スプリングフレッシュリーグを観てきました。詳細は後ほど。
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イースタンに参入したオイシックスの記念すべき初陣ということで、5年ぶり、そしてこれが最後になるかもしれない戸田に行ってきました。栄えある開幕投手を任されたのは広島から移籍の薮田。立教では黒岩の陰に隠れていた感のある片山とバッテリーを組み、初回宮本川端に連打を許すも後続を断つと、2・3回と三者凡退の好発進。すると打線は3回、先頭の永澤が四球で出塁し、知念の1塁線を破る3ベースで生還!記念すべき初ヒットがタイムリーとなり、先制に成功します。
薮田は4回に1死1・3塁から鈴木に同点タイムリーを許し、なお1死満塁のピンチも連続投ゴロで勝ち越しを許さず、5回まで投げて1失点で降板。チーム門出の大役を見事果たします。力投に応えたい打線でしたが、4番の中山が5回2死満塁のチャンスに三球三振、7回には後輩の小池が繋いで得た2死1・3塁のチャンスに高々とサードフライ…。古巣相手に手玉に取られ、勝ち越し点を奪えないまま試合は終盤へ。
薮田降板後は2番手の飯田、3番手の伊禮が無失点で繋ぎ、8回からの4番手は元ドラ1の吉田。2死3塁のピンチを招くも小森を打ち取り切り抜けたものの、回跨ぎの9回、先頭の武岡にセンター頭上を越される2ベース。宮本髙野を打ち取り2死2・3塁まで漕ぎつけ、太田を迎えたところで橋上監督は申告敬遠を選択。ここまで2安打の鈴木と勝負する思い切った策に出ますが、果たして打球はセンターに抜けるサヨナラタイムリー!高卒ルーキーながら6番キャッチャーでフル出場を果たした鈴木の猛打賞&全打点を挙げる大活躍で、戸田軍が辛うじて開幕戦を制しました。
歴代勝利・ホームラン一覧2023
春の開幕の時点で誰が達成するのかと注目が集まっていた通算200号は酒井捷が早々と2カード目の早稲田戦で達成。さらに立教戦では山口真にも201号となる満塁弾が飛び出しましたが、8年ぶりに4年生が未勝利andホームラン無しの状態で秋のシーズンを迎えることに。このままでは長く続いてきた1勝or1発の歴史が途切れてしまう…と半ば覚悟していたところ、松岡が法政戦で感動の完投勝利!歴史は繋がれ、さらに3年長く続くことになりました。
入学 | 勝利投手 | ホームラン |
1925年以前 | 東(16) 内田(2) | 東(5) 清水(2) 矢田(1) |
1926年 | 野本(2) | 野本(1) |
1927年 | 遠藤(3) | なし |
1928年 | なし | なし |
1929年 | 木越(2) 古舘(1) | 広岡(1) |
1930年 | 高橋(7) 笠間(1) | なし |
1931年 | なし | なし |
1932年 | 梶原(5) | 梶原(1) |
1933年 | 篠原(3) | なし |
1934年 | なし | なし |
1935年 | 久保田(6) | 津田(1) |
1936年 | なし | 野村(2) |
1937年 | 由谷(5) | なし |
1938年 | なし | なし |
1939年 | 佐藤(3) | なし |
1940年 | 岡本(1) | なし |
1941年 | なし | 樋口(1) |
1942〜46年 | 山崎諭(12) 岩佐(6) 山崎喜(1) | 澤田(1) 木暮(1) |
1947年 | なし | 加賀山(4) 伊藤(3) 佐藤(1) |
1948年 | 島村(7) 後藤(2) | なし |
1949年 | 由良(2) | 岡部(1) |
1950年 | 蒲池(6) | なし |
1951年 | 三笠(3) | なし |
1952年 | なし | なし |
1953年 | なし | なし |
1954年 | 吉田(7) | なし |
1955年 | なし | 矢部(1) |
1956年 | なし | 渡辺克(1) |
1957年 | 岡村(17) 樋爪(1) | 片桐(1) |
1958年 | なし | なし |
1959年 | なし | なし |
1960年 | なし | 安部(1) |
1961年 | 新治(8) | なし |
1962年 | なし | なし |
1963年 | 井手(4) | なし |
1964年 | 柳町(2) | なし |
1965年 | 橘谷(3) | 小笠原(1) |
