変圧器たち

へんあつき-たち

Ocular Max PS-23 Ignis (リペアベイモード/コンバイナーモード)

前回からの続きです。変形ギミックの肝はコンバイナーモードにあったなー。滅茶苦茶複雑な工程を経てがっちりした Maximus Pro の胴体部に変形します。

リペアベイモード:

これはオリジナル玩具にもありましたが変形パターンもほぼ一緒で、腕部になるオルトモードキャビン部分を展開して両足を広げているだけ。オリジナルとの違いは胸部のパネルを水平に展開して卓状に変形させているくらいでしょうか。

接地面にオルトモードで両脚をまとめる際に使うペグが存在する為若干ガタつきますし、キャビン部分に位置決めのペグも存在しないなど、他の各モード程作り込まれたものではないようです。

左右に張り出した部分(ロボットモードの脚部)に武器を取り付ける方法としてアウトリガーの半円筒上の出っ張りに被せる方式なんですが、特にロックが見当たらず乗せてるだけなので一寸不安定です。その後方にある(コンバイナーモードの膝を180度回転した時に固定する爪)とか使ってどうにかするのかと思ったけどちょっと違うみたいだし、ここは良く判らないですね。

他メンバーとの対比はこんな感じ。オリジナルと比べると足が長い分左右に長くなっていますがいい感じに基地っぽさはありますね。

これは オリジナル版のインストラクションにしかない Emergency Car CARRIER Mode。日本版の説明書では「移動攻撃基地モード」と紹介1されている2ようですが、PS-23 Ignis のインストラクションには掲載されていないのでこれは俺変形です。

カーキャリアになる車両後方がちょっと斜めになってたり、そもそも長さが足りずに積載車両がつんのめったりしていますがしょがないね。そういうモードは想定されていないので!

コンバイナーモード:

手足が無いので非常にシンプルですが胸部、腹部が非常に恰幅が良く、また太腿部分が長く膝下が短く見えるのでスタイルはそこまで良くない印象。この状態では膝下から細いアームで接続された足首って構成なので仕方ないんですけどちょっとニッカボッカ的な雰囲気もあったりするね。

足首の大きさは十分ですが箱組で踵部分を合わせているだけの作りなので底面が無く、ちょっと箱組が外れやすいです。これ多分変形も間違ってる部分有るのでこの辺りの検証は両足揃ってからですかね。。。

背面はシンプル。背中に背負いものも無く肩甲骨的にカバーが配置されているのは滅茶苦茶すっきりしているのよく練られた変形パターンだと思います。

変形は工夫の塊ですが、股間部は単に関節増やして幅広にしているだけではなくそこから更にクランクで知事無用になってます。またフロントの左右スカート部は太腿側に配置されています。

フンドシ部分の合体時の巨体に見合うように大型化されています。

脚部の合体ジョイントは多分左右とも一緒なので入れ替え可能かもしれません(もしかすると膝部の仔のメインジョイント以外で細かい違いがあるかもしれないですが)。

ただですね、PS-25 Navigant のこの部分の合体ジョイントが90度引き起こしてジョイント部分を「L」字型に曲げる構成なんですが、差し込むときにこれが直ぐに折れて逃げちゃうんで滅茶苦茶取り付けに難儀しました。この辺も含めて全体的に繊細。足首側は左右合わせ部分で挟み込んで固定する箇所があるので完全に取り付けてしまえばかなりガッチリと固定されると思います。

頭部ヘッドはフェイスインフェイスな構造で、これは前作 Assaultus の胴体担当 PS-14 Incursus と同様の構造です。これで左右首振りは兎も角若干ですが仰角も取れるの良く出来てますね。

頭部はデフォルトの玩具風に加え、アニメ風の奴が付属。アニメ風の方はインストラクションには特に記載されていないのでもしかすると初回特典的な奴かも知れないです。この画像のはアニメ風ヘッドの方ですね。

また、オリジナル玩具版には変形の都合で襟状のパーツ(オルトモードのラダー旋回基部)が存在しますが、アニメでは描かれていなかった(設定画からそうなのかかんたん作画でそうなっているのかは不明)為、本玩具では両方の状態を再現できるようになっています。これはアニメ版頭部なので襟パーツなしにしています。

アニメ版頭部にも表情変更用のフェイスパーツが付属。食いしばり顔かな?咆哮顔かも知れないけど口腔内に奥行無いからそうは見えないですし。

どうでも良い画像ですがアニメ版ヘッドのフェイスパーツ外したところ。。。

左が別袋に入っていた交換用頭部でこっちが多分アニメ版。右が最初から取り付けられていた頭部で恐らく玩具版イメージのもの。右側の方が断然格好いいんですがアメリカンポリス風のグラサン掛けてる風イメージとしては左側の方が近いかも。右側はちょっとダイアクロンの匂い感じますね。

デフォルトの方にも食いしばり顔のフェイスプレート付属してるんですけど、こっちはかなり鬼の形相になってしまいます。こっちが玩具準拠の襟付き状態です。個人的にはこっちの方がシンプル過ぎないので好き。

こっちもフェイスプレート外した状態の画像付けとくか……耳あてとか頬あてだけじゃなくてわざわざ全部違う金型起こしてるの凄いね……尚、合体時頭部は上に引っ張るだけで比較的簡単に外せるので交換は容易です。

ガーディアンと言えば赤目なのでは?と思ってたんですけど、アニメではブルーだったんですね。しかしどっちの頭部も裏から見るとオプティック部分はクリアレッドで成形されていて、どっちも同じメタリックブルーを拭いているんですよね。玩具版イメージの頭部は赤目にして欲しかった。

コンバイナーモードで頭部だけ Ignis の物にしちゃうと、デッドプールの映画1作目のエンドタイトルのアニメの可愛いデッドプールをデザインされた Justin Claus Harder氏が一時沢山描いていた肩幅以上に広くて頭部が小さいイラストみたいなバランスになるな。広く比較的平坦な胸板、それほど絞られてない腹部辺りがそう思わせるのか知らん。

これは脚部だけ戻した状態。上半身がデカすぎるんだけど、逆に言うとこれ位ボリューム変化するという事ですね。凄い。

下半身を無視して上半身だけ見ればこれ位のボリュームになるという事ですね(片足だけ合体させた状態は非常に不安定なので暫くこうやって遊んでました。

ほうら見た目普通。

これは頭部だけコンバイナーモードのままのバランス。手首出し忘れてるけど。上半身が高さ詰められてるんですよね。そのせいでろぼっろモードの胸部パーツを閉じてコンバイナーの胸部を出せずに妙なことになってます。このバランスは昔のサンスターこどもシャンプーとか ブルマアクのマスクが取れるヒーローソフビ辺りの等身に近くなるのでこれはこれで感あらあね。

