あき地

updated20240430

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僕たちはなぜ創るのか

岩井圭也

好きだった創作が、苦しい……仕事を辞め、専業としてのキャリアを進み始めた小説家は、書いて書いて、ついに書けなくなった。苦悩のなかで出会った、つくらずにはいられない人と作品たち。人はなぜつくるのか——抱いた疑問を胸に、つくることの意味と根源を追い求めて、若き作家は創作の現場を訪れる。何かをつくる人、かつて何かをつくりたかった人、そしてこれから何かをつくりたいと願う、すべての人へのノンフィクション。

2024.4.30

サボる偉人

栗下直也

働きたくない。だけど、結果は残したい。そんな都合のいいノウハウを求めて、書評家・ライターで元経済記者の著者が、偉人たちの人生をひもとき、サボりながら成功する極意を探る歴史ビジネスエッセイ。

2024.4.30

ソウル㊙️博物館&美術館探訪

大瀬留美子

170を超える博物館や美術館が存在するソウル。韓国と出会って25年以上、ソウルを愛し、路地を隅々まで知り尽くした“まち歩きの達人”が、見れば見るほど、知れば知るほど行きたくなるミュージアムを散歩感覚で楽しむガイド。

2024.4.23

ニューヨークで考え中

近藤聡乃

一年だけのつもりが、気がつけばニューヨークに住み始めて早15年。まばゆい摩天楼都市の片隅で拾い集めた日々のあれこれを、見開き2ページ、一話完結のスタイルで描く、等身大のつれづれNYコミックエッセイ!

2024.4.18

裏庭のまぼろし

石井美保

さまざまな果樹や草花の生い茂る裏庭と、古い蔵の残る大阪の家には、もう誰も住んでいない。静かに時を刻むその場所は、なつかしい人びとの気配を漂わせ、時代の記憶をいまに伝えている——将校として赴任した異郷の島々から恋人に手紙を送りつづけた大叔父、軍事研究に深くかかわることになった祖父、裏庭の豊かな自然とともに生き、家族の暮らしを支えた祖母たち。文化人類学者である著者が家族史をひもときながら、戦時下を生きた人びとの日常を描くエッセイ。

2024.4.15

ごりやく酒

パリッコ

町で景色のいい鳥居に行きあたると、ちょっとお詣りしてから何の気なしに酒場に入る。たいていまだ日は高いから、店の空気も澄んでいる。酒好きな神様に背中を押されて呑む一杯は、だからいつでも特別感。ぶらぶら呑みの御利益さんぽへ今日もまた。

2024.4.12