1966年 | 石渡(1) | 早川(1) 渡辺(1) 小林(1) |
1967年 | 門松(4) | 橋本(2) |
1968年 | 岩城(1) | なし |
1969年 | 入試中止 | 入試中止 |
1970年 | 早川(3) | 喜多村(1) 相川(1) |
1971年 | 御手洗(4) 山本(3) | 河野(2) |
1972年 | なし | 平尾(4) 渋沢(2) 遠藤(1) 春日井(1) |
1973年 | 大浦(1) | なし |
1974年 | 西山(8) 中澤(3) | なし |
1975年 | なし | 野村(1) |
1976年 | なし | 大石(1) 福山(1) |
1977年 | なし | 榊田(1) |
1978年 | 大山(10) 国友(2) 水原(1) | 下嶋(6) 中野(2) 大久保(1) 国友(1) 石井(1) |
1979年 | なし | 中村(1) 小田口(1) |
1980年 | 大小田(3) | なし |
1981年 | 大越(8) | 朝木(4) 八重樫(3) 大越(1) 立迫(1) |
1982年 | 市川(7) 中村(1) | 草刈(6) 桜井(2) |
1983年 | なし | 浜田(5) |
1984年 | 大澤(1) | 石竹(2) 岩本(2) 笠間(1) |
1985年 | なし | なし |
1986年 | なし | 石井(1) 斎藤(1) |
1987年 | なし | 青野(2) 小林実(1) |
1988年 | なし | 吉江(1) |
1989年 | 今西(1) | 礒根(2) |
1990年 | 松本(2) | 肥田(2) 古川(1) |
1991年 | 尾崎(3) 黒川(2) | 濤岡(4) 北村(3) 石田(2) 片山(1) |
1992年 | 高橋(7) 佐治(1) | 沢田(3) 間宮(2) |
1993年 | なし | 小原(3) 大山(1) |
1994年 | 岡(1) 林(1) | 丸山(3) 村田(2) 濱田(1) 佐藤(1) |
1995年 | 氏家(3) | なし |
1996年 | 遠藤(8) | 須貝(2) 伊藤(1) 仲戸川(1) |
1997年 | 井上(1) | 酒井(1) 武藤(1) |
1998年 | 児矢野(1) | 児玉(5) 山口(1) |
1999年 | 浅岡(2) | なし |
2000年 | なし | 河原(1) |
2001年 | 松家(3) | 木曽(3) 杉岡(2) |
2002年 | 木村(2) 松岡(1) | 北野(1) |
2003年 | 升岡(1) | 升岡(1) 富田(1) |
2004年 | 楠井(1) 重信(1) | なし |
2005年 | なし | 大坪(1) |
2006年 | 鈴木(2) | 高橋(1) 鈴木(1) |
2007年 | なし | 鬼原(1) |
2008年 | なし | 岩崎(1) 田中(1) |
2009年 | なし | 舘(1) |
2010年 | 鈴木(1) | なし |
2011年 | なし | 有井(2) |
2012年 | なし | 白砂(1) |
2013年 | なし | 山本克(2) 喜入(1) |
2014年 | 宮台(6) 柴田(1) | 田口(4) 楠田(4) 山田(3) |
2015年 | 有坂(1) | 竹中(1) 宇佐美(1) 三鍋(1) |
2016年 | 宮本(1) | 新堀(3) 辻居(3) 宮本(1) |
2017年 | なし | 岡(3) 石元(3) 笠原(1) 梅山(1) |
2018年 | 奥野(1) | 大音(1) |
2019年 | 井澤(2) | 阿久津(3) 井澤(1) 中井(1) 浦田(1) |
2020年(現4年) | 松岡(1) | なし |
2021年(現3年) | 現時点でなし | 山口(1) |
2022年(現2年) | 現時点でなし | 酒井捷(1) |
2023年(現1年) | 現時点でなし | 現時点でなし |
松岡の卒部により、再びリーグ戦の勝ち試合で投げた経験のある投手が不在の状況で開幕を迎えることに。とはいえ秋フレッシュの5位決定戦ではベンチ入りメンバーをフルに使っての継投で見事「奪出」を果たしていますし、我先にと新戦力が出てきてくれるはず。誰が現部員初となる勝ち星を挙げるのか、今から楽しみですね!