現在発売されている3体を合体させて Assaultus と並べてみるとこんな感じ。もうデカい方の背景からもはみ出しちゃって画面の上の方に生活感が漏れてしまっていますが、それは見なかったことにして上の方で書いた通り Assaultus の超セクシーボディに対して野暮ったい位太ましく、太腿が長く膝下が短い(Assaultus の方は追加アドオンの下駄履かせてしまっているので更に好スタイルになってちょっと卑怯ではありますが)。

膝上が気持ち長くなってしまっているのはここに膝下のフレームと足首を収めるための容量としてこの位必要だった故、という気がしますが、逆にこのバランスの対比がオートボット感醸している気がします。尚、この状態で自立するのは非常に困難でこの後コケてしまいました。

立膝も多分できそう。但し PS-25 Navigant のコンバイナーモードは割合華奢なので、オルトモードがバイクなグループ相当のキャラのコンバイナーモードの頑丈さによっては「出来るけど厳しい」とかになるかもしれない。

変形間違ってる可能性あるけどエネルゴンキューブで支えて無かったらフレームのみの右足が全然自立しませんでした。

右腕は Assaultus チームの PS-16 Volatus さんに協力いただきました。PS-16 Volatus は非常に重くて当初 Assaultus の合体用肩関節のラチェットが自重で垂れさがってしまう不具合で、交換パーツが配布されてましたが、PS-23 Ignis の肩関節では全く問題なく保持可能でした。

最後にこれまでに発売されたチームメンバーと3ショットです。サイズ感的に非常に丁度良いですね。手足組は Assaultus 組の様な身長差がそんなにないのかな?あっちは

ブロウル相当の PS-17 Probus が際立ってデカく、スィンドル相当の PS-15 Fraudo がチビという設定ちゃんと拾ってましたけど。まあ5体揃ってからのお楽しみですね。

Ocular Max PS-23 Ignis (オルトモード/ロボットモード)

Ocular Max のガーディアン(Defensor)似こと、All-Built-In Maximus Pro も最初の PS-21 Medicus 発売から起算して2年目突入し、ようやく折り返しの 3 体目、いよいよ胴体担当です。

Ignis はラテン語で「火」という意味の単語だそうですが、元ネタの人の名前である「ホットスポット(Hot Spot)」ではなく、消防車(Fire Truck)からの類推でしょうか。「ホットスポット(Hot Spot)には「熱源」って意味もある様なのでそっちから婉曲な類推って可能性も無くは無いんですけども。

Ocular Max の MPスケールコンバイナーのラインである ALL-BUILT-IN シリーズの前の奴こと Assaultus では両脚担当が足首までカバーするというコンバイナーの夢を実現してくれたおかげで胴体担当 PS-14 Incursus は脚部については膝上まで担当してりゃ良かったんですが、なんせ今回のプロテクボット似には脚担当にオルトモードがオートバイの人も居るのでそういう訳にはいきません。足首パーツを武器って事にするやらいったん本体から取り外してコンバイナーモードで下駄を履かせるとかを禁じ手として完全変形を目指すなら体積的には胴体担当がどうにかして足首も差し替えなしで担わないとならん訳でして、当然設計難易度も上がってる筈なのでここは設計者の腕の見せ所(実際に見せるのは「脚」ですが)、今回その回答が拝めるのでとても楽しみにしておりました。

インストラクションを見ると、今回の胴体担当には基地モード(repair bay mode)もある様なのでオリジナル玩具同様の4モード変形です。基地は見立てなんだろうけど凄いですね。

毎回思いますけどパッケージの「Perfection Series」ロゴはちょびっと優良誤認的なのでは?とおもってドキドキしちゃうのよね。MPパッケージそっくりの FansToys (ロゴはセーフ)、当時玩具のパッケージに寄せてきた FANS HOBBY(ロゴはセーフ)、メーカー名ロゴが旧ロゴそっくり Magic Square とかいろいろありますけど既に非正規TFは周知されているので MMC の IDW 似キャラシリーズみたいにオリジナルキャラとしてのコミック付けてくれて「違いますけど?」ってポーズを取ってくれた方が個人的には好きなのよなあ。

パッケージ裏に隠されたスペックチャートまであんの!ご丁寧に読み取り用のシークレットフィルム迄同梱されちゃってるからね……一応キャラ説明は別人のテイなんですが、簡略的すぎて名前を差替えただけという風ではある。著作権に違反してしまうところは上手く避けましたって感じなんですかねえ。

ところで本製品、私は今回ムーンベースさんで予約開始早々に36,580円で予約したんですが、今ムンベさんのサイト見たら44,800円に値上がりしてんの。4か月で120%以上の値上がり!円安怖い(´;ω;`)ブワッ

怖い話を続けると2020年1月に show.z store で予約した PS-14 Incursus は日本円換算で16,425円だったんだよね……これは送料抜きですが、ムーンベースさんでも20,900円だったので単純に倍以上になっちゃってるのよね。まだまだ円安続いちゃうんでしょ?玩具趣味には辛い時代やで。

オルトモード:

さて、気を取り直してオルトモードです。デザインはオリジナル玩具準拠で6輪のうち前方に4輪のタイプ(アニメでは後4輪でややクラシカルなデザインでした)。オリジナル玩具のモチーフは三菱ふそうスーパーグレードらしいですが、恐らく PS-23 Ignis も同車両をモチーフしていると思います。

オルトモードではロボットモードのパーツは殆ど隠れていますね。分割線や関節っぽいパーツの露出があるので変形トイという事は判りますが、腕やら脚やらっぽい部分が見当たらないというか。この状態でロボットモードの腕部と脚部は丸出しなのでロボットモードにオルトの意匠が沢山残っているデザインだからこそですが、Ocular Max 名義のコンバイナー玩具はどれも変形難易度とスタイリングのバランスが絶妙な良設計で触ってて楽しいんですよね。

フロントグリルは確かに国産トラックのデザイン。アニメでのデザインはクラシカルでアメリカ風なフロントグリルを持っていたので確かにオリジナル玩具準拠でデザインしていると思われます。ギャラクシーフォースのデモリッシャーに似てない?って思ってそっちを確認しに行ったんですが色味が同系統というだけでフロントグリルは全然似てませんでしたわ。

