ささら

主婦、ときどき、花屋。葉っぱだけで花束を作っています。

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  • 緑だけの花束

    葉っぱだけで花束を作ってみる。気ままな制作記録。

  • ときどき花屋のはなし

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丸い葉のアレンジメント

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    テッポウユリのブーケ

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    花の値段のはなし

    花屋に勤めていた頃、お客さまから「先週はもっと安かったのに」というような質問をよく受けた。花は生ものだし旬もあるので、野菜と同じように日々値段が上下するのは当たり前なのだけれど、それが頭の中でうまく結びつかないひともいる。 花は嗜好品。生活費が厳しければまずカットされるのは「お腹が膨れないもの」で、花はその筆頭なのだと常に感じていた。今はどの町にも1つは花屋さんがあるけれど、自分のために花を買う人はきっとまだ少ないだろう。 それでも、普段花とは無縁の人が花屋に集まる時期が

    花の値段のはなし

    葉あそび

    葉あそび

    散歩道での葉束修作 2

    この時期、街路樹に赤い新芽をちらほらと見かける。 人間の子供も、生まれたばかりは「赤子」、乳幼児を「嬰児(みどりご)」と呼ぶ。この話を以前何かで耳にした時、命の色は人も樹木も同じなのだと腑に落ちた。 ちなみに「嬰児」とは、大宝律令で三歳以下の子供を「緑」と称する規定があったことに由来するという。ならば大人にも色は割り当てられていたのだろうか。成長するにつれ緑は深くなり、いずれは茶へ、黄へ、そしてまた赤へと移ろってゆく。 今回ホルトノキの紅葉も加えようと思ったけれど、色が

    散歩道での葉束修作 2

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    散歩道での葉束修作 1

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    ヒメコバンソウとサニーレタスの花束

    ヒメコバンソウとサニーレタスの花束

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    葉だけの花束を作る

    大学生のころ、男性に「葉だけで作った花束」を贈ろうとしたことがある。新宿駅構内の青山フラワーマーケットの前をうろうろし、店員さんにどうお願いすれば良いだろうかと散々悩んだ末、勇気が出ず未遂に終わってしまった。相手は今でいうミニマリストのような生活をしていて、後々残る物を贈るのが憚られた末の考えだったのだけれど、結局手ぶらで会うこととなり、珈琲だけでもと奢らせてもらいながら本人にそのことを話すと「ああそれは見てみたかったかも」と笑顔で返され、やはりダメ元でもお願いすれば良か

    葉だけの花束を作る