マスコットに殴られると喜ぶドM

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サッカー戦術クラスタがポケモン対戦について考察してみた

どうもこんにちは。羊と申します。コロナ禍によるスポーツイベントの中止により暇を持て余し、そんな時に金ローで放送された『名探偵ピカチュウ』を劇場ぶりに見たら改めて刺さってしまい、嫁がSwitchを抽選で当てた事もあり、初代以来のポケモンに手を出した次第です。初代では学友と対戦に明け暮れ、赤をメインロムとし、努力値上昇のためのドーピングアイテム購入のために四天王周回、セカンドロムの緑初回版をわざマシン入手のためにセレクトバグを駆使して周回してはセーブデータを消し、を繰り返していた

    • 【ポジショナルプレー第7回】FCバルセロナ キケ・セティエンによるゴールキック戦術の革命

      今回のお題はリーガ・エスパニョーラ。シーズン半ばでエルネスト・バルベルデ監督を解任(シーズン途中での監督解任は02-03シーズンのルイ・ファン・ハール監督以来17年振り)したFCバルセロナ。その後任にはレアル・ベティスで343もしくは3142、433のシステムを用いたポジショナルプレーを披露して名を挙げたキケ・セティエン監督を招聘。クライフ・イズムを継ぐ彼の手によって、強く、魅惑的なバルサが復活するのか否か。その事を世界中のクレ達が見守っている…というのがここまでのあらすじ。

      • 【ポジショナルプレー第6回】ローマvsミラン ローマ発、4141のルネッサンス

        今回のお題はセリエA。今季のローマはジェコやコラロフ、デ・ロッシ(ようやく怪我から復帰)らのベテラン勢がチームを支え、ニコロ・ザニオーロやジェンキズ・ウンデル、ジャスティン・クライファートら伸び盛りの若手が華を添える、通好みのチームとなっている。そんなチームを指揮するのがエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督。トッティや中田英寿の背後に位置し、ローマのセリエA制覇を支えた中盤の選手といえば覚えている人も多いだろう。そのディ・フランチェスコ監督は怪我人の多かった今季、様々なシステ

        • 【J2開幕前特集】柏の街で行った・行きたい美味しいお店

          久し振りにJ2へと降格した柏レイソルですが、J1暮らしをしている間にJ2クラブも増え、対戦経験のないクラブがちょいちょい出てきました。なので、『個人のグルメブログ巡り&これぞと思った店をストックしておく』事が趣味で、美味しいと解っている店にしか最近は行っていない偶蹄目が「ここ行った美味かった!」「次ここ行きたい!」と考えている店をとりあえず貼り付けておきます。今までに写真撮って載せていた店はツイートも併記。なお記載順は適当であり、特に評価順というわけではありませんのであしから

        サッカー戦術クラスタがポケモン対戦について考察してみた

        • 【ポジショナルプレー第7回】FCバルセロナ キケ・セティエンによるゴールキック戦術の革命

        • 【ポジショナルプレー第6回】ローマvsミラン ローマ発、4141のルネッサンス

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          【ポジショナルプレー第5回】ベティスvsレアル・マドリー 数的優位を破壊するマドリーの超攻撃的プレッシング

          今回のお題はリーガ・エスパニョーラ、“対ポジショナルプレー”の解説。「何か面白い事は無いだろうか」とたまたま見たベティスvsレアル・マドリーで、マドリーがまさかの3バックを採用。しかもマルセロもベンチだし一体どうなってるんだ、と続けて見ていた所、マドリーが実に面白いプレッシングを実装している事に気が付いた。レアル・マドリーと言えば、前線にタレントを揃える代わりに守備は手薄で、守備の事はDHやCBに丸投げというシーンが多々…というイメージが少なくとも銀河系の頃からある。そんな時

          【ポジショナルプレー第5回】ベティスvsレアル・マドリー 数的優位を破壊するマドリーの超攻撃的プレッシング

          【ポジショナルプレー第4回】千葉vs東京V 両者を分かつ組織守備の差

          そんなわけで第4回。短めに3.5回とするつもりだったが、予想以上に長くなってしまったので正式ナンバリング化。今回は東京Vのゲームモデルの骨格部分に切り込んでいくので注視して頂きたい。 第1回では「優れたゲームモデルを用いているが、安西幸輝&安在和樹の両翼を失い、サイドに質的優位がないため得点力に欠ける」と分析した東京V。その後の東京Vはというと、高卒ルーキーFW藤本寛也という新たな俊英と、夏に加入した“ゼロヒャク”、FW泉澤仁の早期のフィット。そしてDF奈良輪雄太の予想以上

          【ポジショナルプレー第4回】千葉vs東京V 両者を分かつ組織守備の差

          【ポジショナルプレー第3回】“狭さ”を武器に戦う町田&広島の継続と変化

          早いもので第3回。今回は主に2チームについて。資金力に勝る“降格組”達を物ともせず、J2で上位に着ける町田と、下馬評を覆し、今季のJ1を正に席巻している広島について。この2チームにはある“共通点”がある。今回はその“共通点”と“その後の変化”について掘り下げていきたい。 なお、できる事ならゾーンディフェンスに対する最低限の知識は事前に抑えておいてもらいたい。ゾーンディフェンスの基本から説明していたら日が暮れてしまうからだ。その際、上記の2つが特に理解の助けとなるはずなので、