サイドミラーは取り付け基部から軟質パーツですが、私の個体は当初より若干変形していました。遊んでる分にはあんまり気にならないのでそのままにしていますが、そのうちドライヤーとかで温めてクセを治そうかとは思ってます。

リアエンドはこんな感じ。実車は存在しませんがもし存在した場合、多分この黒い部分は追突防止の為、黄色や赤の派手なストライプで塗装されている可能性があります(オリジナル玩具の各部に貼られている赤ストライプはそれが由来と思われます)。

真上と真裏。羊羹みたいな長方形ですが中身もみっちり詰まっており非常に重い。底面にもロボットモードの意匠は殆どなく上手く隠されています。

ラダー部は展開可能。ラダー自体に伸縮する機構もありますが、この状態が最も伸ばした状態なので梯子車としては失格では。タカラトミーのMPインフェルノも似たような構造でしたが、梯子の伸縮ギミックは主にロボットモードで梯子を小さくたたむための機構として割り切っているようです(MPインフェルノの方は「胴体内に梯子が完全収納される」という超ギミックがありましたがこっちはそれ程ではないです)。

リアタイヤ側車両側面にはアウトリガーがモールドされています。左右に展開はしませんがジャッキ部分が可動して接地させることは出来ます。

このアウトリガーは水色の半円筒のカバー部分がペグと爪で車体に取り付けられているんですけれども、黒い可動パーツに伸ばした時に固定されるラチェットがあり、それが結構固く、伸ばしたジャッキ部分を指で押し込もうとするとカバーパーツごと外れて吹っ飛んでいく場合があります(私の個体は左側面後ろ側のが吹っ飛んできました。カバーの爪の引っ掛かり具合にもよるので個体差はあると思いますが)。戻すときはカバー部分押さえつつジャッキ部分を慎重に押して戻した方が無難。2hc(未だ旧称呼び)のTF非正規スレで早々に破損報告来てて(しかも複数)、「脛のパチンとはめ込む系の爪が折れてた」って書き込みされていた人が居たのでもしかするとここらへんなのかもしれないですね。私の個体は幸いにも破損は無かったですがちょっと外れやすいっぽいので気を付けるに越したことないですね。

大型銃(オリジナルに準拠すれば Fireball Cannon )が2丁と放水アーム(オリジナルに準拠すれば Mechanical Arm)が2本付属します。オルトモードでは銃にアームを取り付けてから銃をラダー基部のスロットに固定することが出来ます。余剰を無くすギミックですが、今回オルトモードは滅茶苦茶リアルな外観のビークルなのでちょっと違和感ありますね。

同チームの皆さんと。スケール感的にはまあまあいい感じなのではないでしょうか。

全長は2倍以上の差があります。こうやって見たら4万もやむなし感はある……。あるけどやっぱり高い。高騰前に予約できて本当に良かった。

ロボットモード:

おっと。左右で下腕の向きが違っているのはご愛敬。モールド的には左腕の向きが正しいと思います。デザインやモールドは玩具準拠ですが塗装は肩部や膝下辺りの斜めモールド部分の警告ストライプが塗られていない(実際には違う色味のブルーが塗装されてていますが)、頭部アーマーが塗分けられてなく黒一色などの特徴からアニメ劇中のかんたん作画回を参考にしていると思われます。

https://tfwiki.net/mediawiki/images2/a/a5/Bot-episode-hotspot-guns.jpg File:Bot-episode-hotspot-guns.jpg - Transformers Wiki

脛のサイドに生えてるアウトリガーとか足首付け根の凸モールドとか、滅茶苦茶再現度が高いですね。

これはオリジナル玩具の特徴であり、アニメ設定画でも継承されているので滅茶苦茶再現度高い!って話なんですが、上腕の太さったら無いんですよ。

オルトモードのラダーは背面に背負っているのでランドセルの様になっていて、後ろから見るとラダー部が白く丸見えなんですが、ほぼ二の腕の太さと同じ厚みに収まっているので遊んでる時には全然目立ちません。

関節の渋みも丁度よく五指独立可動、親指以外は第二関節第三関節も可動するので非常に豊かな表情付けが可能です。但し足首接地部分は薄い板状のパーツで踵もそれほど張り出していないのでポージングによっては後ろにコケ易い。重量ある玩具なのでコケると破損の心配も出てくるので無茶なポーズはあんまりさせたくないですね。

リモコン摘まんでどうにかボタンを押そうとするぶきっちょな巨漢、みたいなのは出来ます。まあ偶々ミニチュアのリモコンがあっただけですけどね。

デカいし重いからあんまり動かしたくないの気持ちは正直あります。でもよく動くんですよね……

頭部ヘッドはフルマスクフェイスなのでコンボイ系とかよく言われますけどこのマスクは庇が目の上端とほぼ一緒な上に赤目って事もあってかなりの悪人顔(※個人の感想です)。イケメン系の顔って言い方もありますね。IDW スカ便軍団のスピ二スターを彷彿さすイケメン悪人顔に見えます。

パワー!二の腕が滅茶苦茶太いので結構腕の可動に制限ありそうですが肘が二重関節になって居るので良く動きます。

腕組は不可。ギリで拳同士は重なるので指ポキポキとか中国武術の抱拳礼とかはイケそうです。これは両手で杖を抱えてみた奴。

立膝はかなり厳しい。上半身もかなり重いのでバランス取って自立させるのが難儀なんですよね。これは腰前屈も使って上手いことバランス取りましたがバランスギリギリなのでちょっと触ると前側にこけそうになります。

腰前屈!という訳でスーパーヒーローランディングがイケます!これなら三点支持なので安定!首も結構上向けますのでこれは良い。

可動範囲は非常に広いんですが動的なポージングはなかなか難しいですね。これは「俺!参上!」を参考にしてみました。

動的ポーズはセンスいんだよね……歌舞伎っぽいポーズにしようとしたら阿波踊りみたいになっちゃった奴。

バランスさえとれば片足立ちもイケます。

武器は2丁の大型銃。ロボットモードが大柄なので二丁拳銃でもまあまあ映えます。

個人的にはこういう持ち方の方が好き。

偶然なのか意図された設計なのか判りませんが、パトランプの径が5mmの様で銃を二の腕の後ろにマウントできます。

放水アームも取り付けるとこんな感じ。オリジナル玩具でこんな画像があったような。

全部付け。まあデカいので自分の机の上で撮影できなくて久々に白背景出してきました。

インストラクションは全然参照してなくって Ocular Max オフィシャルの Video Manual みて変形させました。変形はまあまあ複雑ですが一回変形させたら大体覚えるのであとは何度か繰り返せば暫く忘れないと思います。個人的に一番難しかったのは足首付け根の凸を展開する手順でした。最初は何がどうなってるのか全然判らずですね……

www.youtube.com

基地モードとコンバイナーモードは次回!

