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ユニバーサルからプルリバーサルへ──多元世界に向けたデザインを考える(後編)

プルリバース(多元世界的)なデザインの可能性をめぐり、人類学者アルトゥーロ・エスコバルの『多元世界に向けたデザイン』を起点にデザインリサーチャー水野大二郎に訊く編集長インタビューの後編は、世界のリジェネラティブなトランジションについて。

都市に樹木を植えれば猛暑による死者を減らすことができる:研究結果

木々がつくる日陰は、温暖化が進む都市部に大きな冷却効果をもたらしてくれる。最新の研究によると、ロサンゼルスでは樹木を増やすなどの対策によって、暑さに起因する救急搬送の数を現在の3分の2にまで減らせるかもしれないという。

「Surface」の新型ノートPCからWindows 11のAI機能まで、マイクロソフトが発表した新製品&機能すべて

マイクロソフトが開発者会議「Microsoft Build」に合わせて発表会を開催し、AIによる機能を訴求した新しい「Surface」シリーズのノートPCとWindows 11の新機能を5月20日(米国時間)に発表した。

HIVワクチンの開発が大きく前進、抗体を産生する新たな手法が秘めた可能性

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)ワクチンに必要な抗体の産生に有効とみられる手法を、米国の研究チームが見つけ出した。これにより、ワクチンの開発が加速することが期待されている。

“燃え尽きた”社員たちは、上司の知らないところでAIに頼っている

最新のデータによると、上司がそれを望むかどうかに関係なく、従業員はAIを使っていることがわかった。この変化はイノベーションというよりも、労働者の切羽詰まった状況から生まれているようだ。

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AIのリスクに対応すべく、米国や日本などが安全研究機関の世界的なネットワーク構築に動き出した

AI技術のリスクを抑制するために米国や英国、日本、カナダなどの同盟国にまたがるAI安全研究機関の世界的なネットワークを構築する方針を、米国政府が発表した。しかし、一部の国の政府が同調しない可能性もあるなど、課題も残されている。

新しいChatGPTの合成音声、「そっくり」と話題だったスカーレット・ヨハンソンの申し立てにより利用停止になる

OpenAIが発表した最新のAIモデル「GPT-4o」に基づく最新版のChatGPT。その音声は映画『her/世界でひとつの彼女』でスカーレット・ヨハンソンが演じたAIアシスタントの声に驚くほど似ていたが、ヨハンソン本人からの申し立てにより利用が停止されたことが明らかになった。

ボートのように浮いて水上も走る!? 中国製の高級SUV「ヤンワンU8」に満載の“特殊能力”のすべて

中国のEVメーカーであるBYDの高級ブランド「仰望(ヤンワン)」のハイブリッドSUV「U8」には、さまざまな“特殊能力”がある。その場で360度回転したり、なんとボートのように浮いて水上を航行したりもできるというのだ。

自称サトシ・ナカモトは「証拠を大量に偽造していた」、英国の高等法院が認定

自らがビットコインの発明者「サトシ・ナカモト」であるとの主張が、英国の高等法院で完全否定されていたコンピューター科学者のクレイグ・ライト。これまでの主張を押し通すべく数多くの証拠を偽造していたことが、英国の高等法院によって結論づけられた。

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SCIENCE

ラボでつくられた培養チキン、世界初の店頭販売がスタート。ただし、動物細胞の比率は3%

ラボでつくられた培養肉の店頭販売が、世界で初めてシンガポールで始まった。この“培養チキン”には動物細胞が3%しか含まれていないが、果たして受け入れられるのか。

サウナの利用が、うつ症状を大幅に軽減する可能性:研究結果

高温で全身を温める温熱療法がうつ症状を大幅に軽減する可能性が、小規模な臨床試験に基づく予備的な研究結果で示された。つまり、サウナ療法がうつ病に効果がある可能性があるということだ。

