Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

4月に作ったという理由だけで集められた模型たち

 

 

月初にNecromundaのVansaar gangの一団を塗った。プラモデルは塗らなくても十分に楽しいし、プラスチックのカキンとした感じって清潔感もあっていいなと思っているが、人と遊ぶ道具である一面を持つミニチュアはついつい塗りたくなるので不思議だ。

Necromundaはまだどんなに多くても10体くらいで1チームになるので、本当にギリギリ塗装できるラインだと思う。40KとかAoSなどの主要タイトルはもっと多くのミニチュアを運用すると思うので塗るのは大変だろう。

 

 

ウォーハンマーストアではフリーミニチュアという買い物をすると、一個ミニチュアをくれる販促策がある。これは月ごとにミニチュアの種類が変わって、なくなったらそれでおしまいというもので、今月は人気であっという間になくなったようだ。こういう、中世の鎧をアレンジした未来調のデザインがウォーハンマーの象徴的なデザインのひとつ。一体だけでもかっこいいが製品で買うと複数体入っている。

 

部屋に未組立てのプラモデルがいくつもあるということにストレスを感じないのであれば、ゴロゴロと数十体のミニチュアが箱に入ったセットを買って、それを気長に塗るのは随分と豊かな趣味のように感じる。憧れはするが、一度ゲームのコマとして使ってしまうと「同じミニチュアを買うならゲームで使えるやつ」と、なかなかそうはならないのが難点だ。現在出ているOLD WORLDの中世の騎士たちをそのように遊ぶのは楽しそうだとずっと思っている。

 

 

車の塗装において、筆塗りの風合いを活かしたものがじわりじわりと広がっているように感じる。もちろん、過去から一定数存在していたのだと思うが、SNSで見つかるようになったのはここ数年ではないか。Rat Look 車種名 で検索するとボロボロの車が出てくるのでそれを見ながら塗るのが楽しいです。筆ムラを生かしながら好きな色に塗って最後はスポンジなどを使って汚すという手順は意外とクセになるし、それを実行するには車というモチーフは程よい曲面とエッジがあるなぁとも思います。デカールを貼るとムラの激しい塗装面と、均一に印刷されたデカールの表情の差で全体にメリハリが出るのもよい。

 

 

月末にやや無理をしてキットバッシュをした。キットバッシュとはウォーハンマーの中の楽しみ方の一つで、異なるミニチュアのパーツを混ぜて一つのミニチュアにするというもの。真鍮線を使って取り付けたり、接着剤で溶かしながらパーツをつけたりした。当然と言えば当然だが、陣営ごとにデザインに特徴があるわけで、それをうまく拾うと良い形になる気がする。目隠しして飛んでくるギャングは不穏な塊で、悪趣味だ。ただ、悪ノリとしては面白く、いたずら心があると思う。

 

vincentknotley.wordpress.com

めっちゃカラフルにウォーハンマー 塗る人。絶対見たほうがいいです。好き。


これをのんびり塗りたい。KNIGHTS OF THE REALM ON FOOT

https://www.warhammer.com/en-JP/shop/kingdom-of-bretonnia-knights-of-the-realm-on-foot-2024?queryID=0b60bbe454a02e2ea4ccb231a56ecfea

 

今週の物販

 

 

 

 

 

NIKKE Exhibitionへ行ってきたよ。パネルってすごいわ。

 

そんなにどハマりするソシャゲがあったか?というくらいに勝利の女神 NIKKEを楽しんでいる。このゲームのキャラクターの魅力は好感度というステータス補正に関わる数値を上げるための、面談の難易度というか噛み合わなさだと思っている部分もあるが、BGMのテイストがかなり好きなので続いているというのもある。あと、チュートリアルパートで度肝を抜かれたのでそれを引きずっている。そういえば、ソシャゲで1年以上ほぼ毎日遊んでいるタイトルというのは自分の中では初めてかもしれない。

 

 