用語解説(テレビマガジン)

cocreco.kodansha.co.jp

テレマガさんが「リぺ」「リデコ」「パーシャル」やらの用語解説、「クラス」の概念、そして(個人的には一番勉強になった「WAVE」について解説されています。これはのちのち嘘つきが沸いた時用に備忘としておくに値する良記事だと思います。

気になったのは

リペイントとリデコの基準はあいまいで、たとえば大部分が色変えであるものの、頭部だけ新規造形になっているものはリペイントともリデコとも言うことができます。

ってとこで、「頭部新規造形ならリぺかつリデコじゃないの?」と思ったんだけど、シージのサンダークラッカーみたいに頭部リデコとは言っても表情違い程度だったら確かに「リペイント」って言っちゃうかも知らんなあ、と思い直しました。

トランスフォーマーレガシー ユナイテッド TL-63 オプティマスプライム(アニメイテッド)

今月これ以外は Core Class しか買っておらず、これが一番期待していた奴なのです。なんといっても私は Transformers: Animeited 発表時点でトゥーンナイズされたトランスフォーマーのデザインに魅了され、それがそのデザインのまま変形玩具になってしまっていることに大感動して BBTS に wave 1 全種予約してしまった程なので(私は通常しみったれた買い方しかしないのでこの時が唯一の関税とられた個人輸入経験でした)。

そしたらあーた、開封前に Twitter(旧称)で股関節不良率が異様に高いことが判明してしまうというね(´・ω・`) 大体 50% の確率位、などという情報も交錯してシュレディンガーのアニメイテッドオプな状態のまま数日放置して一緒に買った Core Class 玩具を遊び倒していたんですが、いよいよ開封して運試ししたところ……

私の個体も見事に股関節組間違いでした(´・ω・`)

しかしですね、今回はピン抜きで FIX されている人が何人もその方法を tweet(旧表現)してくれているので抜けることは確定しており、道具もある!心配には及ばんよ!とか思ってたんですけどこれが今までイチで固ぇのなんのってダイソーのピン抜きセットじゃ全然歯が立たない感じなの。

ダイソーピン抜きセット、普通のピンなら抜く方向さえ間違わなきゃあの非力なハンマーでもなんとかなってたんですが今回ばかりは全く歯が立たない雰囲気。あとあれに付属の黄色い台は今回使いづらかったので やきぶどう(@PS_Sirenstrike)さんの tweet(旧表現)を参考にさせていただいて、ハンズにて防振マットと重めのプラスチックハンマーを買って再チャレンジいたしました。

グレーの太腿パーツは画像の向きよりも 90° 横に開いた方が安定しました。また0距離でドライヤーの熱風を2分位あててプラを温めてやると良いようです。これらの試行錯誤と追加の道具が功奏してなんとかピン抜きに成功して股関節のFIXは成功しました。フゥー(´^ω^`)

と思ったらデスね、右手首のフィラーが欠品というエラー品でした(´・ω・`)

こっちは大勢に支障ないからこのままでも良いと言えばいいんだけど、一応サポセンに相談してみようかしら……欠品部品だけ送ってくれればいいんだけど、タカトミは本体交換とか言い出すから気が引けるんだよね……

オルトモード:

レガシーのアニメイテッドユニバースはプロールが発売されていましたが彼はオルトモードもロボットモードもオリジナルからはかなり離れたデザインで、一部には不評でした。

私もG1ナイズは判らんでもないけどアニメイテッドプロールはヒョロくてこそ、と思って居たので当初スルー、Amazon プライム感謝祭で4割引きになっていたのを価格に釣られて買ってしまった経緯がありますが、蓋を開けてみたらあれはアレで良いものでしたっけね。

なんですが今回のオルトモードはかなりアニメイテッドのデフォルメデザインに寄せてきている気がします。良いぞ。

天井部のパトライトは梱包状態では取り外されており最初に取り付ける必要があります。5mmジョイントとペグで固定しますが、取り付け側の天井部にはこのパーツの固定に全く関係ない、赤青のランプ部分で隠れる位置にも5mmジョイントが設けられており、リデコかパーシャルでも企画してるのかも?と疑っています。しかしこのボディ、よっぽどの大規模変更しない限りは他にアニメイテッドモーターマスター位しか使い道ないよね……という訳でレガシーでモーターマスター(アニメイテッドユニバース)が出るんだと思います!

側面。見た目はオリジナルの設定どおり4輪ですがタイヤ位置がかなり後方にありフロントオーバーハングが凄いことになってます。

当然この状態ではフロント側がコケてしまう為、キャビン直下のグレーパーツ部分にもタイヤが付いており、6輪車になってます。これがG1ナイズって事かしら?空力目的で後輪をスパッツで隠すケースはありますが、これは一体?(見た目をオリジナルアニメイテッドオプティマスプライムのオルトモードに似せる為です)。というかハンドル切れなさそうなので曲がれるのか心配。

底面から見ると6輪車であることがはっきり判りますねー。ファイヤーコンボイの補助輪的な造形ではなくトレッドも掘られているのでこういう車両という事なんだと思います。

オルトモードの時の武器搭載は斧側の5mmジョイントを使って固定しますが、こんな感じ。

こういう感じで積載出来れば最高だったんですけどねえ(´・ω・`)天井部に繋がってるヒンジに穴開ければ出来そうな雰囲気はあるんですが、強度的な兼ね合いで諦めたんじゃないでしょうか。

キャビン側面にも5mm穴があるのでこういう感じに固定することも出来ます。

海外版発売時に散々話題になって居たので今更ではありますが、運転席の内側にちゃんと運転席のモールドがある!こういう拘りは嬉しくなりますね。タカラトミー側の設計は山田康記さんとのこと

ただし実際には予想通りシートとハンドル位置が近すぎな上に、座面とハンドルがほぼ同じ高さになってしまうので搭乗は無理ですね。

ロボットモード:

オリジナルのアニメイテッドコンボイはどの型も太ももが細く造形されていて、カートゥーン独特のデフォルメ体形を表現していましたが、レガシー版は所謂 G1 ナイズされており下半身のデフォルメは控えめになっています。しかし逆三角形の胸部や太ましい腕は割とアニメイテッドバランスのままとなっており、非常にうまい落としどころを見つけたな!って感じのデザインに仕上がっていると思います。