「DNA合成」をめぐる新規制は、悪意ある作成を阻止できるか

米政府は4月末、DNA合成の安全性にまつわる新しい規制を発表した。技術が悪用されてしまう危険性は以前から指摘されてきたが、今回の規制はDNA合成業者に対し、問題のある遺伝子配列の注文の特定や顧客の正当性の評価を求めている。

初のブタ腎臓移植の患者が死亡、その功績が患者や研究者たちに残したもの

遺伝子改変したブタの腎臓の移植を生きている人間として初めて受けたリチャード・スレイマンが、移植手術から約2カ月で死亡した。家族はスレイマンが移植を待つほかの患者たちに楽観的な見方を提供したことに慰めを感じているという。

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編集長からSZメンバーへ:「テックカンファレンスの再未来」SZ Newsletter VOL.236

東京ビッグサイトで今週開催されたSusHi Tech Tokyo 2024「Global Startup Program」の盛況ぶりから、改めてテックカンファレンスの意義を問い直す、今週のSZ会員向けニュースレター。
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自治・自律的なデザインと脱未来──多元世界に向けたデザインを考える(前編)

人類学者アルトゥーロ・エスコバルの『多元世界に向けたデザイン』を起点に、土着的な実践から生まれるデザインの再定義や、そこで立ち現れる多元世界について、デザインリサーチャー水野大二郎に訊く編集長インタビュー。
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効果的利他主義の死

世界における善行を最大化すると謳い、シリコンバレーの“宗教”となった効果的利他主義は、詐欺とマネーロンダリングで懲役25年の判決を受けたサム・バンクマン=フリードとともに終わりを迎えたのだろうか?
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あなたのデータがAIの学習に使われないようにする方法

一部のアプリでは、あなたのコンテンツが生成AIの学習に使われないように設定することができる。ChatGPTやグーグルのGeminiなどから(少なくとも多少は)主導権を取り戻す方法を紹介しよう。

BUSINESS

TikTok買収を狙う“大物”たちと、立ちはだかるいくつもの問題

“TikTok禁止法”が波紋を広げるなか、その禁止措置の回避に向けた買収の動きが水面下で活発になり始めた。大物たちが名乗りを上げる一方で、ことは単純には進まない可能性が高い。

OpenAIの「スーパーアライメントチーム」が解散、超人間的なAIの制御を目指す取り組みはどうなる?

人間を圧倒的に上回る能力をもつAIの登場を見据えて、高度なAIを制御する技術の開発を目指していたOpenAIの「スーパーアライメントチーム」が解散したことが、『WIRED』の取材で明らかになった。

Google 検索の「AI Overviews」について知っておくべきこと

Google 検索で、AIが検索結果の概要を生成して表示する新機能「AI Overviews」の一般提供が米国で始まった。生成AIが不正確な情報を表示する可能性を考えると、検索結果の信頼性の低下にもつながりかねない。

「Twitter」の名称が完全に消えた日

旧TwitterのURLが「x.com」へと移行し、その名称が姿を消した。ドメインが完全に変更され、Xへの激動の移行期間は終わりを迎えたことになる。

中国製EVに関税100%、米国政府の政策は吉と出るのか

米国が中国製の電気自動車(EV)に100%の関税を課す方針を発表した。米国の自動車メーカーがEVの販売で苦戦し、多くの企業が中国製の原材料に依存するなか、この政策は吉と出ることになるのか。

フェラーリも採用、遅延時間3ミリ秒のDynisma製レーシングシミュレーターに試乗

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「instax mini 99」はマニュアル制御と楽しいエフェクトを備えた多機能な“チェキ”:製品レビュー

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テクノロジーをデザインする人のための技術哲学入門【第8回】:東洋思想から考えるマインドアップローディング

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スマートフォンの盗難に“全方位”で対策、Androidに搭載されるセキュリティ機能のすべて

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AI検索がもたらす“世界秩序の変化”と、「Google 検索」の終焉

