株式会社百森

岡山県の西粟倉村というところで山林の管理をしている会社です。

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マガジン

  • 2023百森アドベントカレンダー

    百森の2023年版アドベントカレンダーです!各メンバーが毎週1本新しい記事を書いていきます。

  • 2022百森アドベントカレンダー

    百森の2022年版アドベントカレンダーです!25日毎日記事を書いていきます。

  • 2021百森アドベントカレンダー

    百森の2021年版アドベントカレンダーです!25日毎日記事を書いていきます。

  • 林業書籍のまとめ

    林業にまつわる書籍についてまとめた記事のまとめです。

最近の記事

地味にAIで絶滅危惧種をまとめた話

PDFの情報を手で書き写すのが面倒だったけど、ChatGPTさんにCSVにしてもらってラクにできたよ!という話。 やりたいこと岡山県版レッドデータブック2020というPDFがあります。これから項目を幾つか抜き出して、Google Sreadsheetで閲覧できるようにしたいです。 村で見られる絶滅危惧種をリストにして、僕ら専用のポケモン図鑑をつくるんだ!というのが動機です。生きものがたくさんいる山をこれからつくっていくために。 まずデータをダウンロードする哺乳類、鳥類、

    • 森林の生物多様性を高めるための林業経営の指針をAI要約

      林野庁さんが「森林の生物多様性を高めるための林業経営の指針」についてパブリックコメントを募集しています。以下は指針の内容をAI先生に分かりやすくまとめてもらったものです。指針案自体もそう長くないので、興味ある方はぜひ読んでみて、パブリックコメントを書きましょう! 1. 本指針作成の目的(1) 近年の生物多様性保全をめぐる動き 最近、私たちの世界は生物多様性、つまりいろんな生き物や植物がたくさんいることを守ることが大切だとみんなが言っているよ。地球の気候が変わってきているか

      • QGISを触ってみよう2

        今回は地図上で道をつくってみましょう! 下図の状態までは前回のnoteを読んだりするとたどり着けると思います。たどり着けなかったらDiscordとかで質問してみてください! 今回はこのマップ上に新しい道をいれてみましょう! 北の村道沿いの部分と、南の林道沿いの部分が繋がっていません。なので、今回はそれをつなげる道をスーパー簡単に設計してみましょう。 一番シンプルなのはまっすぐ直線を引いちゃうことですよね。 でもお察しの通り、これは結構ハードな道です。地形を完全に無視

        • QGISを触ってみよう

          自分だけの地図をつくるというのは意外と楽しい作業です。この記事では、株式会社百森の提供する西粟倉村の航空写真やスギやヒノキのデータから、自分だけの地図をつくれるようになるまでをガイドします。有料ソフトなし! 準備する地図をつくるにはGISと呼ばれるソフトウェアを使うのが便利です。GISというのは地理情報を扱うシステム全般のことを指します。 文字情報を扱うためにはMicrosoft Wordやメモ帳など、いろんなソフトがあります。地理情報を扱うにもArcGISやGoogle

        地味にAIで絶滅危惧種をまとめた話

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        • 2023百森アドベントカレンダー
          18本
        • 2022百森アドベントカレンダー
          22本
        • 2021百森アドベントカレンダー
          26本
        • 林業書籍のまとめ
          2本

        記事

          森林管理会社がCOTEN CREWになった話

          こんにちは、株式会社百森の田畑です。株式会社百森は、岡山県の西粟倉村というところで森林の管理をしている会社です。 このたび百森は、株式会社COTENを応援する「法人COTEN CREW」というものになりました。月額5万円なので、弊社のような小さな会社にとっては大きな出費になるのですが、林業や森林管理の状況を考えると非常に重要な活動だと考えたので参画した次第です。 株式会社COTENが何をする会社なのか?というのを僕なりにめちゃくちゃカンタンに整理すると「歴史を勉強すること

          森林管理会社がCOTEN CREWになった話

          今後について

          年末ですね。株式会社百森としての今後をすこし書いてみます。昨年の記事から、あまり大きく変わるようなことはないと思います。 目指すところ株式会社百森は、山と人がともにある社会を目指しています。それはどのような社会なのでしょうか。 まず端的に、人が山に入りやすい状態が達成されていると考えます。西粟倉はその面積の9割以上が山林となっていますが、その人口のほとんどは山に入ることなく暮らしています。物理的な距離は近くても、精神的な距離は遠い。それが西粟倉における山林の実情でしょう。

          今後について

          無駄をつくれなかった反省

          2023年のアドベントカレンダー最終日です。株式会社百森の多彩なメンバーが書いた多彩な記事、楽しんでいただけたでしょうか?みんなの仕事や生活、暮らしがにじみ出るような記事が多くてよかったなと個人的には思っています。 さて、最終日だったはずなのですが、実は昨日から記事を書こうと思っても、全く筆が動いてくれません。 「経営に野心は必要か 養殖した野心で戦えるか」「態度で他人を動かす病とその対策」「林業DXはまず補助金業務からお願いしたい」「現実が最も合理的なので変えるなら合理

          無駄をつくれなかった反省

          買って良かったマイベスト装備品三選

          株式会社百森の齋藤です。 今回は、私が山の調査や設計業務を行う中で、これはホントに買って良かったなと思った装備品を三つご紹介したいと思います。 1.フィッシンググローブ普段、山での業務で一番使う消耗品はビニルテープ(樹木テープ)です。主に立木に巻き、印をつける目的で使用します。日によっては一日中ビニルテープを立木に巻きつける作業をすることもよくあります。 株式会社百森では、立木に巻きつけるビニルテープの色や本数で意味合いを識別しています。例えば、新しく作設する森林作業道

