Re:11colors

毎週木曜日更新(2023年5月現在)。模型、日常。面白いことあれば他の日も

連想と交換。初めてnecromundaのキットバッシュをした

 

「なんですかこのギャング人生3回目みたいな人たちは……」

まだルールがわからないどころか距離を測るためのメジャーを使うことすらおぼつかない頃に対戦相手買って出てくれた、彼のギャングを見て私はそういったのだ。

 

ネクロムンダはキットバッシュも楽しみの一つ!という、話は当時、全くピンとこなかった。キットバッシュとは、複数のミニチュアを混ぜて一つのミニチュアを作る手法の名称だ。ピンとこないというのは賛同できないというわけではなく、どうすれば良いのかが全くわからなかったということで、それがわかる日がある日突然来たのだ。

 

ミニチュアゲーム「ウォーハンマー」のタイトルの一つであるネクロムンダでは「データはあるがミニチュアがない」という現象がたびたびあるようだ。最初は気にもしてなかったが、自分のチームの編成に欠かせない存在だとわかると急に困ったことになる。なにせモノがないので組み立てられないのだ。そこでキットバッシュの必要性に気づいた。やるしかないぞと。

 

 

私が作らなければならなかったのはグリースモンキーというミニチュアで、これは新しく組もうとしているギャングの一員に無くてはならない存在だった。メインのジェットパックを使って飛び回るギャング達を強力にサポートするからだ。グリースモンキーについて調べてみると、自動車などを整備する人という記載がある。

 

ここで大事なのはストーリーだ。もっともらしい話を考えて、それをミニチュア全体にまとわせれば良いと私は気づいた。これは、フレーバーってやつで、世界観作りと呼ばれるものだ。グリースモンキーがサポートするジェットパックは簡易的な機械なので、何かメカっぽいものを使えばうまくいくはず。そう思い、メカニカルな見た目が特徴である、アデプタメカニカスのミニチュアを調べていると比較的すぐに背中からいくつものケーブルを繋げているミニチュアを見つけた。

 

 

かくして私のグリースモンキーは「不思議な動力機が備え付けられたジェットパックを、それと同じデザインの工具で整備する」というストーリーを持った。その分、キットバッシュはグリースモンキーだけじゃなく広範囲に及ぶことになったのだが。

 

グリースモンキーはミニチュアの頭をギャングに変えただけの簡易的なものであるが、ギャング達と互いのデザインが揃っていることで「ああ、あなたのグリースモンキーはそんな感じで整備をするんですね」という形に演出できたと思う。二種のキットを使ってのキットバッシュは、互いの要素をそれぞれが持ち合えば、とりあえず雰囲気は揃うということに気づく良い機会でもあった。

 

 

今回は機械だからメカっぽいものという単純なミックスを行なったが、これ機械”だけど”自然、みたいな反対のものを組み合わせることも十分できそうだ。具体的にいうと、エイジオブシグマーのシルバネスを使うとか。

 

組み立てが終わったキットバッシュは基本的に「パーツを切断する」「強引に貼る」「真鍮線を通して突き刺してから貼る」みたいなことをした。プラスチック用の接着剤はいい感じにパーツを溶かすので、むにゅっとくっつければ違和感がなかった。目隠しの頭のパーツや何も持っていない平手がジェットパックを背負ったギャングの雰囲気をイケてるものに使えたり、装備の見た目を整えることに使えたのは非常に幸運だった。

 

パーツを切断するときはタミヤエッチングノコギリを使うとうまくいくので、これは持っておくと良さそう。

 

使ったミニチュア

(購入はamazonよりも正規取扱店か、公式通販の方が取り扱いが多いので良い感じ)


CORPUSCARII ELECTRO-PRIESTS

https://www.warhammer.com/en-JP/shop/Ad-Mec-Corpuscarii-Electro-Priests?queryID=774167b360ddf01b3a966536b9d79bef

 

ORLOCK ARMS MASTERS AND WRECKERS

https://www.warhammer.com/en-JP/shop/Orlock-Arms-Masters-and-Wreckers-2020?queryID=10eb217cc4314384f9e37fdafdeb5c26


今日の物販

 

 

 

 

 

時計を売るときに思ったこと

時計が増えすぎたのでいくつかの時計を売ることにした。

あんまり気にしていなかったけど、平日はビジネスカジュアルなスタイルで働いているので自然とドレスウォッチかそれに準ずるものを装着することが多い。

 

そうなるとびっくりするくらいカジュアルウォッチの出番が減る。G-SHOCKなんかは特にそうで、数を持っているものの出番がないという状況が長く続いたし、オメガスウォッチもそんな感じで結局10回着けたか着けないかだった。

 

いざ揃えてみて「なるほどな」と思うのは、洋服と違い洗うものではないので、気に入った時計をずっと着け続けるということが可能だということ。お気に入りが洗濯中だから、サブでとはなかなかならないのである。洋服にも「増えれば増えれば増えるほど、お気に入りの出番はなくなり、タンスの中を圧迫する」ということがあるが、時計はそれよりもハードな環境だと思った。