下腕がゴム手袋履いたように青いのがアニメイテッドオプティマスプライムの特徴ですが、玩具ではこれを再現するのは、オルトモードで腕がキャビンの一部になる変形パターンでは結構難儀で大雑把に四角柱としてその側面4面共青色になってる玩具は存在せず(セイバートロンモードオプティマスプライムではフューチャーデザインで誤魔化しきって4面共青な下腕実現できていましたが)、本玩具でも2面が青、もう2面はオルトモード側面の赤/銀/黒のカラーとなって居ました。なのでロボットモードも横から見るとちょっと劇中とイメージ変わってしまうんですよね。

胸部はデフォルメされていますが全体的にマッチョで、このデザインがカートゥーンデフォルメでアニメイテッド劇中のデザインになったのかな?という感じ。この体形を実現するためにオルトモードのフェンダー側面は斜めに畳まれており、非常にユニークな変形パターンとなっています。でも合理的で直感的に判りやすいのでマニュアルなしでも変形させることが出来ましたよ!

可動は優秀ですが、私の個体は組み間違え修正前は全然股開かない状態だったのに股関節が緩め。

とは言えこれ位は自立する程度には保持力ありますが、大股開きポーズ取らせてると又裂きか上半身が後ろにコケるかしがちです。

脚部は太腿部が結構前側に倒れた状態のややS字立ちに近い角度が自立させやすいと思います。

ウルトラアックス(又はイオンアックス)が付属。柄が伸びるギミックしかないですが造形は非常に素晴らしい出来栄えです。刃の反対側のジェットノズル状の箇所に 5mm 穴があるのでなんか炎エフェクト付けられるかもしれないですけど、5mm 穴用のエフェクトパーツなんてありましたっけ?

我が家ではエフェクトパーツ全然使ってないのでこういう遊び方しか思いつきませんでした。

斧は背中に背負わせることが可能。5mm ジョイントは3か所あり、上記画像は斧等部分の少し短い 5mm ジョイント使って接続しています。

Optimus Prime (Animated) - Transformers Wiki

頭部は恐らく上の設定デザインの顔を元にしているのでは?という気がします。アニメイテッドデザインの特徴の一つである顎は控えめになってますが。

首の関節はちょっと独特でボールジョイントの玉側の付け根がピン接合による軸可動となっており、上下方向に首が可動します。これによってボールジョイントのみの時よりも上下方向の可動は荷が増えている気がします。ボールジョイント部と組み合わせて二重関節の様になっているんので、僅かですが顎を引くことも出来るので割と表情付けに役立ちそう。

太腿が若干短いので微妙に不自然感出ますが立膝もイケます。

これは四つん這い。なんというか結構劇的なポーズになってしまうので満身創痍の人っぽさが出ちゃうんですよねえ。

尚、背中のガワを固定するタブが若干弱く外れやすいのでポーズ付けてる時にちょいちょい外れっちゃうのはちょっとストレスです。

ウルトラアックス(イオンアックス)の柄は 5mm 部分を伸長可能です。

肩の可動が結構制限あるので胸の前で両手で握る様なポーズは出来ないんですが、どうにか両手持ちも可能です。これはちょっと小野まじめさん風味。

これは pixel7 の広角で撮って見たのでなかなかダイナミックな画だなって思ったんですけど、全体的にどこにもピント合ってないので下手糞だなって思いました。

胸部のガワは変形の都合で開くことが出来るので「イジェークト!」って真似してみた奴。

設計やスタイルは申し分ないし、変形も面白いので多くの人に遊んでもらいたい傑作ではあるんですよね。でも股間部の組間違いや手首フィラー欠品など、品質が安定していないのがなあ。TF好きを広げることが出来るポテンシャルの玩具なだけにちょっと残念。しかしこの円安で出来るだけ値上げしない為にコスト削減を色々やってるんだろうし、その中に品質管理工程をちょっと「合理化」しちゃったとこもあるんじゃないのかな?と思うと強い言葉で批判するのもちょっと違うよなあと思うんですよね。不良品は客相に交換対応要求するのはまあ当然 として、怒ったって自分が気分悪くなるだけなんだからそこは温和にやろうよって思うんだよね。私も手首フィラー欠品は客相に相談するよ!

【非正規】MP 相当の RotF サイドウェイズっぽい奴

備忘備考。非正規界隈では Unique Toys の MP 相当 AoE スティンガーっぽい奴の試作が話題ですが

www.tfw2005.com

個人的には capcomkai さんの Instagram で見かけたタイトルの奴が非常に気になってます。Unique Toys のスティンガー風はロボットモードでガワが完全に消失している凄い設計なんですが、個人的にはいい感じにガワを残したロボットデザインの方が好みなので

https://scontent.cdninstagram.com/v/t39.30808-6/440281996_18435970660041884_4633580027520503935_n.jpg?stp=dst-jpg_e35&efg=eyJ2ZW5jb2RlX3RhZyI6ImltYWdlX3VybGdlbi44Njd4OTQyLnNkci5mMzA4MDgifQ&_nc_ht=scontent.cdninstagram.com&_nc_cat=108&_nc_ohc=zvZgQeHkPrsQ7kNvgFI9X3r&edm=APs17CUAAAAA&ccb=7-5&ig_cache_key=MzM1NzY5MjE5OTM2NDc2NDM4Mg%3D%3D.2-ccb7-5&oh=00_AfD1H3e1tsHDBfy2NRypz_PijGuYchYgkZ38TkC5TVWsFQ&oe=663B7A84&_nc_sid=10d13b Capcom Kai | Transformable Rotf sideway model kit by tianyi design studio, I thought it was dmk model kit from the beginning! | Instagram

こっちの方が気になっちゃう。一見して非変形モデルに見えるんだけど ”Transformable Rotf sideway model kit” って記載と、オルトモードの画像が掲載されているので変形トイには違いないと思うんだけど、 tianyi design studio って聞いたことないのでガレージキット的なものなの?販売予定有るの?という心配はあるんだけど、

www.instagram.com

続報によると量産しているっぽいので滅茶苦茶期待している。これは別物かも……

問題は販売ルートあるのかな?と円安だから購入価格が怖い事。でも入手できるなら購入したい……

www.tfw2005.com

トランスフォーマーレガシーユナイテッド TL-61 タスマニアキッド

アニメ本編だと大体ビーストモードで行動していてそのビーストモードの顔が大変に怖い。タスマニアキッドの作中での立ち位置は G1 のビーに相当する若手ポジションだと思うのでもうちょっとかわいい見た目にしてくれたらよかったのにね、と最近配信みてて思います。

