墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活…

墨田ペトリ堂

「現場に出るようになったら人生おしまいだ。」と書斎派隠れアイドルファンとしてこそこそ活動していましたが、二十歳を過ぎて人生がおしまいになったので現場に出るように。 初めて入れ込んだ束ものは興亜三人娘。他方、加藤専太郎の金馬で落語に目覚め、現在も小規模落語会中心に現場に出没。

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「二面楚歌」墨田ペトリ堂 雑文仮置処

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    • 写真企画室ホトリ公募展「オールドレンズ・オーケストラ #4」

      浅草橋のギャラリーへ。 出先で聞いたオールドレンズ縛りの公募展。 帰りがけに寄ってみた。 企画詳細はこちら 参加条件は以下の通り。 アリフレックス用ディスタゴン24mm/f2.0など、「うへぇ」と思うレンズを使っている人もいるが ヘリオス44-2 58mm/f2 スーパータクマーやSMCタクマーの50mm/f1.4、55mm/f1.8。 広角ではMDロッコールの20mm/f2.8など。 1970年代あたりのマニュアルフォーカスの単焦点レンズを使う人が多い。 程度に

      • 4star×sister写真展 Photographed by Qwajima Tomoki

        自転車転がしてギャラリー・ルデコへ。 神木 麗 、星乃 莉子、小湊 よつ葉、恋渕 ももな。 4人の女優を桑島智輝が撮影したもの。 ステートメント 作品は全てアクリル。 下駄を履かして、少し浮かせて展示してある。 大きさとしてはA3とA4が中心。 4人揃った物はB1も幾つか。 エントランスから、反時計回りに 神木 → 星乃 → 小湊 → 恋渕の順。 二人で組になる写真なども取り混ぜて。 ルデコの5階は、梁や壁の作り出す凹凸が多く、作品の配置にも照明の取り回しも制約がある

        • HASEO SoloExivison「12星座展 東京」

          REAL PORTRAIT TOKYO III と併催されていた HASEO の個展。 写真作家としての生き様と作品世界が、質として量として見る者に迫って来る素晴らしい作品群と空間であった。 展示室AとBを REAL PORTRAIT TOKYO III に充てて、展示室Cの壁一面、天井近くまでを大作で埋め尽くす。 天井近くまでの高さになると、キャンバスのようなマットな作品は兎も角、アクリルになると反射を拾ってしまうのだけれど、それも些末なことに思えて来る。 見辛さへの苛

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        記事

          REAL PORTRAIT TOKYO III

          HASEO主催のポートレート公募展。 これまでは「HASEO主催の流派展」と言う認識だったが、様相が変わって来た。 出展に当たっての縛りは「人が写っている事」のみ。 以前はHASEOの作風に感化された人が多かったように思うが、良くも悪くも「それ以外」が増えていた。 目を惹いたもの Koji Hirose 砂丘で撮ったポートレートの連作。 大体に於いて矢鱈滅鱈風が強いが、吹かない時はサッパリ。 その不確定要素しか無い場所で、モデルに長い紗の布を持たせる。 翻り方も風任せ

          REAL PORTRAIT TOKYO III

          天乃さや 卒業公演

          ♮リアスクライブの中核を担って来た天乃さやがグループを辞めることを発表して一と月。 ついにその日が来てしまった。 所用でスマートフォンに触れず、気が付いた時には最前ブロックのSチケットは売り切れ。 後方から観覧。 天乃さやの「天乃さや以前」から見て来た人々も、名残りを惜しみに来ていた。 客入れBGMの音量が上がって下がり、Overtureから開演。 セットリスト 天乃さや 側頭部を留めたストレートにティアラ 夢咲あむ いつものショートヘアにティアラ 日向みゆ 青髪ツ

          天乃さや 卒業公演

          澄田綾乃×LUCKMAN写真展 「if...」

          「写真展でしか出来ない事」を突き詰めた、攻めに攻めた写真展だった。 ステートメント 地下の展示スペース全面を使って写真の展示、1階のカフェスペースで映像作品を上映。 厳寒の北海道。 吹雪の屋外と、暖かな屋内。 その二つが画面の中で交錯する多重露光も多様して、写真展の物語の被写体以外の主役である「男」の視点と心象を表現。 額装、直貼り、透明なタペストリー、装丁も様々。 照明の落とされた展示空間に、スポットライトで照らし出された作品が浮かび上がる。 タペストリーの下に敷か

          澄田綾乃×LUCKMAN写真展 「if...」

          ポートフォリオレビュー/アワード 2023 ― 受賞者4名の写真展を開催 ―

          富士フイルムフォトサロンの、若手写真家応援プロジェクト。 今年の受賞者については、こちらが詳しい。 3月23日のトークショーの後にざっと見たが、トークショー帰りの人々でごった返していたので再訪して見直し。 松永 誠「I surrender」 街を歩いて目に引っ掛かったものを直感的に撮影し、モノクロームで切り取られた、人の写らないストリートスナップ。 応募作はデジタル出力だったが、写真展までの準備期間に暗室でプリントした作品と取り混ぜての展示。 推薦写真家である中藤毅彦

          ポートフォリオレビュー/アワード 2023 ― 受賞者4名の写真展を開催 ―

          涼白ましろ展 vol.2 〜秘密の夢見る犬小屋〜

          撮影会などで活動する涼白ましろを撮った作品に絞った、撮影会主催のグループ展。 ハレパネ中心、額装の方が少ないが、雑誌の表紙風に仕上げたり、工夫は凝らされている。 スチロール板を切ること一つにも技術は要るのだけれど、それを知らない出展者が自分でやって失敗したまま展示したり、動線もへったくれもないパーティション配置だったり、如何なものかと思う点もあったが、そこはまぁ生誕祭的な祝祭空間なので硬い事は言わない。 会場は、一部撮影可能 「こんな写真が撮れます」 と言う、撮影会の広報に

