【s9,s10】ゲコリザx
【成績記録】
s9:最高2047 最終1970 43勝 26敗(途中から使用)
s10 :最高2005 最終リセ 141勝 102敗
【並び】
【構築経緯】
初めに竜舞リザxの性能に目をつけたところからスタートした。竜舞を覚えるポケモンの中で、一回舞った後の抜き性能はリザxが突出している点を評価しこれを軸としてptを組むことを試みた。
リザxを採用するにあたり、浮上する課題はリザードン固有の問題としてステロに弱いこと、ミミッキュの存在により一方的な展開を許されていないという点であると考える。
これらを踏まえ、以下の並びを考案した。
ゲコ+クッション(ランド)+リザX
ステロ展開を抑止する役割としてゲッコウガを採用した。理由としては高いsに加え、ステロ展開をするポケモンの多くにタイプ有利を取ることができることと、様々なアーキタイプが存在するため、採用し特であると考えたためである。
また、クッションを採用することで有限サイクルが可能になる為、一方的な展開という問題を回避することができる。
以上を基軸とし、残りの並びをフェアリーに対する強力な圧力としてメタグロス、数値受けに対する崩しとしてミミッキュ、ゲコガッサに対するメタとしてコケコが無難に構築にはまり、今回の並びとなった。
【個別】
ゲッコウガ@気合の襷 激流
147-×-88-155(252)-91(4)-191(252+)
熱湯/水手裏剣/凍える風/挑発
熱湯は火傷が偉い。流行のピンチベリーカバを激流熱湯で落とせないデメリットがある。波乗りに変更や控えめ採用など一考の余地あり。
氷技はレイビを打ってもマンダは落とせないため激流ならば凍える風一択だと考えている。
191(212)-170(36)-154(236+)-×-101(4)-114(20)
地震/岩石封じ/とんぼ返り/剣の舞
ガルーラを受ける為ゴツゴツメット採用とした。技の4枠目に関して、ピンチベリー採用を考えていた時はビルドアップを考えていたが、ゴツメならば剣舞でも良いのではないかという考えからの試みで採用した。
153-200(252+)-132(4)-×-105-152(252)
フレドラ/ドラクロ/雷パンチ/竜舞
ドラクロと雷パンチの威力の低さを補うため意地っ張りでの採用とした。3wのため打ち分けができるドラクロが偉い。デメリットは+0ドラクロでマンダを落とせないこと。
155(196)-143(156+)-119(148)-×-126(4)-117(4)
戯れ付く/影うち/剣舞/挑発
数値受けを誘い倒すことができる挑発採用。
カプ・コケコ@拘りスカーフ
145-167(252)-105-×-96(4)-200(252+)
ストッパーとして運用できるスカーフとした。地面と対面した時のまともなケアが存在しないため稼げるアドよりアド損の方がが大きく、選出がほぼできなかった。
@メタグロスナイト
187(252)-195(100+)-171(4)-×-131(4)-149(148)
サイクルをメインとしたptではないため、自信の突破力を上げることができるグロウパンチを採用した。
【使用感】
選出の拘束がとても酷かったと感じる。鋼を崩す手段がリザしかいないということと、炎を受ける手段がないため下手に鋼を選出できないということから9割リザ選出をさせられていた。リザを出すということはステロケアもしなければならなく、リザとゲッコはほぼセットとなっていた。
また、ゲッコウガと数値受けが重たいため、基本選出がゲコリザミミであり、対面的展開をする試合がほとんどとなっていた。
s10あたりからはリザが起点にする筈の鋼が炎に打点を持っていることが増え、しっかりとした起点を与えなければ積むことができないことが多かった。
【総評】
積めていない状態のリザードンは有利対面が取れない限り弱く、展開で起点作りをするとミミッキュの課題をクリアすることができないというジレンマがあり、サイクル適正のあるボーマンダの強さを改めて実感した。
ゲッコウガについてだが、今回使用した激流襷は強気に居座ることができる為、相手のミスリードをよく誘ってくれる点が強かった。考慮しきれないほど存在する型の豊富さ故の強さであると感じた。本構築のmvpを挙げるとするならこのポケモンだろう。
【special thanks】
構築相談から通話まで付き合ってくれたティラミスぽけ君