楽しさついでに、アニメイト池袋本店で行われた勝利の女神:NIKKE Exhibitionへ行ってきた。ゆっくり見たいと思ったので平日の午後に休みを取って。会場に入ると、ニケたちのでかいパネルが並んでいる。これを見てテンションが上がる時点で、自分がかなりこのゲームにはまっているということに気づかされる。スマホで見る小さな彼女らとは違う、実体を持ったものがある程度の大きさで存在しているというだけで、例えパネルであっても人の心を打つんだなという感動があった。

 

 

 

あと、敵であるラプチャーの設定画があるのはかなり嬉しかった。いつもはウネウネ動いている彼らが止まっている姿を見ることはなかなかない。さらにテンションが上がるのは、背中で魅せるガンガールRPGの名の通りの凝った形状の銃だ。SFデザインのものから実在しそうなものまで幅広いデザインと、使い手のパーソナリティを反映させた装飾が見られる。

 

 

 

書き下ろしのイラストをパネル化したものはどれもかわいらしくて良かった。こういうところにしっかりとコストをかけてくれるのはありがたいというか、使い所をわかっている感じがある。

 

ストーリーをガシガシ進めていくには相手よりも自分たちの戦闘力が弱い状態でも戦うことになる。そうすると手動操作でそれなりに忙しく戦わないといけないし、戦闘力を上げて自動操作で進めるとなると、ほかの作業をしながらの片手間進行になるので、こうしてじっくりとアートワークを見る機会というのはあまりなかったように思う。そういう意味ではパネルメインの展示だけども、こういう形式で会を開いてくれるのは大事だなーと思いました。見ている間はほとんど人がいなくてゆっくり見られたので大満足。

 

今日の物販

 

 

 

 

 

 

 

アンボットがうまく塗装できたのが嬉しい

 

アンボットはウォーハンマーで遊べるタイトルの中の一つ、ネクロムンダで使えるミニチュアである。どのギャングにも編成することができる採掘用のロボットだ。

 

 

早く塗るには下地を活かしながら塗り重ねていけばいいというのは、なんとなくわかっていた。あとはとりあえず発色良くするためには補色かなと思いながら色を選んでいくといい感じに仕上がった。というか、最初のネイビーの下地にスポンジで茶色を載せた段階がすでにかっこいい。

 

 

そのあとドライブラシでトープ、ベージュ系の色に明るくしていった。カサカサ感のある仕上がりを目指したのだけど、思いの外下地のネイビーとの対比が強すぎた。マッドマックス 怒りのデスロードは日差しの強い昼間のサンドベージュと深い夜のネイビーの対比が綺麗だったので、それを同居させようとしたのだけども。

 

 

仕上がりを緑にしようと仕切り直し。赤茶を塗って、そこからオリーブグリーンを重ねていく。重層的に補色対比がバシバシ入っていくので、下地を透かしながら塗装する手法と相性が良かった。鮮やかさが失われずに重厚感と色の層が重なることで奥行きが生まれた感じ。最後に全体を茶色の塗料でフィルタリング。ファレホウォッシュをがっつり使ったの初めてだったけど、これで全体の色の層がまとまったのでよかった。ファレホウォッシュは他の色を買ってもいいかもしれない。

 

 

ウォーハンマー はディテールのメリハリがはっきりしているので塗りやすい。なのでこういう理屈っぽい色相対比に考えるリソースを多く避けるので、色を理詰めで紡いでいく作業がとても楽しい。

 

 

アンボットのいいところは二個入っているところだ。以前塗った迷彩のものは、今回完成させたものよりも明らかに劣るクオリティだと思ったら、並べてみるとなんと美しいことか。6000円くらいで買えるので、ゲーズワークショップ公式通販の送料が無料になる価格の10000円までの帳尻合わせにも良いミニチュアだ。

 

今週の物販


↓公式通販はこっち↓

https://www.warhammer.com/en-JP/shop/Necromunda-Ambot-2019