今木商事先生の描く漫画版タスマニアキッドは非常に愛くるしいし、実際のタスマニアデビルはクマxネズミみたいなビジュアルだからあんなおっさん顔じゃなくてもっと可愛く出来たと思うんだが。劇中のタスマニアデビルの特徴的な尖った耳から想像するに、ビーストモードデザインした人はタスマニアデビルがどんな生物課よく知らずに語感から悪魔的な耳を備えてしまった気がするので怖い顔も「デビル」っぽさの表現という可能性があります。

パッケージに描かれているビーストモードもまったく謎のどうぶつ。どっちかって言うとなんか知らんけど害獣感ある恐怖生物の趣ですよね。タスマニアデビルのタの字も無い。なんというかイタチとかクズリとかそういう凶暴動物感がありますね。

実際のタスマニアデビル有袋類フクロネコ科で、別名がフクロアナグマという色々属性が混じった感じで見た目は冴えないネズミ(ちょっとクマっぽい)って感じなのでデビル感無いじゃん?なんでそんな名前なんだろう?……あー成程(検索中)、なるほど、鳴き声が気持っち悪くて藪の中から聞こえる不気味なうなり声が「悪魔が潜んでる!」的に想っちゃったんだって!そりゃ見た目に出ないわ。

ビーストモード:

パッケージイラストが玩具のビーストモードデザインから起こしているんだろうというのは判りますが、イラストの方はちょっとデビル感多めに持ってしまった感があります。

ビーストモードの頭部がロボットモードの足首を構成するパーツ移動な辺りはオリジナルである98年版玩具を踏襲した変形パターンですが、ロボットモードの腕がビーストモードの後脚になるギミックが増えており、Core Class ですがオリジナル(Basic Class)よりも凝った変形になって居ます。

頭頂部の「蓋」に隙間ができやすい個体が多いようです(Twitter(旧称)でそんな書き込みを見た気がします)。私の個体も左側の隙間がやや目立ちます。この辺りはパーツ精度や可動部の遊びなどの兼ね合いなので仕方ない。射出後のプラのヒケとかが影響している可能性もあるからね。

ビーストモードは98年版がかなりの架空どうぶつだったのに対して現実のタスマニアデビルに寄せてきたのかな?という造形ですが、ちょっとバランス違う気がするし、ロボットモードや劇中のビーストモードの体色を再現するとタスマニアデビルに見えるようにするのは無理なのでは?

タスマニアデビル感は無いんですがどうぶつとしてデフォルメ感を消す為に頭部を頭部を小さめに造形したんだと思いますが、その結果ロボットモードの胸部がダミーとなってしまったんだと思うと、98年版同様にデフォルメ謎どうぶつでも良かったんじゃないのかなあ、と思います。あれはあれでアニメ劇中のビーストモードに割と似ていたと思いますし。

尻尾は98年版玩具でも劇中でも黒っぽいカラーの筈ですが、本玩具では胴体部分と同じ茶の成型色で未塗装となって居ます。銃身部分が取り付けピンも兼ねているのでそこだけ塗装って訳にもいかないと思うし、尻尾はロボットモードの肩や太ももと同じ濃い灰色の成型色で良かったんじゃないの?と思うんだけど、どうして胴体と同じ成型色にしてしまったんだろう?

ビーストモードでも可動可能な関節はありますがポージングに使える気がしないので顎以外は無可動と考えた方がよさそうです。

ビーストモードの頭部は変形の都合上蓋の様な構造になっておりパカパカ開閉可能です。開けるとゾイドコクピットっぽく見えなくもない……気がします。

変形はビーストウォーズ Basic Class 玩具でお馴染みの動物のひらき変形。Twitter(旧称)で敷物に見立ててた人が居ましたっけね。

98年版とのビーストモード比較。私はビーストモードの造形は断然98年版の方がすきですね。

劇中では移動シーン以外、ビーストモードでも殆ど直立してた印象ありますが、どっちの玩具もビーストモードで直立は苦手。

トランスフォーム:

変形パターンは概ねこう。脚部は胴体内に収納されて前方に配置されます。膝の部分にジョイントがあり正位置にロックされます。

あとはビースト後肢の尻の付け根にもロックピンがあり正位置にロックされます。タカラトミーの設計担当は國弘高史さんのようです。ビースト玩具はふわっとした変形になりやすいんですが、要所にロックピン設けることでカッチリ変形できるよう配慮されていて流石だなって思いました。

ロボットモード:

ロボットモードはもう劇中そっくり。ああそうか、ビーストの頭部小さくしたのはこっちのスタイルの為か。毎回書いてる気がするけど最近のTF玩具の傾向としてロボットモードのスタイル優先な方針があるように思いますが、その方針があるなら正にその通りの設計。文句なしじゃないかしら。

尻尾は尻尾のままロボットモードで居ることは可能ですがほぼ足の長さと同じなのでポージングの邪魔になる為、取り外すことになると思います。

片足立ちの際に支えとして使うのはアリかな?足底の形状が非常に幅が狭い為支えなしの片足立ちはほぼ無理なので使い道はあるかも。

という訳で尻尾はトボットモード時は武器として腕に装着することになります。掌が 平手なので手持ちが出来ず下腕のジョイントに固定する方式なのは98年版玩具と一緒ですが今回は甲側にマウントがあるのでまあまあ自然な感じにはなりました。あとは武器の色だよなー。

スタイルもさることながらフェイスも劇中デザイン過ぎる。真っ黒で画像だとモールドが判りにくいですが頬に入れられた左右二本づつのラインもモールドされています。非常にヒロイックなイケメン。ちょっとメタルダーを彷彿さすルックスなので東映で主役張れる顔だと思います!