2023年まとめ(打撃編)
50安打への道 2023年総集編
年間で規定打席に達したのは酒井捷・和田・矢追・別府の4人で、うち矢追までの3人が2割を達成。首位打者はもちろん酒井捷が.293(22/75)で獲得。楠田以来の年間3割にはあと一打及ばなかったものの、春秋の全試合で出塁を果たし、7盗塁もチーム最多、さらに1本塁打も最多タイで、見事三冠を達成。また大井は春の途中から梅林主将に代わってファーストに定着すると単打を量産し、惜しくも規定に届かずも.283(17/60)。残り3打席を凡退としても.270で、例年であれば優に認定首位打者を取れていたはずというハイレベルな争いでした。そしてホームラン王を分け合った山口真は6打点で打点王も獲得。その内訳は満塁ホームラン、押し出し、ゴロの間ということで、タイムリー無しで受賞という何とも珍しい記録となりました。
酒井捷 (2年) 今年 22(=10+12)安打 → 通算 22安打 (1HR)
大井 (4年) 今年 17(=5+12)安打 → 通算 22安打
和田 (4年) 今年 15(=8+7)安打 → 通算 16安打
矢追 (4年) 今年 14(=8+6)安打 → 通算 14安打
別府 (4年) 今年 14(=5+9)安打 → 通算 32安打
山口真 (3年) 今年 10(=4+6)安打 → 通算 10安打 (1HR)
藤田 (3年) 今年 9(=7+2)安打 → 通算 11安打
内田 (3年) 今年 9(=3+6)安打 → 通算 9安打
中山 (2年) 今年 5(=2+3)安打 → 通算 5安打
青貝 (2年) 今年 5(=3+2)安打 → 通算 5安打
鈴木健 (4年) 今年 2(=1+1)安打 → 通算 2安打
松岡 (4年) 今年 2(=0+2)安打 → 通算 2安打
梅林 (4年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 13安打
西前 (3年) 今年 1(=1+0)安打 → 通算 1安打
府川 (3年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
平田 (3年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
阿部 (4年) 今年 1(=0+1)安打 → 通算 1安打
来年は二三遊のレギュラーがそのまま残るとはいえ、フレッシュでの下級生の活躍を見るに決して安穏としていられないのが今のチーム。今までは過ぎたる願いとも言えた、走攻守三拍子揃った大型内野手の出現に、今度こそ本気で期待したいですね!
2023年まとめ(投手編)
100奪三振への道 2023年総集編
井澤の抜けた穴をどう埋めたものかと心配しながら迎えた春の開幕でしたが、蓋を開けてみれば松岡・鈴木健と左右の両輪が独り立ち。揃って規定回に到達し、実に8年ぶりとなるチーム防御率5点台の原動力となりました。
松岡 (4年) 今年 29(=16+13)奪三振 → 通算 55奪三振
鈴木健 (4年) 今年 24(=13+11)奪三振 → 通算 45奪三振
平田 (3年) 今年 16(=5+11)奪三振 → 通算 18奪三振
三田村 (4年) 今年 5(=0+5)奪三振 → 通算 5奪三振
鈴木太 (3年) 今年 3(=2+1)奪三振 → 通算 4奪三振
長谷川大 (3年) 今年 1(=1+0)奪三振 → 通算 1奪三振
渡辺 (2年) 今年 1(=1+0)奪三振 → 通算 1奪三振
青木 (4年) 今年 0(=0+0)奪三振 → 通算 0奪三振
双木 (3年) 今年 0(=0+0)奪三振 → 通算 0奪三振
とかく松岡悲願の完投勝利が語られがちですが、その陰で忘れてはならないのは三田村・青木とこちらも左右の両輪。下級生の頃から期待されながらも怪我等に悩まされていましたが、最後の年にリーグ戦デビューを果たして見事結果を残しました。特に三田村は走者を背負った場面での火消しにも重宝しただけに、来年誰がその役割を担うのか悩ましいところですが、今年経験を積んだフレッシュなメンバーの台頭に期待したいですね!