枠番別成績を調べると以下のようになる。

回収率向上大作戦


 1枠の回収率はビートブラックの影響で跳ね上がりすぎているが、勝率は2枠以下を圧倒している。また2枠からもカレンミロティック(16年13番人気2着)、メイショウドンタク(10年16番人気3着)が出て複回収率が高くなっている。買うか切るか迷うような馬には「内枠だから」というだけで△を回す価値がある。

 ここに挙げた過去30回のうち直近の10回に限定すると、複回収率は1枠から順に309%・83%・101%・114%・16%・76%・96%・37%となっている。ビートブラックを除いても1〜4枠の複回収率は102%。それに対し5〜8枠は56%。後者で馬券に絡んだのはすべて1〜8番人気で極端な穴は出ていない。

「筋金入りのステイヤー」がいない時代だからこそ、距離損をせずに効率的な競馬をする必要があるのかもしれない。京都の天皇賞(春)において内枠重視は基本的な話だが、今年も尊重していきたい。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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