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モバイル環境のすべてが「Gemini」で一新される:グーグル幹部、AIが駆動するAndroidの進化を語る

グーグルの開発者会議「Google I/O」では、AIを活用した新機能が次々に発表されている。モバイルOSであるAndroidには、今後どのような進化がもたらされるのか。グーグルの幹部ふたりに尋ねてみた。

OpenAIの“アルトマン解任劇”を主導、チーフサイエンティストの退社表明が波紋

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マルチモーダルなチャットボットからAI検索、Google WorkspaceとGeminiの統合まで。グーグルが「Google I/O 2024」で発表した7つのこと

グーグルが開発者会議「Google I/O」の基調講演で発表した内容はAI一色だった。マルチモーダルなチャットボットから新しいAI検索機能、Google WorkspaceとGeminiの統合まで、注目すべき7つのポイントを紹介しよう。

新しいChatGPTに対抗、グーグルの次世代AIアシスタント「Project Astra」のすべて

グーグルが次世代AIアシスタント「Project Astra」を開発者会議「Google I/O」で発表した。人間と自然に対話し、テキストや音声、画像、動画にも対応するマルチモーダルなAIは、OpenAIの「GPT-4o」を用いたChatGPTに対するグーグルの“回答”でもある。

「GPT-4o」で進化したChatGPTを、今後も有料版で使い続けるべき理由

OpenAIの最新AIモデル「GPT-4o」は、無料版のChatGPTからも利用可能だ。しかし、有料版の「ChatGPT Plus」なら、さらに多くのプロンプトと最新の機能を利用できる。

OpenAIが示した「GPT-4o」の進化と、映画『her/世界でひとつの彼女』との共通項

OpenAIのAIモデル「GPT-4o」によるChatGPTの進化は、まるでSF映画『her/世界でひとつの彼女』を思わせるものだった。人類がどのような未来に向かっているのかわたしたち全員が認識を共有する意味でも、この映画は改めて観るべき価値がある。

M4搭載「iPad Pro」レビュー:薄く軽く高性能になったが、その利点がはっきりしない

第7世代に進化したアップルの「iPad Pro」は薄く軽くなり、画面サイズは11インチと13インチの2種類が用意された。「M4」チップを搭載して性能は大幅に向上したものの、使い勝手に大きく変わりがない点で、やや期待外れな印象も受ける。

ディズニーとワーナーが提携、動画配信サービスがケーブルテレビを“再発明”している

ディズニーとワーナー・ブラザース・ディスカバリーが提携し、米国でDisney+、Hulu、Maxをセット販売する計画を発表した。動画配信サービスの勢力図を変えようとするこの動きは、ケーブルテレビ時代への揺り戻しのようにも感じられる。

東京大学とソニーがつくる、「越境する教室」:越境的未来共創社会連携講座スタート!

東京大学大学院・情報学環とソニーグループが連携し、「越境的未来共創社会連携講座」をスタートさせた。講座のテーマは、学問や分野を越境し、新しいクリエイティビティを生み出すこと。開講に先立ち開催されたキックオフシンポジウムから、この講座の一端を読み解く。

ChatGPTが、もっと“人間”らしく進化。OpenAIの最新モデル「GPT-4o」の実力

OpenAIが新しいAIモデル「GPT-4o」を発表した。この新しいモデルで「ChatGPT」が動作することで、チャットボットとのスムーズかつ自然な音声会話が実現するという。その様子は、これまで以上に“感情”が豊かで人間を思わせるものだ。

「Pixel 8a」レビュー:上位モデルの機能を踏襲した買い得なスマートフォン

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10代でティール・フェローとなったノール・シディキは、人々が「健康な赤ん坊を産める」ようにと願い、妊娠スタートアップOrchidを創業した。新しい技術の存在を親に教えないのは「不誠実」だとする彼女に、その真意を訊いた。