          【ポジショナルプレー第3回】“狭さ”を武器に戦う町田&広島の継続と変化

          【ポジショナルプレー第2回】神戸vs鳥栖 アラバロールを用いた神戸のボール保持と残された課題

          若手によるサブ組主体の神戸がちょっと面白いビルドアップを実装していたので解説。いつの間にポジショナルプレー仕込んだのか…タイミング的に黒幕は林健太郎のような気がする。恐らく。 今回説明するのは『アラバロール』。バイエルン・ミュンヘンを指揮していた頃のグアルディオラが見出した戦術で、守備時は普通のSBのポジションに居るのに、攻撃時はポジションを移動し、DHとして振る舞う事から『偽SB』とも呼ばれる。バイエルンではCB,SB,DH,SHなど複数のポジションを自在にこなすダビド・

          【ポジショナルプレー第2回】神戸vs鳥栖 アラバロールを用いた神戸のボール保持と残された課題

          【ポジショナルプレー第1回】大宮vs東京V ポジショナルプレーから成る東京Vの攻撃戦術

          大宮vs東京V、東京Vの攻撃編。まず基本的な部分として、東京Vの攻撃を理解するにはポジショナルプレーについて理解を深める必要がある。彼等のプレーはポジショナルプレーの原則に基づいて行われているからだ。ポジショナルプレーが解らない、聞いた事も無い、という方は以下の2つの記事をまずは読んで頂きたい。 サッカーを革新したチェスの概念。ポジショナルプレーという配置論 | footballista https://www.footballista.jp/column/38739 ポ

          【ポジショナルプレー第1回】大宮vs東京V ポジショナルプレーから成る東京Vの攻撃戦術

          2015シーズン ネルシーニョ神戸の攻撃戦術 その2 ex.湘南vs神戸

          第2弾でございます。今回は湘南の523解説から。 高速トランジション(攻守の切り替え)からのカウンターでJ2を席巻し昇格してきた湘南。昨季までの541にアレンジを加え、今季は523を採用。共に343からの派生みたいなシステムだけど、541では中盤サイドの守備に入る選手がそのまま前線に残ってプレスを掛ける形と思っておいてください。詳しくは後述。 神戸の攻撃については、狙いは前回の甲府戦に手を加えた感じ。前述の通り湘南のシステムも似たようなもんだしね。この日もやっぱりボランチ

          2015シーズン ネルシーニョ神戸の攻撃戦術 その2 ex.湘南vs神戸

          2015シーズン ネルシーニョ神戸の攻撃戦術 その1 ex.神戸vs甲府

          神戸vs甲府の解説。同じ343の派生系のシステムを用いる神戸と甲府。同じシステムでぶつかり合うと、ピッチの全域で1対1が頻発し、ボールを運ぶのに難儀する。なので、ちょっとした工夫が必要。なので、3421で攻める神戸と541で撤退守備の甲府。神戸が3トップではないのが肝。 神戸の狙いは甲府のWBの裏…というか、CBWB間のスペース。ここを攻略するために、ネルシーニョは岩波のパス能力を用いた。CBの中央にウヨン、ボランチに森岡が居るので後方でのポゼッションは安定する。加えて甲府

          2015シーズン ネルシーニョ神戸の攻撃戦術 その1 ex.神戸vs甲府

          ネルシーニョの戦術 その1

          その2があるかどうかも怪しいですが…w 切っ掛けは以下のツイートから。 TJがネルシーニョにFWはボックスの幅から出るな、サイドに逃げるなと言われてたらしいけど、そうなるとPJや慶治朗の扱いはどうなるか。厳しいエリアだけど、ゴールに近いとこで勝負するには我慢と駆け引きが必要なだけに、楽しみではある。 — 辛酸ヽ(^o^)丿なめ太 (@vitter_boys) 2014, 12月 13 実際にネルシーニョが採用していた戦術だけど、5年半の間ずっとそうだったわけではなく。な

          ネルシーニョの戦術 その1

          神戸サポへのネルシーニョ取説

          Twitterで投稿したもののまとめ。ざっくりしてますが、掴みはこんなもんかなと。個人的には来シーズンの神戸の躍進を祈念しております。イチ、ニイ、サン、Vitoria! ネルシーニョが人として優れているのは「リスペクト」を欠かさない所だったな。試合に負けても、ミスをした選手を公の場で批判する事は絶対にしない。あくまでその選手を起用することを決断した自分のミス。審判員を敗戦の言い訳に使う事も無い。逆に、審判員のミスを糾弾する敵将を宥める事すらある。 そういう他者へのリスペク

          神戸サポへのネルシーニョ取説