可動については腕側は肩部が側に干渉しますが概ね自由度高く、立膝、スーパーヒーローランディングも可能。

銃は上腕取り付け式なのでこんな感じ。

掌に3mm穴があるので SS BBM ランブルの武器を手持ちさせることが出来ます。3mmジョイント備えた武器なら接続は可能ですが、向きが独特なので持たせることが出来る武器は限られると思います。

ただまあこの武器がロボットモードで装備していない時にどこかに吊るしておくことが出来ないのが残念ですね。上の画像ではガワと肩の隙間に無理やり突っ込んで背負わしている風にしていますが、背中側に5mm穴設けて欲しかった。

平手なのでポージング表現力高め。握り手だと難しいポーズとかやらせたくなっちゃいますね。

こういうのとかも。

オリジナルの人と2ショットも。比べると「オリジナルの方こんなに劇中に似てなかったっけ??」ってなるな。しかしそれぞれ異なる魅力があるのでこれはどっちも好き(´^ω^`)

追記:

ハスブロのデザイナー Evan “naveskoorb” Brooks 氏の Instagram に掲載されたビーストモードのコンセプトデザインをみると劇中の特徴的な悪魔的な耳を持ったタスマニアデビルっぽいデザインだったようなので実際の玩具のビーストモードデザインは小サイズ玩具故の制約等で変形を仕込んだ結果の様な気がします。この玩具のビーストモードが貧相に見えてしまう最大のポイントは細い後脚なんですが、これはロボットモードの腕になる為ボリュームを減らすしかなく、恐らくコスト的制約でロボットモード手首はボールジョイントにするしかなかった故に、(哺乳類なのに膝が逆関節になってしまう為)ビーストモードの後脚の可動を殺す必要があってほぼ固定にした、というロジックが見えてきました。なるほどなー。

news.tfw2005.com

https://news.tfw2005.com/wp-content/uploads/sites/10/2024/04/Legacy-Core-Class-Behind-The-Scenes-06.jpg

https://news.tfw2005.com/wp-content/uploads/sites/10/2024/04/Legacy-Core-Class-Behind-The-Scenes-07.jpg

※おおもとの Instagram ではタスマニアキッドの画像を見つけられなかったので TFW2005 の記事から引用。

トランスフォーマー スタジオシリーズ SS-123 モホーク

モヒカン蛙ことモホークが遂に公式から発売です。これまで非正規からは2種1発売されていましたが、トランスフォーマー 最後の騎士王(TLK)公開当時には発売されておらず、本作では他にも劇中登場してるのに発売されなかったキャラクターが多数居て TF 人気の陰りを感じた覚えがあります。1作目の勢いだったら「ヒトラーを殺した時計」も発売されてたかも知らんぞ。せめてブルドッグ(alt: MarkIV 戦車)は公式から発売して欲しいし、そのためのスタジオシリーズなのでは?という気がするので是非計画して欲しいんだけど、スタジオシリーズだと(ざっくりとした)スケール合わせがあるから最低でも Voyager Class で出さないと駄目なのか。非正規品としては Toyworld から発売されていた TW-FS01 がありますけど、変形玩具としては良い出来らしいですが劇中の姿に対してやや貧相なロボットモードなのがなあ……(という事で購入してません)。

閑話休題。首がもげるギミックがあるのに窓あり窓なしパッケージなのちょっと怖い気がします。頭部はナイロンタイで固定されてなかった気がするんだよなあ。ハスブロ版の製品名は「DECEPTICON MOHAWK」。ネイティブアメリカンには由来しているように見えないデザインなのでこのネーミングはヘアスタイル(ヘアスタイル?)に由来しているんと思うんですが、アメリカ英語ではモヒカン刈りの事を「モホーク刈り(Mohawk hairstyle)」って言うのが一般的なんだって!へー。

オルトモード:

オルトモードは Confederate Motorcycles P51 Combat Fighter です。一見非常に SF 的(スチームパンク的?)なデザインですけど、ガーターフォーク、Vツインエンジン、リジッドっぽい尻下がりなフレーム形状など、アメリカンバイクの系譜なんですよね。

screenonline.jp

この記事によると61台生産された特別モデルだったようです。排気量132 立方インチ (2163 cc)という日本の感覚からすると二度見するような糞デカエンジン搭載していますが、ハーレーダビッドソン CVO(1977 cc)トライアンフの ROCKET 3 STORM (2458 cc)とか大型バイクとしてはまあまあ到達しているレベルなので吃驚するほどではない(するけど)。市販されたバイクとしては10台しか販売されてませんがダッジ トマホークが6100 cc という気違いレベルも存在します。ガーディアン風玩具の TFC Toys Prometheus の TFC-02 Warning Line がこれをモチーフにしてましたっけねえ。

関係ないけど P51 Combat Fighter って 二次大戦で活躍した戦闘機の P51 ムスタングから名前を取っているみたいで、日本で言ったら最新バイクに「ゼロファイター」ってネーミングしちゃう的な厨二病的痛さを感じてしまいますが、まあ日本には童夢-零ってスーパーカーがあったからな……元ネタとなったP51 ムスタングロールスロイスのマーリンエンジンを搭載していますが、この「マーリン」は綴りからして恐らくアーサー王伝説の魔術師から取ったネーミングだと思うので、おっちょっと最後の騎士王に繋がってきたんじゃないの?桶屋が儲かるみたいな話だし、ベーコン数みたいなこじつけではありますが。

閑話休題(2回目)。さて、本オルトモードはライセンスを取ってないらしく一部でデザインが変わっています。小サイズ故の物理的な制約ってとこも多分に多いんですが、そうはいってもヘッドライトが縦目二灯になっているのは明らかな意匠変更でしょう。

あとこれはなんでこうなってしまったのか判らないんですが、フロントのブレーキキャリパー位置が異なっており(本来は進行方向に対して後ろ側に付いてる)しかもちゃんと赤塗装されているので非常に目立つ。シングルシートの直下にロボットモードの足首がモールドされている為フレームのラインが繋がって見えないのがちょっと残念ですが、ここも本来はリアタイヤとほぼ一体化して目立たないリアフェンダーのデザインをシート直下にフェンダーがあるデザインに変更したのかもしれないですね。そうしてみるとコストやサイズの制約でデザインが変わってしまったというよりも意図的に意匠を変更してこの形状になっちゃってんだな、と思いました。まあ細部はスケール制限で再現できてなかったり、逆にそのサイズ故に誤魔化せてたりってとこがあるので、サイズに合わせた上手な設計だなと思います。タカラトミー側のデザイナーは山田康記さんとのことインタビューによると2019年入社らしいので今年5年目、レジェンド揃いのタカトミTF設計部門に於いてはまだまだ若手と思いますが今後の設計も期待しています。

オルトモードの全体的なデザインとしては腕の処理が車両の左右に取り付ける式なので肩幅詰めてるとしても幅を取ってしまうのが難かな?とフィギュアを跨らせた時にはちょっと思いましたが、案外目立たないですね。

