佃島から板橋の飲み屋まで20キロ歩く
1.21東京大周遊
東京の時差ボケ三日目。 ヒルズにゆくつもりで、時差のまま午後1時過ぎに佃を出る。
住吉さまの裏手の掘り割りに浮かんでいる釣り舟を見て、これはベニスだと思った。
極東の湾岸の中の砂州がベニスに酷似しているなどとは、時差ぼけの極みだが、これはプラハとの比較なのである。
プラハは「北のベニス」などと呼称されているが、あれは観光局が苦し紛れに造った言葉で誰も本気で信じてはいまい。
「北のベニス」に対して「佃のベニス」が現実味を帯びているのは、水面が干満することだ