 

コレクターならもっとうまく管理ができると思うが、つけることのない時計を保管しておくことが自分には難しく感じた。ゴロンと転がっている姿が不恰好で、出番がない様子を見ているのが嫌になった。

 

売ろうと思うと、どうしても付いて回るのは価値だ。リセールバリューは時計につきものだが、もし少しでもそれを気にするのであれば、つまり少しでも高く売りたいのであればクォーツ式の時計は動いているうちに売ったほうがよさそうだ。

 

特にオメガスウォッチに関しては、いざ手放そうと思ったら裏側の電池交換用の蓋が惑星の柄になっていることが、電池交換時に傷ができたりする可能性を想像せずにはいられなかった。G-SHOCKなんかも防水性能を生かしたままの電池交換は、おそらく手間がかかる。不動品として売るといくらの価値になるのだろうか。電池切れになる個体はまだ少ないと思われるので、そういった意味では中古市場が成熟されておらず、今後どういう風になるのかが楽しみだ。

 

高くて優れているものを買うと、安いものに目を向けることができなくなるわけではないが、どうしても着用回数に差が出てくる。「それなりの良さ」「カジュアルなかわいさ」はわかっているが、そればかり揃えても満足しないように思えてくる。そこに普段はドレスウォッチを身につける生活スタイルがまざると事態は混迷を極めてくる。

 

きわめつけはこれだ。「何十万もする高級時計は一生に買える本数が限られている」 これがこの趣味を難しく、楽しくしている要因だ。なんとなく高い時計が欲しいなと思いながら、すぐに買えないからと、それなりの時計を楽しむことはその場しのぎでありながらもあまりにも甘美だ。

 

売った金を生活費にするというのは馬鹿馬鹿しいので時計かメガネを買おうと思っている。

 

今日の物販

 

 

 

 

塗りがいのあるウォーハンマーのミニチュアを知りたいので、まずは俺からまとめておく。

 

海外プラモデルの価格上昇に伴い、ウォーハンマースケールモデルの価格差も狭まっているのが面白いのが、今。というのがある。それに、ラップ・DJ・グラフフィティ・ブレイクダンスの4大要素がHIPHOPを構成すると言われるように、遊びにもいろいろな楽しみ方があっていい。

 

ウォーハンマーは実際にゲームをしようと思うと、金も時間も対戦相手も必要なのだが、カードゲームのカードを集めて眺めるように、ミニチュアそのものだけでも十分に楽しめる。

 

 

最初に買ったウォーハンマーのミニチュアは、ベリサリウス・カウルというキャラクターだ。神保町店で「まだゲームはやらないけど、ウォーハンマー のミニチュアに触れてみたい」と話して提案されたもの。8000円くらいで、大きさも手のひらサイズのものだった。塗りがいのあるディテールと、それに説得力を持たせる造形の演出が綺麗だと思った。

 

ミニチュアを買っていて思うのは1体で1万円を超えてくるとサイズが大きくなっていく傾向がある。それと造形が細かくなっていくように感じた。たくさん置くには大きいと思ったのと、世界観が濃密に込められているので、部屋での存在感がすごそう。塗る時間も結構かかるだろう。ゲームに使わずに、部屋に置いておくという観点でミニチュアを見るとこの辺のバランスが難しいのでまだ買えていない。

 

 

一万円しないくらいで、かといって安すぎずという価格で箱に一体だけミニチュアが入っているものは組み立てるに面白く、塗るのにも飾るのにも良いという印象を持っている。作ってて特に気に入ったのはGOTHIZZAR HARVESTERという骨が骨を集めているプラモデルだ(ハーベスターはまだしも、前半の読み方がまるでわからないので英語表記にしている)。これは作った後にすぐにもう一個買って部屋にストックしてあるほど。

 

 

あと、最近教えてもらったRukkatrukk Squigbuggyも面白い見た目をしているのでかなり気に入っている。

 

二体入って1万円以下だとこれはこれで大きさは小さくなるが、塗りがいはある。ネクロムンダのアンボットはそういう意味で素晴らしいミニチュアだ。また造形の悪ノリが激しいペニテントエンジンも二体入りで、これはこれで良い。

 

ウォーハンマー自体が元来ミニチュアゲームのコマなので「1万円しないくらいの塗り映えするミニチュア特集」みたいな販促はほとんどやらない。あと発売されているミニチュアの数が尋常じゃなく多いので探しきれない。店員さんに聞くとそれぞれが違う答えを持っているので、個々の好みがあることがよくわかる。他にもオススメがあればその都度教えてほしいと思っているのでたまにSNSで声を上げては教えてもらっている。

 

公式サイトの通販が一番品揃えが良い。あ、あと価格改定が近々ありますね。

 

Warhammer 40,000 - Warhammer

https://www.warhammer.com/en-JP/warhammer-40000-lp

 

今日の物販

 

 

↑この本はマジでいいです。最高