          買って良かったマイベスト装備品三選

          我が家の防寒対策

          こんにちは。百森の室岡です。 冒頭から余談ですが、前回のあんこの記事を書いたら、妻が御座候の粒あんで「しるこ」を作ってくれました。ホクホクです。(関西では、粒あんで汁があるものを「ぜんざい」、こしあんで汁があるものを「しるこ」と定義されているそうな) さて、本題です。 私は、西粟倉村に移住して、2023年9月で4年目に突入しました。 最初の6か月は、あわくら荘内のシェアルームに住んでいました。そこから妻が移住するのにあわせて戸建てに引っ越しました。 西粟倉での住まい西

          我が家の防寒対策

          百森インターン -大西体験記-

          初めまして京都府立林業大学校の2年、大西惇太と申します。 私は10月2日から10月27日までの1か月間(株)百森さんにインターンできていました。京都府立林業大学校は林業のことを学ぶ専門学校です。といっても京都の林大は、文部科学省が作ったわけではなく、当時の京都府長が「林業をどうにかしたい、そうだ学校を作ろう」そんな感じで、できた学校なので実技が多めです。(僕たちの年は座学が苦手です。)そんな学校で、林業について学んできた私がインターンを通して何を感じたかを語っていきたいと思う

          百森インターン -大西体験記-

          京都林大 池田の百森インターンシップ体験記

          はじめに皆さんこんにちは!京都府立林業大学校の2年生、池田桐耶です。私は8月28日から9月22日までの間(株)百森さんでインターンシップ(学校の授業の一環として事業体で働くこと)をしていました!今回は、普段林業大学校で森林について学んできた私がインターンを通して何を感じたかを語っていきたいと思うので一読いただけると嬉しいです! 自己紹介京都府立林業大学校森林公共人材専攻2年池田桐耶です!生まれは大阪の枚方市で山との関わりはあんまりなかったのですが、三重にいたおじいちゃんの影

          京都林大 池田の百森インターンシップ体験記

          2023年の印象に残った出来事

          2021年からアドベントカレンダーを書き始めて3年目になります。株式会社百森の北森亜未です。 アドベントカレンダーを書くときに今年は何があったか、何をしたか振り返るいいきっかけに自分の中でなっています。 2023年の1番大きなイベントは祖父母が亡くなったことです。 コロナも落ち着いたし、来月会いに行くね~!と電話していた次の週の4月頭ごろに亡くなった。と連絡がきます。 突然すぎて予想していなかったけど、私はリモートでも仕事ができる+パートナーは個人事業主なので荷物の準備

          2023年の印象に残った出来事

          西粟倉村史を読み解く ③木地師

          株式会社百森の清水です。西粟倉村史を読み解く第3回目は、「木地師」についてです。 木地師(きじし)をご存じでしょうか。木地師とは、広葉樹の木を伐採し轆轤(ろくろ)と呼ばれる工具を使って盆やお椀、こけしなどの日用品を作ることを生業としていた人たちで、村に定住せず原材木を求めて山から山へと移住する流浪の民です。 西粟倉では、1789~1800年ごろに影石村塩谷地区のあたりに何軒かの木地師が住んでいたという記録があります。 木地師は流浪の民ですが、近江国愛智郡小椋(おぐら)郷(

          西粟倉村史を読み解く ③木地師

          ボードゲームをつくりたい

          西粟倉を舞台にしたゲームをつくりたい。オリジナルのやつで色々とやりたいことはあるけど、手始めに名作ボードゲームの西粟倉バージョンをつくりたいなあと前から思っています。販売とかするわけではなく、単純に仲間内で楽しむために。いや、別に西粟倉バージョンつくる必要もないんだけど、あったらなんか嬉しいじゃん?仲間も誘うキッカケになるし。 そういえば前に林業ボードゲームのクラファンを支援したりもしました。送られてくるのが楽しみ。 スコットランドヤード犯人役数名を刑事役数名で追いかける

          ボードゲームをつくりたい

          あんこの話

          こんにちは、百森の室岡です。 毎日マイタンブラーにコーヒーを入れて出社してます。コーヒーの御供は、和洋の甘いお菓子達です。 社内では時折、「あれ食べれる、食べれない」論争があります。 最近の話題は… VS 私は、あんこ全般好きなので、この際色々調べてみました。 参考文献として、『何度でも食べたい。あんこの本』を参照しました。 また参照したHPは、以下の通りです。 あんこの起源あんこのルーツ 「あんこ」は、いわゆる「餡」を指します。本来「餡」とは、米や小麦で作った

          山歩きのすゝめ

          株式会社百森の齋藤です。 先日、バイトさんと一緒に山に登って測量を行った際、「もっと速く山を歩く方法はありますか?」と聞かれました。 どうやら私の歩くスピードが速かったようで、何かコツみたいなものがあるのかと疑問に思ったようです。 普段は山の調査や設計業務を行っており、山に登ってから下りるまでの間にできるだけ多くのデータを収集したいと考えています。そのため、山を移動する際には次の二つの点に注意しています。 ①事前に移動ルートを設定しておく 私が山に入る際に一番重要視して

          山歩きのすゝめ