西信貴鋼索線

信貴山口~高安山
1.3キロ 200V 狭軌

1930(昭和5)年、関西有数の霊場・信貴山毘沙門天への交通機関として、大阪電気軌道により山本~信貴山口間(2.8キロ)の信貴線が、信貴山電鉄により信貴山口~高安山間の鋼索線(1.3キロ)と高安山~信貴山間(2.1キロ)の山上鉄道線が同時に開業。 大阪上本町から40分で信貴山門まで結びました。

鋼索線。車両は当時日本最大
の100人乗り
開業当時の路線図
  • 営業を再開した鋼索線
  • 太平洋戦争の激化により、1944(昭和19)年、鋼索線はレールを供出し営業を休止。 併せて山上鉄道線も営業を休止し、そのまま廃止となりました。 1957(昭和32)年春の信貴山朝護孫子寺新本堂落慶に合わせて同年3月、鋼索線は10年ぶりに最新の設備で復旧、営業を再開。 同時に旧山上鉄道線は専用自動車道に改修し、直営バスによる運行となって現在に至っています。

おもな電車

コ7形

  • 左から「しょううん」「ずいうん」
    2021(令和3)年9月
  • 1957(昭和32)年の営業再開時に製造された全鋼製車。 車内からの眺望をよくするため、天井の下半分がガラス張りで、窓が大きく明るい。 愛称は7が「ずいうん」、8は「しょううん」で、2021(令和3)年に外装をリニューアルし、1957(昭和32)年当時の塗装を復活させました。