          涼白ましろ展 vol.2 〜秘密の夢見る犬小屋〜

          春のAJCC写真展 ―クラシックカメラで撮る楽しみー

          小伝馬町から日本橋丸善、銀座伊東屋、丸の内丸善と絶望の文具店巡り(欲しいノートがどこにも売っていない)、濠端を竹橋に抜けて、代官町から半蔵門へ。 クラシックカメラをフィルムで撮る好事家の集まりの写真展。 カメラの製造年代順に写真は並べられていて、古くは明治22年から。 明治が3、大正が3、昭和14年までが11、20年代が8、30年代が9、40年代が9、50年代が5、平成が6。 思ったより平成が多いが、ベッサが3台にコンタックスAXが2台。 このあたり流石に酔狂な好事家の会

          春のAJCC写真展 ―クラシックカメラで撮る楽しみー

          コムロミホ 写真展 「猫のよう」

          午後から小伝馬町へ。 龍閑公園の桜は丁度満開。 ステートメント デジタルのプリントは門外漢なので、どんな物なのかは存じ上げないが「ピエゾグラフィーでのプリントとのこと。 白と白寄りの灰色、黒と黒寄りの灰色、更にその間の色。 諧調が豊かで非常に美しい。 みっちり情報が詰まっているが、整理されてもいる。 何をどう見せるかの整理と調整が現像だとすると、デジタルではありつつも、それは行われているのが見て取れる。 ステートメントにあるように、猫の散歩のような、気ままに歩き、立ち

          コムロミホ 写真展 「猫のよう」

          松田忠雄グラビアポートレイト WorkShop 作品発表会

          初夏に近い陽気の東京。 自転車でえっちらおっちら坂を上って弘重ギャラリーへ。 松田忠雄の主宰するポートレートワークショップの作品発表会。 地下の展示室Aでのこぢんまりとした写真展だが、作品は濃密。 松田忠雄の技術を、それぞれのものとして落とし込んだ上で、自分の写真に出来ている。 影響下にはあるが、そのままではない。 大口径単焦点のレンズを使う人が多いが、道具に使われておらず、使役できているのには感心した。 目を惹いたものなど。 井幡巌 ダゲレオタイプとはまた少し異な

          松田忠雄グラビアポートレイト WorkShop 作品発表会

          いのうえのぞみ写真展 コーイバート・ナヒーン/ No Problem 「この星の人を撮りたい」

          晴れた週末、都合二回、両国へ。 いのうえのぞみがインドで撮った聖者、お祭り、子供たち。 過去作と近作。 ハレパネはプリントのみならず仕上げも美しい。 ピクトリコで以前見た別の写真展では、照明の拙さに呆れた事も有ったが、今回は悪くなかった。 目の高さから上には極力配置せず、そうなってしまう所は正面からではなく、斜めから照らし出しており、見辛さは感じなかった。 展示ノウハウが溜まって来たのだと思う。 通り過ぎる旅行者としてではなく、ピザの期限を使い切る形で繰り返し滞在して撮っ

          いのうえのぞみ写真展 コーイバート・ナヒーン/ No Problem 「この星の人を撮りたい」

          Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 ワンマン前ラスト定期!編

          美容師国家試験の為に、横音ひなが実家に「おでかけ」していた期間が終わり、あとは結果を待つだけとなった所で、1月6日以来の「金曜夜八時半」の定期公演。 悠々間に合う人、休んだ人、ギリギリで駆け込む人、遅れてはいる人、さまざま。 ほぼ定時に開場。 客入れBGMの音量が上がって下がって静寂。 オーバーチュアから開演。 セットリスト 横音ひな サイドポニー 矢野桜子 ポニーテール 葵葉ほのか 内巻きボブ 藤乃さや ゆる巻きストレート 星乃綾夏 編み込みストレート ワンマンライ

          Shupines定期公演〜しゅぴねすぱれーど〜 ワンマン前ラスト定期!編

          矢野桜子生誕祭2024

          例によって開場はジワジワと押し、開いたと同時に生誕委員の人々が飾り付けを始める。 「飾り付けは許可するが、始めるのは開場してから」 このルール、私は良いと思う。 妙に仕切りたがる人もおらず、ボケたりツッコまれたり、時に罵倒されたりもしながら、和やかに飾り付け。 客の自己顕示の競争みたいなことにもならず、和やかな祝祭。 客入れBGMの音量が上がって下がって静寂が訪れる。 ほぼ定時に開演。 セットリスト オーバーチュア無し、暗がりに出て来た矢野桜子。 照明が付くとともに一

          矢野桜子生誕祭2024

          あずりな展2024 鼓 動

          1人のモデルを35人のカメラマンが撮ったグループ展。 3階での別の展示でもモデルを務めているので、今週のルデコはほぼ全棟「あずりな」。 ステートメント 目を惹いたものなど Sira 和装の三幅対に唸る。 主題となる中央を金の縁の額、左右は黒縁で。 縦長の構図の主題、トリミングしたのだと思うが、しっくりくる構図。 日本画用のものだという額にもよく合っていた。 ケンタソーヤング 空間設計の上手さ。 額の塗装などは荒っぽいのだけれど、それすらも「味」に転化。 ぱっと華やぐ

          あずりな展2024 鼓 動