江戸川乱歩を楽しむ5つのこと

没後50年特別企画

2015年7月、日本の探偵小説のジャンルにおけるパイオニア、江戸川乱歩がこの世を去って50年が経った。その間、彼の作品たちが、映画や漫画、関連作品など様々なメディアで広がりを見せてきたのはご存じだろう。その流れは電子書籍の世界でも同じ。この1年、江戸川乱歩は急速に存在感を増している。そこで今年、「Collemys（コレミス）」では、江戸川乱歩を楽しむ5つのキーワードを用意する。乱歩を初めて読む人も、懐かしさを持って再度手に取る人も、江戸川乱歩の魅力に触れてみてはいかがだろう。

『乱歩奇譚 Game of Laplace』 © 乱歩奇譚倶楽部

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キャラクターから知る、英国ミステリー

世界中のミステリー作品の中でも歴史を彩ってきた名作には、シリーズを通したキャラクターが存在している。普段であれば手に取りづらい作品でも、キャラクターを知ることで、その作品の世界を感じやすくなるもの。今回はそんな作品たちを、名キャラクターがそろう英国と、国内の双方で紹介していく。

「Collemys（コレミス）」は、名作ミステリーを数多く輩出してきた出版社である講談社・光文社・東京創元社・早川書房（50音順）とブックリスタが共に進める協同企画です。国内海外も新旧も問わず、各社のミステリー担当者が衝撃を受けた珠玉のミステリー小説や、その後のミステリーの形を決めた記念碑的作品など、様々な作品をミステリー愛読者の皆さんへご紹介してまいります。「Collemys」では、一見ミステリーとは思えないような意外な作品も「これも実はミステリー」と担当者ならではの目線からピックアップ。読者の方々のミステリーコレクションが充実するような企画をお届けします。