「共感（Empathize）→問題定義（Define）→アイデア創出（Ideate）→試作（Prototype）→テスト（Test）」の5ステップに代表される「デザイン思考」。その先駆者である米IDEOの事業縮小・日本撤退の報道によって“終焉（しゅうえん）論”を唱える声が出ているが、本当にそうなのか。たしかにかつてのブームのときほどそのフレーズを聞かなくなったが、むしろ不可欠なものとして浸透し、当たり前に使われているというのが実態のようだ。活用している企業はどのように“深化”させ、ビジネスに生かしているか。その知られざる現在地に迫る。