HOWLING BULL

UNIFORM CHOICE、NO FOR AN ANSWER、UNITYという伝説的ハードコア・バンドのメンバーが集まり、94年にオレンジカウンティにて結成したIGNITE。彼らは、現代に蔓延るパンク・ロック/ハードコア・バンドとはとは異なり、化粧などをする事はなく外見には拘らない。10年以上を誇る活動歴の中で、30を超える国々をツアーし、世界中に熱狂的なファンがいる事を証明した。そして彼らは、国境無き医師団、ハビタット・フォー・ヒューマニティ、シー・シェパード、プロジェクト・ブルー・シー、アース・ファーストなどの、様々な非営利、非政府団体のサポートなども行い、さらにそれらの団体に収益の寄付も行っている。
彼らはこれまでに「A PLACE CALLED HOME (2000)」、「PAST OUR MEANS (1996)」、そして「CALL ON MY BROTHERS(1995)」をリリースしており、本作「OUR DARKEST DAYS」はABACUS RECORDINGS移籍後の最初のフル・アルバムだ。

「プロデューサーのCameron Webbをプリプロの段階からマスタリングまで迎えることで、IGNITEは新たなエレメントを獲得した。彼はSOCIAL DISTORTIONや、MOTORHEADのような素晴らしいレコードをプロデュースしているんだ。彼のおかげで、一段階上のソング・ライティングができるようになった。もっとメロディックな要素を楽曲にプラスすることができたよ」とヴォーカリストのZoliは言う。 そして完成した本作は、ヴォーカルの伸びやかなメロディー・ラインと力強いハードコア・サウンドが見事に絡み合うIGNITE史上最高傑作となった。アルバム・カラーを決める"Bleeding"には、怒りとともにメロディックな要素が含まれており、歌詞にはアメリカ政府のイラク侵攻に対するバンドの意見が込められている。"Poverty For All"は、Zoliの母国であるハンガリーを苦しめる政治的対立や共産主義について歌われている。

06年にアメリカにて本作をリリースした後は、6～7月にWITH HONORと共にヨーロッパをツアー。そして9月にはSTRIKE ANYWHERE、GLOBAL THREAT、MODERN LIFE IS WARと共にアメリカ・ツアー、そして10月にCIRCLE JERKS、PENNYWISEと共にツアーを敢行している。