この角度から見るとサイドバッグに見えなくもない。

試しに腕を取り去ってみたところ、確かにすっきりするけど後方から見た時にちょっと物足りない感じがするので腕はここにあった方が良いねと結論しました。

同時に発売された SS Core Class BBM Concept ランブルがなかなかのジャストサイズ。自立させるのがちょっと難しいですが車両右側面に取り付けるナイフをスタンドにしてバランス取ってます。

でも降車するとちょっとバイクのサイズが小さい感じしちゃうんだよなあ。

同じく山田さん設計の SS Core Class BBM アーシーと比較するとオルトモードでは 50cc バイクみたいに見えますね。

オルトモードのサイズは SS Core Class BBM ラヴィッジと大体同じくらいかな。

ロボットモード:

ロボットモードになると膨張するタイプの変形。劇中だともっと細いんですが、Core Class なので関節の仕込み的にもタカラトミーの TF フォーマットではこれが限界だと思います。手首は 3mm 穴。最近の TF 玩具は武器使いまわし遊びを考慮しての事だと思うんだけど、Deluxe Class でも拳に 5mm 穴開けてきちゃってデザインを損なってるのが多い(最近のだと SS RotB ナイトバードとか)ので、Core Class で 3mm 穴良いならデザインに応じて変えて欲しいですね。

今回は閑話が多い……膝関節はデザイン上は二重関節になっていますが上側はダミーとなっています。ロボットモードだとつま先の形状がね……多分オルトモードのリアフェンダー風デザイン優先しての事なんでしょうけど、特徴的な鍵爪風に見えないのがちょっと残念。それ以外はもう素晴らしいディティール、スタイルだと思います。

後ろ姿。サイズ的、コスト的な制約も当然あるんだけどロボットモード時のタイヤの処理がやや雑と言えば雑。特に後輪側(左腕の後ろ)はアームの位置も背中に近いので腕の動きにちょっと干渉しちゃう。ここはサードパーティの Deluxe Class 相当の玩具でも差し替えにしてしまう程難易度高い設計なんだと思うんですが、劇中デザインでは左右の肩からタイヤが生えてきちゃってるのでもうどうしようもないのでは?いつか MPM で発売出来た暁には劇中に近い肩部表現に挑戦して欲しいですね。武器のナイフを尻に取り付けられるのはすき。

頭部ヘッドのモヒカンは抜きの都合、強度の都合、安全性の都合のどれかまたは複合的な要因で(だと思うんですが実際どうですかね……)ひとつながりになってしまっていて魚の背びれみたいになっています。その為ちょっとオコゼルゲ(@超人バロム1) に見えなくもない。ベイバースの TF はウィーリーとかキッチンボットとかの小型の奴には人間的モチーフの顔が用いられること多いですけど、3m 超えるサイズの人間体形 TF ではちょっと珍しいのでは。

www.tfw2005.com

切り離されてないから、という理由もあると思うんですがモヒカンが無色彩なのでちょっと劇中と異なる印象になっているのは残念。造形的には結構劇中に似てるんですけどね……私の Twitter (旧称)タイムラインには早速切り離してる人がいらしたので劇中そっくり造形+塗装カスタムが出てくるのも時間の問題と思います。

頭部は 5mm ジョイントで接続されており取り外し可能。劇中の断末魔再現ギミックですが、今回のモホークを予約する決め手になったのこのギミックだもんね(´^ω^`)これを盛り込もうって発想したの本当に素晴らしいと思います。断末魔って書いたけどこの人胴体爆発して沸騰だ頭部だけのこの状態で喋ったりしているので TF1 フレンジーみたいに頭部だけからも再生可能な不死身系スパークの持ち主かも知れないので、続編でこの後のサバイバルを見せて欲しかった気はします。あと口が開閉可能。やられキャラに合ったら嬉しいギミック全部入っとるやないかい!

かつてないほど簡単に頭部すげ替え可能なので ThirdParty から劇中そっくり頭部アドオンとか出る可能性はありそう。

ブロッケン伯爵ぅ~

可動はまあまあ優秀なんですが踵が全くないタイプの足首、爪先を上に上げる方向にはあまり可動範囲が無い上に、個体差なのか知らないんですが右ひざ関節側にだけクリックがあるという謎な仕様(もしかすると左側のクリックが死んでいるのかもしれないですが)なのでちょっと立たせづらい。

なので正当な格好良い立ち姿は苦手で、シャブ中のチンピラが刃物振り回してるみたいな姿勢が滅茶苦茶得意。キャラ的にあってる気もするんですけど口は悪いけど陽気で気さくなキャラっぽい気もするのでこれは俺バースのチンピラモホークちゃんという事にします。

脚部が細いのが功奏して深く曲げることが出来る為、立膝は容易い。んですが、この姿勢でも結構バランス取るのは大変でした。

エスト回転も無いし、腕の長さは標準的にも関わらず、太腿を股関節付け根で深く曲げることが出来るのでスーパーヒーローランディングはイケます。これは良玩具。

膝を抱えて体育座りもイケますがこの状態でも後ろにコケ易くこれは壁にもたれさせて誤魔化しています。「うわぁぁぁ!来るなー!」つって怪異を刃物で威嚇してるみたいなポーズですね(´^ω^`)

これが上手いことやって後ろにコケ無くなった体育座り。マウスオブマッドネスで完全に狂ってしまったサム=ニールみたいですね。

どうにか安定して体育座りさせたいという謎の欲求の果て、たどり着いたのはタイヤを支えに使う方法でした。肩回りすっきりしちゃって完全に呆けてる人になっちゃったのはちょっと失敗。

Core Class で背比べ画像撮影したらなんか家族写真みたいになっちゃった……オルトモードではアーシーの方が断然デカかったんですがロボットモードではほぼ同身長。そしてやっぱりコンセプトランブルのちびっこいこと!

製品台紙は背景画像のタイプですが、形状的にはもう屏風にすらならない感じですね。自立不可。風景はケイドのジャンクヤードだと思います。

今回劇中スタイル確認で最後の騎士王見直したんだけど、いやまあ脚本はなかなか酷いんだけどアレはアレで滅茶滅茶燃えるヒーロー映画なので TF 好きとしてはアリ過ぎる作品です。それ故に未発売の劇中登場キャラ全部出してほしいよねとか思うわ。なんならロボットモードを披露しなかった 全翼機(多分 YB-35)とかアンフィオン級潜水艦とかもロボットモードでっち上げて出して頂戴。


  1. TransCraft MXG-01 Mahican と Dr.Wu & Mechanic Studio MC01 Mozart。